アンチドーピングについて
はじめに ドーピングとは 何故ドーピングはいけないのか ドーピングに関する薬の知識
治療目的使用に係る除外措置(TUE) 関連リンク  
はじめに
2007年2月1日、ユネスコの「スポーツにおけるドーピングの防止に関する国際規約」が発効となりました。この国際規約は、世界ドーピング防止規範(WADA code)に規定されている諸規則、条件を世界中の国々がきちんと実施していくことを求めているものです。

同国際規約の発効を受けて、日本のドーピング防止活動統括機関である日本アンチ・ドーピング機構(JADA)では、国内におけるドーピング防止活動を主導し、これまで以上に活発な活動を展開しています。
ドーピング検査手順
ドーピングとは
競技能力を高めるために薬物などを使用したり、その使用を隠蔽したりすることです。
何故ドーピングはいけないのか
主にドーピングを禁止する理由は、4つあげられます。(JADAガイドブック抜粋)
1.選手自身の健康への害です。
ドーピングは薬を使う方法が一般的ですが、競技能力を高めるために使われる量とか頻度は、病気やケガをした時に使うものとは比べものにならないほど危険だと言われています。もちろん選手は健康のためにスポーツを行なっているのではないかもしれません。しかし、オリンピックや世界選手権での勝利を目指して最高の競技能力を発揮しようとすれば、心も体も健康でなければ発揮できません。薬の乱用はリスクがあって、体を壊してしまう危険性もあるために禁止されています。
2.アンフェア(不誠実)という理由です。
スポーツ界はドーピングに対してはっきりとノーを示していますので、大会に出場するにはドーピング禁止規程を守る事が条件です。ドーピングをルールで禁止しなければ、不誠実にはならないとか、どの選手も等しくドーピングが選択できるともいえますが、世界中には、国家体制、社会、経済、価値観などさまざまで、どの選手も同じようにドーピングできるか疑問です。スポーツ界の参加資格としてみんなが守っている禁止規程を、自分だけこっそり守ろうとしないで有利になろうとすることは、やはり不誠実です。
3.社会悪という理由です。
一流スポーツ選手は、一般の人々や青少年にたいする役割モデルがあります。選手らが薬を使って一流になっているとすれば、必ずそれをまねる人も出てきます。人々は、選手らの活躍を期待し、プレーに感動するからこそ応援してくれますし、税金からの支出も認めてくれるのです。ドーピングしないと大会に参加したり勝利できないようでは、スポーツ文化はまちがいなく世間から葬り去られます。
4.スポーツ固有の価値を損ねるからです。
2003年3月に制定された「世界ドーピング防止規程」は、今まで以上にアンチ・ドーピング運動を強化・推進していこうという、スポーツ界のみならず、各国政府関係者の強い意志の表れです。この規程の中に、ドーピングがスポーツ固有の価値を損なうから禁止すべきだと示されています。そのスポーツ固有の価値には、「倫理観、フェアプレー、誠実、健康、優れた競技能力、人格と教育、喜びと楽しみ、チームワーク、献身と真摯な取り組み、規則・法規への敬意、自他への敬意、勇敢さ、共同体・連帯意識」があげられ、これらの価値がスポーツの中で、またスポーツを通じて培われることが期待されています。決して「優れた競技能力」だけに価値を認めているわけではなく、競技能力はスポーツの多くの価値の中の一つにすぎません。

ドーピングは世界中の人々から、「ノー」と判断されているのですから、いくら世界新記録を出したり良い成績を残してとしても、ドーピングに手を染めた選手は、絶対に、認めてもらえません。このようにドーピングは、健康への害、不誠実、社会悪といった「悪」につながるだけでなく、スポーツを行なうことの価値や意味そのものを「否定」してしまうからこそ、禁止されているのです。
ドーピングに関する薬の知識
1.かぜ薬(市販の総合感冒薬・鼻炎薬)
かぜを治す薬はない
かぜの原因を取り除く薬はありません。かぜ薬を使うのは、発熱、咳、たん、のどの痛み、だるさ、などの症状を楽にするためです。症状を楽にしても無理に身体を動かすことは回復を遅らせるだけです。
かぜを早く治すには、栄養を良くとって暖かく安静にして、体力を温存することです。
総合感冒薬には禁止物質が含まれることが多い
総合感冒薬には十分注意しましょう。禁止物質であるエフェドリンなどを含むことが多いからです。薬の外箱で成分をチェックしましょう。メチルエフェドリン、エフェドリン、麻黄(マオウ)などは禁止成分です。
鼻炎の薬にも要注意
総合感冒薬と同じく要注意です。禁止物質であるエフェドリンなどが含まれることが多く、花粉症などの症状が強い時には注意書きの量以上に飲んでしまう危険もあります。鼻炎スプレーも成分をチェックする必要があります。
カフェイン
カフェインは2004年から禁止から禁止物質ではなくなりました。
2.漢方薬
漢方薬にはたくさんの複雑な成分が含まれている
漢方薬も「薬」です。その成分は大変複雑で、成分を調べることも困難です。漢方薬にも明らかに禁止物質を含むものがあり、麻黄(マオウ)、ホミカ(ストリキニーネを含む)はその代表です。
漢方薬は生薬を使うので、名前が同じでも製造会社、原料の産地、収穫の時期などで成分が違うことがあります。成分が全部記載されていないとチェックできない上に、成分の含有量が一定していないのが普通です。
漢方薬も、基本的にはチームドクターのチェックを受けて、成分のはっきりしないものは使用を避けたほうがいいでしょう。
3.サプリメント
サプリメントには、かなり危ない物が多い
サプリメントの基本は「栄養補助食品」です。薬と違うのは、製造、販売等の規制が厳しくない点です。
エフェドリン、蛋白同化薬などの禁止物質を含むサプリメントが出回っていることも事実です。
成分表示が信頼できるものであれば問題ありませんが、実際、表示されていない禁止物質が混入されている商品もあり、注意が必要です。
このような禁止物質の混入は、単なる製造過程のミスというだけでなく、サプリメントの評判を上げるために、意図的に行われていることもあるようです。
信頼できないサプリメントは、絶対に口にしない
サプリメントの服用は自己責任です。「これは安全」と保証することは大変難しいからです。
信頼できないサプリメントは絶対に口にしないことです。成分の分からないものを人に勧めることも大変に危険です。
必要がなければサプリメントには頼らない、サプリメントを取るときも原料、成分が確認できるものしか取らない、という大原則を守ってください。
4.治療薬
治療に使った薬は記録に残すように
医療機関を受診するときは「競技選手なのでドーピング禁止物質を処方しないでほしい」ことを伝えましょう。
治療を受けたときに使われた薬が分かるようにしてください。主治医には、「常備薬メモ欄」に治療記録を記載してもらいましょう。
普段持っている治療薬は、必ず正確な薬物名、用法、用量のメモを持ち、説明書きがあれば、一緒に持っておきます。特に症状があるときだけ飲む薬(頓用薬)は、飲んだときに日付と用量をメモしておきます。
薬については、禁止物質や制限薬物について知識のあるドクターのチェックを受けるようにしてください。
5.薬で分からないことがあるときは
中身が分からない薬は、絶対に飲まない
成分の分からない薬は、サプリメント以上に危険です。知識のあるドクターのチェックなしに「……に効く」といって渡されたような薬を飲んではいけません。
市販の薬は、必ず外箱に「成分表示」がされていて、中に「説明書」が入っています。これらは捨てないで薬と一緒に持っていてください。
わからなければ必ずドーピング禁止物質に知識のあるドクターに確認してください。確認のできない薬は、もちろん飲んではいけません。
治療目的使用に係る除外措置(TUE)
ただいま更新作業中です。少々お待ちください。

関連リンク
世界アンチ・ドーピング機構(WADA) http://www.wada-ama.org/en/
  日本アンチ・ドーピング機構(JADA)   http://www.playtruejapan.org/
  公益財団法人日本体育協会ドーピングについて   http://www.japan-sports.or.jp/doping/index.html
  三菱化学メディエンス株式会社   http://www.medience.co.jp/
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