2004 DECEMBER vol.76
日本のゴルフ界に君臨する権、李の若い世代
今年の日本アマチャンピオンに輝いた李東桓
 戦前の延以来最近、日本を舞台に活躍してきた韓国のアマ、プロゴルファーを列記すると、元戴淑(90年日本女子学生優勝)、金亨泰(99年日本アマランナーアップ)、金 渉(2001年日本アマランナーアップ)、崔京周(99年キリンオープン優勝)と枚挙にいとまがないが、至近の例では本年の日本アマのチャンピオン李東桓、日本学生に勝った権奇澤の存在が目立つ。韓国の若者の夢はアジア競技大会(ゴルフ競技としての規模は最高峰)における金メダルだ。金メダルの特典は計り知れないメリットがある。李の日本アマに優勝した感想は『大きなカップも嬉しいが、欲しいのはあくまでも金メダルです』といった具合に、はっきりした目的意識を表に出せるのは、スポーツを通じて愛国心が養われているからだろう。

 “ヨン様”に話が戻るが、彼は再三『私の家族(ファンのこと)』と発言した。日本の芸能人にはない発言だ。ファンを大切に、自分を支えてくれるファンをひと時も忘れていなからだ。朴セリが来日した時はサインをせがまれ、周囲が暗くなってもペンを走らせていた。ベテラン記者の一人は『頭の下がる思いだった』と感動していたが、日本人には見られない奉仕の精神を持ち合わせているからだ。

 アマ、プロを問わず韓国のトップクラスのプレーヤーは礼儀正しいのは特徴的なことだ。台湾出身のプロも同じ。良き風習は先輩から後輩へと教え、語り継がれて行く。どこか垢抜けた洗練されたゴルファーという印象を与えるのは、こうした良き風習が生きているからだろう。


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