JAPAN GOLF ASSOCIATION
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JGA ACADEMIC GOLF AWARD
受賞者作文
大学生の部
優秀賞
ゴルフと私
坂下 莉翔子
(同志社大学2年)
 私がゴルフを始めたきっかけは、「お姉ちゃんよりゴルフが上手になりたい」その思いからでした。小学三年生から始め、来る日も来る日も練習場に通い、休みもなくゴルフ漬けの毎日でした。それなのにあまり上達しなかったためゴルフはあまり好きではなかったかも知れません。

 高校も姉の後を追い同じ高校に入りましたが、思ったような成績が残せず、悔しい思いをしました。そして、あるきっかけから思い切って練習環境を変えました。その頃からゴルフを楽しむことが出来るようになり、またゴルフに打ち込めるようになり、自然と結果を残せることが出来ました。日本女子アマチュアゴルフ選手権に姉と一緒に出場出来たことが、高校時代の大きな思い出になりました。

 姉とは同じ高校でしたが、三歳違いのため同じチームで戦ったことがなく、「姉と同じチームで団体戦を戦いたい」そんな理由で同志社大学を目指しました。高校で大きな成績がなかったうえ、勉強もあまり出来なかったため受験は大変でした。私が同志社大学に入れたのは、奇跡と言っていいほどです。昨年2013年は、私の人生に大きな足跡を残せた一年でした。中でも、日本の女子学生ゴルファーの誰もが憧れる日本女子学生優勝という結果を残すことが出来ました。会場であった加古川ゴルフ倶楽部は、父の実家のすぐそばで、何か不思議な出来事のようでした。

 大学に入ってからは、ゴルフと勉学の両立で大変苦労をしました。ゴルフがしたいのに授業に行かなければならない。出席重視の授業が多いため、学生の試合を含めすべての試合に出場することができない。試合が早く終われば、学校へ戻り授業に出席する。また、下宿生活のため、自分のことは全て自分でしなければならない。このような大学生活の中で、この日本女子学生のタイトルを獲ることができたのは、本当に誇りに思います。この経験は必ず自分にプラスになり、大学に進学して良かったと思える日が来ると思います。

 そして、今回の優勝はこれまで私がゴルフをする上で、関わって頂いた皆様の温かいご支援とご協力があってのものです。小学校の頃から指導頂いたコーチや高校の監督、学校の先生。大学に入ってからは監督、コーチ、いつもサポートして頂いているメーカー、練習場、ゴルフ場の方々。そしていつも一緒に練習しているゴルフ部の仲間たち。本当にたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。また、友達や家族の励ましがあったからこそ成し遂げることができ、すべては繋がっているのだと実感しています。

 私は今年の春からゴルフ部女子キャプテンになります。これまでとは違い団体戦ではチームを引っ張っていく立場となりますが、少しでもチームの皆をサポートし、頑張りたいと思います。目標は全国制覇です。個人目標は当然、日本女子学生連覇です。
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