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第3章 プレーについての規則
◎ クラブと球
規則4 クラブ
損傷クラブ:修理と取り替え
4-3/1
「通常のプレー中」に受けた損傷という意味
質問:
規則4-3aの中の「通常のプレー中」にとはどのような意味か。
回答:
「通常のプレー中」という表現はすべての合理的な行為をカバーすることを意図しているが、それを乱用することを明確に除外している。ストロークを行うことと、練習スイングまたは練習ストロークをすることに加えて、
「通常のプレー中」に含まれる行為の具体例。
・バッグからのクラブの出し入れ
・球を探すため、あるいは取り戻すためにクラブを使用(クラブを投げることは除く)
・プレーの順番を待っているとき、球をティーイングするとき、あるいはホールから球を取り出すときにクラブに寄りかかる
・偶然クラブを落とす
「通常のプレー中」に含まれない行為の具体例。
・怒ったり、球を回収する場合、あるいは他の理由でクラブを投げること
・クラブをバッグにたたき込む
・ストローク中や練習スイングや練習ストロークのとき以外にクラブで意図的に何かを打ちつける(地面や木など)
(2006年改訂、2010年改訂)
4-3/2
「修理」とは
質問:
通常のプレー中に損傷したクラブを、プレーヤーはラウンド中に修理することも、他の誰かに修理させることもできるということになっているが、規則4-3a(ii)の中で使われている「修理」という語はどのようなことを意味するのか。
回答:
規則4-3a(ii)の中の「修理」とは、クラブ損傷の因となった以前の状態とほぼ同様に修復することをいう。修理する場合、その正規のラウンドの最初の時点(あるいはクラブを後で追加した場合は、そのクラブがプレーのために選ばれた時点)でそのクラブを構成していたグリップ、シャフト、クラブヘッドに限られる。
グリップ、シャフト、クラブヘッドを交換しなければならない程度にクラブが損傷した場合、この交換は「修理」という語の意味の範囲を越える。そのような行為は取り替えの性質を持ち、クラブが「プレーに適さない」場合にのみ認められる(規則4-3a(iii)参照)。
(2000年追加、2012年改訂)
4-3/3
通常のプレー中に損傷したクラブが修理中に壊れてバラバラになる
質問:
通常のプレー中にクラブのシャフトを曲げてしまったので、プレーヤーは規則4-3a(ii)により損傷クラブの修理を試みていたところ、シャフトが折れてしまった。このような場合、どのように裁定すべきか。
回答:
質問のケースでは、プレーヤーは損傷クラブを修理することが規則上認められているので、修理していて更に損傷の度をひどくし、プレーに適さなくしてしまっても、それも通常のプレー中に起きた損傷と言える。したがって、規則4-3aにより、プレーヤーは、(a)そのクラブを損傷したままでプレーするか、(b)そのクラブを自分で修理するか他の誰かにさせるか、または(c)そのクラブを他のクラブと取り替えることができる。
(2000年追加)
4-3/4
通常のプレー中でないときに性能が変えられたクラブを、ショートパットに使用(罰の修正について)
質問:
寸前でホールインを逃したプレーヤーが怒ってパターヘッドを自分の靴に叩きつけたところ、その衝撃でパターのネックが曲がりクラブの性能が変わったが、プレーヤーはそのパターを使用して1インチほどのパットを沈めた。
規則4-3bは、正規のラウンド中にプレーヤーのクラブが通常のプレー中でないときに損傷し、…クラブの性能が変わったときは、以後そのラウンド中はそのクラブを使用したり取り替えてはならないと規定している。この規則の違反の罰は競技失格であるが、このような場合にプレーヤーがそのあとラウンド中にそのパターを使用しなかったときは、委員会が競技失格の罰を免除または修正したとしても妥当な措置と言えないだろうか。
回答:
妥当な措置とは言えない。
(1991年追加、2000年改訂、2004年小改訂)
4-3/5
グリップが濡れたので、クラブを取り替える
質問:
グリップが濡れてしまった場合、プレーヤーはラウンド中にクラブを交換できるか。
回答:
認められない。クラブがかなり損傷していれば「プレーに適さない」と言えるが、グリップがすべりやすくなった程度では「プレーに適さない」とは言えない…規則4-3a注参照。
(旧裁定4-4a/1-2000年改訂)
4-3/6
(保留)
4-3/7
つえ代わりに使っている間に折れたクラブ
質問:
丘を登っているときにクラブをつえ代わりに使ったところ、シャフトが折れた。この場合、ラウンド中にそのクラブを取り替えることができるか。
回答:
取り替えることができる。クラブをつえ代わりに使ったことは合理的な行為と考えられるので(裁定4-3/1参照)、そのような状況下で折れたクラブは、「通常のプレー中に損傷した」ものとみなされる。
(2000年改訂、2006年改訂)
4-3/8
13本でスタートしたプレーヤーが怒ってパターを折ってしまったので、取り替える
質問:
13本でラウンドを始めたプレーヤーが、前半の9ホールをプレー中に、怒って(すなわち、通常のプレー中でないときに)自分のパターを折ってしまったので、9番ホールを終了後、プロショップでパターを買い、それをラウンドの残りで使用した。規則4-3a(iii)は通常のプレー中にクラブがプレーに適さなくなった場合しかクラブの取り替えを認めていないが、このケースの場合、プレーヤーは罰を受けるか。
回答:
罰はない。プレーヤーは13本のクラブでスタートしているので、規則4-4aによりもう1本補充することができる。
(旧裁定4-4a/4-2000年改訂)
4-3/9
クラブヘッドで地面を叩く癖があって、クラブを折る
質問:
規則4-3aは「通常のプレー中に損傷」したクラブは他のクラブと取り替えることができる旨規定している。次のティーインググラウンドへ歩いて行くときにパターヘッドで地面を叩く(パットをミスしたあとなど特に)癖のあるプレーヤーが、あるとき、短いパットをミスしたあと、パターヘッドを地面に強く叩きつけたためにパターを折ってしまった。プレーヤーは自分はパターで地面を叩くことがしばしばあり、決して怒ってやったり、クラブを折るつもりでやったことではないと弁明した。この場合、プレーヤーは折ったクラブの取り替えを許されるべきか。
回答:
許されるべきではない。クラブを地面に強く叩きつけたり、軽く地面を叩いたりすることは合理的な行為とはみなされないので(裁定4-3/1参照)、そのような動作の結果折れたクラブは「通常のプレー中に損傷した」ものと言えない。
(旧裁定4-4a/5、2000年改訂、2006年改訂)
4-3/9.5
局外者や相手サイドによってプレーヤーのクラブがプレーに適さなくされる
質問:
オングリーンを果たしたあと、プレーヤーは自分のクラブを次のティーの近くに置いた。ところが、グリーンキーパーの車(あるいは相手のゴルフカート)が偶々プレーヤーのキャディーバッグに当ててしまい、中に入っていた何本かのクラブを損傷した。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
規則4-3はプレーヤーのクラブが局外者や相手によって損傷を受けるというようなことを予期して作られていない。したがって、公正の理念(規則1-4)に従って、プレーヤーはそれらのクラブを(a)損傷したまま使用するか、(b)自分で修理するか、他の誰かに修理させるか、または(c)規則4-3aに従って他のクラブと取り替えることができる。
(2002年追加)
4-3/10
ラウンド中にパターを紛失したので、取り替える
質問:
14本のクラブを持ってラウンドをスタートしたプレーヤーが、パターを失くした。この場合、プレーヤーはラウンド中に別のパターに取り替えることができるか。
回答:
できない。クラブの紛失は、クラブが「通常のプレー中にプレーに適さなくなった」ことには当らない…規則4-3参照。
(旧裁定4-4a/6-2000年改訂)
4-3/11
プレーの中断中に練習場でクラブを折ったので、取り替える
質問:
委員会の指示によりプレーは中断されていた。プレーヤーがプレー再開を前に練習場で練習していたところ、球を打った際に、サンドウェッジのシャフトが折れた。このような場合、通常のプレー中にプレーに適さなくなったクラブと認められるか。認められれば、規則4-3a(iii)によりプレーヤーは折損クラブを取り替えることができるが。
回答:
通常のプレー中にプレーに適さなくなったものと認められる。
(1989年追加、旧裁定4-4a/6.5-2000年改訂)
4-3/12
ストロークプレーのプレーオフのためにクラブを取り替える
質問:
ストロークプレーで、競技者はプレー中に怒ってクラブを1本折ってしまい13本でラウンドを終了したところ、ホール・バイ・ホールのプレーオフに残ったことを知らされた。この場合、その競技者はプレーオフのために折ったクラブを取り替えることができるか。
回答:
プレーオフは新しいラウンドとなる(定義53「正規のラウンド」を参照)。したがって、その競技者は折ったクラブを取り替えることができる。
(2008年改訂)
◎規則4-3に関連するその他の裁定:
*4-4a/2 36ホール・マッチのセカンドラウンドのスタート前に、パターを取り替える
*4-4c/2 通常のプレー中に損傷したクラブを取り替える際に、「超過クラブ」を使用することができるか
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