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ゴルフ規則裁定集
第3章 プレーについての規則
◎ ティーインググラウンド
 規則11 ティーインググラウンド
間違ったティーインググラウンドからプレー
11-5/1
  間違ったティーインググラウンドからのプレーを訂正する場合の、「次のティーインググラウンド」とは
質問:   ストロークプレーで、11番ホールを終えた競技者2人が15番ホールのティーインググラウンドからプレーしてそのホールを終えたあと16番ホールのティーインググラウンドからプレーしたが、第2打をプレーする前に2人はその誤りに気付き、12番ホールのティーインググラウンドへ戻ってそのラウンドを終えた。この事実の報告を受けた委員会は規則11-4bでいうところの「次のティーインググラウンド」とはこのケースの場合12番ホールのティーインググラウンドを意味すると解釈して、競技者2名にそれぞれ2打の罰を課したが、この裁定は正しかったか。
回答:   正しくない。競技者2名が16番ホールのティーインググラウンドからプレーした時点で、両名は既に「次のティーインググラウンド」からプレーしており、もはや誤りを訂正できない。したがって、問題の競技者2名は競技失格とすべきであった。
(旧裁定11-4b/4.5-1991年追加)
11-5/2
  委員会のミスでホール番号を示す標識をティーに置いてなかったため、間違ったティーインググラウンドからプレー
質問:   ストロークプレー競技で、委員会のミスで各ティーともホール番号を示した標識を置いてなかったため、4番ホールを終えたある組が5番ホールではなく12番ホールのティーインググラウンドからプレーしてしまった。この場合、その組のメンバーは規則11-4bにより罰を課せられるべきか。
回答:   罰を課せられるべきである。委員会が各ティーに標識を置いていなかったことは怠慢であるが、各プレーヤーは、正規のラウンドを知っておく責任がある。このことは競技の条件の1つである。
(旧裁定11-4b/1)
11-5/3
  マッチプレーで、間違ったティーインググラウンドから打った球がアウトオブバウンズとなる
質問:   プレーヤーAとBのマッチプレーで、Aが間違ったティーインググラウンドから打った球がアウトオブバウンズとなったが、Bはそのストロークの再プレーを要求しなかった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:   プレーヤーAの間違ったティーインググラウンドからのプレーについて、プレーヤーBはAに対しそのストロークを取り消して改めて球を正しいティーインググラウンドの内から再プレーするよう要求しなかったので、Aの球はインプレーとなる(定義7「インプレーの球」参照)。
したがって、規則27-1により、Aは1罰打を加えた上、初めの球をプレーした所にできるだけ近い地点(すなわち、間違えたそのティーインググラウンドの上)に別の球をドロップしなければならない。また、Aは初めの球を正しいティーインググラウンドからプレーしなかったので、別の球をティーアップすることはできない(規則20-5)。
(1992年改訂、2004年小改訂)
11-5/4
  ストロークプレーで、間違ったティーインググラウンドからプレーしていたので引き返してやり直す
質問:   ストロークプレーで、10番ホールを終えた競技者AとBは11番でなく15番ホールのティーインググラウンドからプレーした。そのことを15番ホール終了前に気付いたので11番ホールに戻り、そしてそのラウンドを終えた。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:   競技者AとBは規則11-4bによりそれぞれ2打の罰を受ける。両人が15番ホールでプレーを中途で止め、11番ホールに戻ったことは正しい処置である。ホール順を間違えてプレーした15番ホールでのストローク数は、スコアに入れない。
(旧裁定11-4b/4)
   ◎関連裁定:
   *11-4b/6 ストロークプレーでティーインググラウンドの外から打った球がアウトオブバウンズとなる
   *29-1/2 フォアサム・ストロークプレーで、ティーインググラウンドの区域外からプレーしたところパートナーが区域内からプレーし直す
11-5/5
  ストロークプレーで、間違ったホールのティーインググラウンドからプレーしていたので一旦そのホールのプレーを中断し、あとで中断した地点からプレーを続ける
質問:   ストロークプレーで8番ホールをプレー後、競技者Aは9番ホールではなく18番ホールのティーインググラウンドから誤ってプレーしたため、その球の位置をマークして拾い上げ、改めて9番ホールのティーインググラウンドからプレーした。Aは間違ったティーインググラウンド(すなわち、18番のティーインググラウンド)からプレーしたことに対し、規則11-4bに基づき9番ホールの自分のスコアに2打の罰を加えた。10番から17番ホールまでプレーしたあと、18番ホールでは、Aは前に球を拾い上げた位置に球をリプレースしてそのホールのプレーを終え、そしてスコアカードを提出した。Aの処置は正しかったか。
回答:   正しくない。競技者Aは間違って18番ティーからプレーした初めのストロークに関係なく、17番ホール終了後、18番のティーインググラウンドからプレーすべきであった。Aはそれをしなかったため正規のラウンド(定義53「正規のラウンド」参照)をプレーしなかったことになる。したがって、Aのスコアは委員会に受理して貰えるものではない。
(旧裁定11-4b/5-1992年改訂)
   ◎関連裁定:
   *1-1/1 球を2つ使って、異なるホールを同時にプレー
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