JAPAN GOLF ASSOCIATION
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JGA ACADEMIC GOLF AWARD
受賞者作文
大学生の部
奨励賞
ゴルフと私
東 香里
同志社大学3年
 私がゴルフを始めたのは小学校六年生の時に県の大会に出場したことがきっかけでした。
その頃やっていたバスケットボールも引退して何もすることがなくなった私は、家から徒歩三分のところにある練習場に毎日遊びに行くようになっていました。そこでは母が働いていて小さい頃からその練習場が遊び場でした。そこで最初は暇つぶしに球を打っていました。それを見た私の伯父が近くある県大会に出てみないかと私に聞きました。特に何もすることがなかった私は出場することにしました。大会当日、最初のティーショットを同組の男の子より飛ばしておきながら、上がってみると8人中8位、つまり最下位でした。私と同じ六年生の子が優勝していました。その子とのスコアの差は約60打ありました。こんなにも悔しい思いをしたのはこれが初めてでした。その日から私は毎日、真剣に球を打つようになりました。ゴルフ好きだった祖父が毎週のようにラウンドへつれていってくれ毎回変わるゴルフ場の表情に練習場とは違う魅力を感じ、私はどんどんゴルフに、はまっていきました。

 地元の高校を卒業し、進学すると決めていた私は迷わず同志社大学に進学しました。なぜなら、私はプロでもアマチュアでも人間的に素晴らしいゴルファーになりたいと思ったからです。ゴルフだけ出来ればいいと言う人間にはなりたくないと思いました。同志社大学在学中に自分の進路を決め、その中で自分がどう努力していくか試してみたいと思いました。しかし、大学のゴルフ環境は入学時に思っていたものよりかなり厳しいものでした。自分が努力しないとどんどん落ちていく世界でした。中学・高校の時のように、努力しないと叱ってくれるような人はいなくて、全く自己責任の世界でした。でも、その環境が今の私を日本女子アマのランナーアップにまで導いてくれたのだと思います。

 去年は私にとって経験の一年間でした。日本女子アマでは息の詰まるようなマッチを繰り返しランナーアップになったことや世界のトッププレーヤーと一緒にラウンドし、世界のレベルを自分の肌で感じたこと。でも去年一番の経験は昔から憧れだった日本女子オープンに出場出来たことでした。自分が押しつぶされるような雰囲気や緊張感、この中でプロの人たちは戦っているのだと痛感させられました。今回は予選通過まであと一打というところでしたが、私にとってこの二日間は何にも変えられない大変貴重なものでした。今年もこの日本女子オープンに出場して、素晴らしい雰囲気を楽しみつつ、ローアマをとりたいと思います。そのため。去年の経験を生かし、今年は努力の一年にしていきたいと思います。そして、いつまでも感謝の心を持ってゴルフをしていきたいと思います。
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