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第3章 プレーについての規則
◎ プレーヤーの責任
規則7 練習
ラウンド中の練習
7-2/1
ホールとホールの間での練習はいつからできるのか
質問:
プレーヤーにとって、1ホールのプレーはいつ終り、いつから規則7-2で許されている練習を行うことができるのか。
回答:
マッチプレー:
(1)シングル
①そのプレーヤーがホールアウトしたとき
②そのプレーヤーが次のストロークをコンシードされたとき
③どちらかのプレーヤーがそのホールをコンシードしたとき
(2)フォアボール
①そのプレーヤーとパートナーの2人共ホールアウトしたとき
②そのプレーヤーとパートナーの2人共次のストロークをコンシードされたとき
③どちらかのサイドがそのホールの勝ちをコンシードしたとき
ストロークプレー:
(1)個人競技…その競技者がホールアウトしたとき
(2)フォアボール
①その競技者とパートナーの2人共ホールアウトしたとき
②その競技者とパートナーの2人共球をピックアップしたとき
(3)ボギー競技、パー競技およびステーブルフォード競技
①その競技者がホールアウトしたとき
②その競技者が球をピックアップしたとき
(1996年改訂、2008年小改訂)
◎関連裁定:
*30/6 フォアボール・マッチで、相手サイドがホールアウトしていないのに、プレーヤーがパットの練習をする
7-2/1.5
マッチで、ホールの勝敗がついたあともそのホールのプレーを続ける
質問:
プレーヤーAとBのマッチで、Aが4打でホールアウトしたとき、Bの球は4打を終えてまだバンカー内にあり、そのホールの勝敗はついていた。この場合、Bがバンカーからプレーしたらそのストロークは練習ストロークとなるか。
回答:
練習ストロークとはならない。ホールの勝敗がついていても、そのホールで引き続きプレーしたストロークは練習ストロークではない…規則7-2参照。
(1996年改訂)
7-2/1.7
「そのホールのプレーを続けた場合、そのストロークは」について
質問:
規則7-2は、ホールの勝敗やホールの成績は決定をみているのになお「そのホールのプレーを続けた場合」、引き続いてプレーしたそのストロークは練習ストロークではないと規定しているが、「そのホールのプレーを続けた場合」とはどのような場合をいうのか。
回答:
一般的には、プレーヤーがインプレーの自分の球をそのまま打って行ってホールアウトしたような場合のことを言うが、「そのホールのプレーを続ける」という点については、これを「ゴルフ規則に従ったやり方で」プレーを続けなければならないものというように狭義に解釈して考える必要は必ずしもない。もっと広義に解釈して、例えば、アウトオブバウンズや紛失球のケースで、規則に違反して、初めの球がアウトオブバウンズへと飛び込んで行った地点の近くに別の球をドロップしてプレーしたり、初めの球を紛失したと思われる付近に別の球をドロップしてプレーを続けたような場合でも、引き続いてプレーしたそのストロークは練習ストロークではないといった受け取り方でよい。
(1997年追加)
7-2/2
パッティンググリーンの空くのを待っている間に、フェアウェイに別の球を落としてパットの練習をする
質問:
パッティンググリーンへのプレーを待っている間に、プレーヤーがフェアウェイに別の球を落としてパターで数回その球を打ったので問い質したところ、「練習ではなく、暇つぶしにやっているのだ」との返事であった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
プレーヤーは規則7-2の違反となる。
7-2/3
パットの順番を待っている間に、パッティンググリーンの外でパットの練習をする
質問:
パッティンググリーン上の球を拾い上げて相手(または同伴競技者)がプレーするのを待っている間に、グリーンの外に球を落として練習パットを数回した。この場合の罰は。
回答:
規則7-2により、プレーヤーはマッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける。
7-2/4
インプレーの球をプレーする前に、プラスチック球で練習する
質問:
1ホールのプレー中に、インプレーの球をプレーする前にプラスチック製の球を1回打った。この場合、規則7-2の違反となるか。
回答:
違反となる。
◎関連裁定:
*14-3/10 トレーニング用具やスイング補助具のラウンド中の使用
7-2/5
コース内に入ってきている練習場用の球を、練習場へ打ち返す
質問:
1ホールのプレー中に、練習場からの球がコース内に入ってきているのを見かけたので、クラブで軽く打ってそれを練習場へ打ち返した。この場合、規則7-2により罰を受けるか。
回答:
1ホールのプレー中に練習場の球を練習場の方へ打ち返すことは、状況によっては規則7-2の違反となる場合がある。しかし、明らかにコースをきちんとしておくだけの目的で練習場の球を打ち返したような場合は、違反とはならない。
7-2/5.5
他のプレーヤーの紛失球を、そのプレーヤーへ打って返す
質問:
プレーヤーAが13番ホールをプレー中のところ、隣接する14番ホールをプレー中のプレーヤーXが13番ホールのフェアウェイで球探しをしていたが、自分の球を発見できずに14番ホールへ引き返していった。そのあとで、Aは13番ホールのフェアウェイにXの球がくい込んでいるのを発見したのでXに呼びかけたところ、Xからその球を投げ返して欲しいとの依頼があった。投げ返せるような距離ではないと判断したAはショートアイアンで打ってその球を返した。
この場合、Aは規則7-2に違反して練習ストロークを行ったものと考えるべきか。
回答:
練習ストロークを行ったものと考えるべきではない。プレーヤーAの行為は好意によるものであるので、罰はない。
(1991年追加)
◎関連裁定:
*1-4/4 打ち込まれてきた後続組の球を、怒って打ち返す
7-2/6
(保留)
7-2/7
練習スイングをしたところ、草の中に隠れていた球を動かす
質問:
ラフで練習スイングをしたところ、草の中に隠れていて見えなかった球を動かした。この場合、罰はあるか。
回答:
罰はない。草の中に隠れていたその球を打つ意思がプレーヤーになかったことは明らかなので、それは練習スイングであって練習ストロークではない。
したがって、練習ストローク(規則7-2)にも誤球のプレー(規則15-3)にもならない。
(2008年小改訂)
◎関連裁定:
*15/2 ラフの中の自分の球を打ったところ、草に隠れていた球を打つ
*18-2a/19 ティーショット前の練習スイングで、偶然に球を動かす
*18-2a/20 練習スイングで、偶然にインプレーの球を動かす
7-2/8
連日にわたって行われるストロークプレー競技の第1ラウンド終了直後に18番グリーン上でパットの練習を行う
質問:
4日間連続で行われる72ホール・ストロークプレー競技で、ある競技者が第1ラウンドの18番ホールをホールアウトした直後に、そのパッティンググリーン上で練習パットを行った。この場合、当該プレーヤーはラウンドとラウンドの間にコース上で練習したかどにより規則7-1bにより競技失格となるか。
回答:
競技失格とはならない。規則7-2により、ホールとホールの間では、プレーを済ませたばかりのホールのパッティンググリーン上やその近くでのパットやチッピングの練習が認められていることに鑑み、ラウンドの最終ホールを終えた直後の練習については、厳密にいえばラウンド中の練習ではなくラウンドとラウンドの間の練習となるけれども、同様の扱いが認められる。
規則7-1bは、競技者が18番ホールをホールアウトしたあと、一旦コースを離れ、後刻18番ホールに戻ってきてパットの練習をしたような場合に適用されるものである。
(1987年追加)
7-2/9
9ホールのコースでの18ホール・ストロークプレー競技の3番ホールのパッティンググリーン上で、パットの練習を行う
質問:
18ホール・ストロークプレー競技が9ホールのコースを使用して行われていたが、3番ホールをホールアウトしたあと、ある競技者がそのパッティンググリーン上でパットの練習を行った。正規のラウンドではこの3番ホールをラウンドの後半に12番ホールとしてプレーすることとなるが、競技者は練習を行ったことに対し罰を課せられるか。
回答:
罰はない。規則7-2により、ホールとホールの間では、プレーヤーはプレーを終了したばかりのホールのパッティンググリーン上やその近くで、パッティングやチッピングの練習を行うことが認められている。
(1994年追加)
◎7-2/8と7-2/9に関連する裁定:
*7-1b/7 36ホール・ストロークプレー競技の第1ラウンドで、ホールアウト後そのホールのパッティンググリーン上でパットの練習を行う
7-2/10
日没のため中断したマッチを3日後に再開することに合意したあとで、一方が同じコースで再開前にプレーすることを希望
質問:
規則6-8aの例外に従って、マッチは日没のため中断することとなった。プレーヤー同士で話し合った結果、プレーを再開するのにお互いに都合が良く、しかも競技日程を遅らせずに済むのは3日後ということになった。
そこで3日後にプレー再開ということで合意したが、プレーヤーの中の1人が翌日に同じコースで行なわれる別の競技に参加することを希望した。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
規則7-2はそのようなケースを想定して規定したものではない。そのような場合に競技の行なわれるコースでのプレーを禁止するのも不合理なので、公正の理念(規則1-4)に従って、どちらのプレーヤーも、プレー再開前にいつでも、競技の行なわれるそのコースでプレーしてよい。
(2000年追加)
7-2/11
合意の上で13番ホールのティーインググラウンドでマッチを中断したが次の日まで再開できない場合、プレーヤーは再開前にプレー済みの12ホールをプレーすることができるか
質問:
規則6-8a例外に従って、マッチは日没のため13番ホールのティーインググラウンドに来たところで中断することにした。そして翌日午後にプレーを再開することにしたが、翌日はコースが混雑していて、プレーヤーたちは13番ホールからプレーを再開することはできない状況であった。
プレーヤーたちは既に済ませている初めの12ホールをプレーした上で、13番ホールからマッチを再開することを希望した。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
規則7-2はそのようなケースを想定して規定したものではない。公正の理念(規則1-4)に従って、プレーヤーたちは既に済ませた初めの12ホールをプレーした上、13番ホールのティーインググラウンドでマッチを再開してよい。
(2000年追加)
7-2/12
中断していた競技の、プレー再開後の練習
質問:
ストロークプレー競技で、委員会はプレーを中断し、翌日午前8時にプレーを再開することとした。あるティーから3組目にプレーすることになっていたプレーヤーが、自分の組は8時丁度にはプレーすることができない訳なので、8時にプレーが再開となった後も指定練習区域で練習を続けたいと言ってきた。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
午前8時にプレーが再開された時点で、規則7-2例外はもはや適用とならない。したがって、プレーヤーが練習をしたければ、規則7-2に従っての練習に限られる。
(2002年追加)
◎規則7-2に関連するその他の裁定:索引「練習」を参照
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