2002 MARCH vol.69
 ハンディキャップの普及には全国のゴルフ場が正しいコースレートを取得することが必要である。同時進行で周辺の環境整備に取り組まなければならない。

 ここで勘違いしてはならないのが、コースレートとは、あくまでもJGAハンディキャップをとるためのもので、コースのグレードを決める要素ではないということである。

 日本のハンディキャップシステムの整備は急務であり、その中の一つであるコースレートシステムも見直される。わが国の場合、長年にわたり男女同一のコースレートシステムであったが、平成15年から女子のハンディキャップシステムを導入することとし、女子コースレートを制定した。世界の国々では古くから実施されていたことで、足並みを揃える意味合いもあるが、ゴルフ本来の目的である「誰もが平等に楽しめる」というテーマを成就するための方策のひとつである。また、「女子ハンディキャップシステム」により、女性がゴルフ競技を楽しむ機会が増え、競技人口の増加が期待できる。これから世界各国とのかかわりがゴルフを通じて深くなっていくことを思うと、非常に大きな一歩を踏み出したのである。


Back

Next
閉じる