 |
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
| 「ゴルフと私」 |
|
森田 理香子
京都学園高等学校2年 |
|
|
|
|
私がゴルフを始めたきっかけは、小学三年生の時に祖父が経営している練習場に、父とたまたま遊びに行ったことでした。その時から毎日練習を続けるようになり、気がつけば将来、プロゴルファーになりたいという気持ちになっていました。
中学進学はゴルフ部がある京都学園に入学し、クラブ活動に勉強にと充実した日々を私なりにおくっていました。しかし中学生の時はまだ、友達と遊びたいとか、他のことをしたいとか思うこともありました。しかしこの思いは高校入学とともになくなりました。
高校一年生の時は、多数の試合で結果を残せ、自分なりに満足でき、学校にも貢献できたように思えます。
ナショナルチーム選考会に初めて呼ばれた時、うれしさと不安で一杯でした。選考会では、技術面だけでなく、ルールやマナーといった講習もあり、勉強になりましたが、とても緊張しました。そして去年の一月、私はナショナルチームに選ばれました。正直ついていけるか不安でした。ナショナルチームでの合宿では、先輩との上下関係があり、うまく話すことができず大変辛い思いをしました。ルールの面でもわからない事が多く、自分自身が恥ずかしくゴルフをやめたいと真剣に悩みました。
そんな時、両親が私を支えてくれました。そして今の自分がある。両親には本当に感謝しています。
ナショナルチームに入っての海外試合の経験はとても不安で、結果を出さないといけないというあせりがありました。海外試合での一番の思い出は、世界女子アマチュアです。選ばれた時は、不安で自分にまったく自信がもてなく、私が行くことによって皆に迷惑をかけてしまうと思いました。委員の方や、両親からの声援で少し前向きになれたと思います。現地では、キャプテンやコーチ、一緒に闘うメンバーが、やさしい言葉をかけてくれ、不安感が少しやわらぎました。世界女子アマで良い成績を出せたのは、多くの方の支えがあったおかげだと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。
ナショナルチームに入ってからの私は以前と変わったように感じます。一番変わったことはプラス思考になれてきたことです。ナショナルチームに入る前の私は、何事にもすぐにあきらめるような弱い精神力の持ち主だったように思います。ナショナルチームに入ってからは、何事にも前向きに取り組め、いい意味での心の切り替えができるようにもなりました。
これまでゴルフをしてきて、たくさんの事を学びました。費用のかかるゴルフをやらせてくれている両親への感謝の気持ちや、先生ナショナルチームの委員の方々から教わったマナー、ゴルフをやっていてよかったなと今本当に思っています。ゴルフだけではなくゴルフ以外のことで、多くのことを学んだように思います。これからも大好きなゴルフをできることに幸せを感じます。 |
|
|
 |
|
