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第3章 プレーについての規則
◎ 救済とその処置
規則22 プレーの援助や妨げになる球
プレーの援助や妨げになる球
22/1
他の球が視野の中に入って、精神的にプレーの妨げとなる場合
質問:
プレーヤーAがプレーの妨げになるという理由でプレーヤーBの球を拾い上げてもらうことが認められるためには、Bの球がAのプレーの線上やその近くにあって物理的にAの球の妨げとなる位置になければならないか。それとも、Bの球がAのプレーの線から外れてはいるが視野の中に入って精神的な妨げとなる場合でも、AはBの球を拾い上げてもらうことができるか。
回答:
プレーヤーは、物理的にであろうと精神的にであろうと、他のプレーヤーの球が自分のプレーの妨げとなる場合には、規則22-2によりその球を拾い上げてもらうことができる。
(2004年小改訂)
◎関連裁定:
*24-2a/1 障害物が精神的な妨げとなる
22/2
30ヤード離れてはいるが、プレーに妨げとなる球
質問:
プレーヤーAの球はパッティンググリーンから30ヤードの所にあり、他方プレーヤーBの球はパッティンググリーンから3フィートの所でAの球とホールを結ぶ直線上にあった。この場合、AはBの球が自分のプレーの妨げとなるという理由で、Bにその球を拾い上げるように要求できるか。
回答:
要求できる。
22/3
ラウンド中、しばしば「プレーの妨げ」を乱用
質問:
プレーヤーAの球はパッティンググリーン上にあり、他方プレーヤーBの球はパッティンググリーンから100ヤードの所にあった。ところが、BはAの球が自分のプレーの妨げになるおそれがあるとして、規則22-2に基づいてAにAの球を拾い上げるように要求した。しかも同様のことがラウンド中に何回もあったが、Bのそのような要求は許されるか。
回答:
規則22は、ある球が他の球のプレーの援助や妨げになりそうであるとの合理的な可能性がある状況を想定しての規則である。したがって、質問のケースのように規則22が乱用される場合には、委員会が不当の遅延(規則6-7)を理由にBに罰を課しても妥当な措置といえよう。
(2004年小改訂)
22/4
(保留)
22/5
援助になる球を相手が拾い上げたので、リプレースするよう相手に要求
質問:
プレーヤーAとBのマッチで、Aの球はホールの近くにあってBの球がオーバーしたときの歯止めになるような位置にあった。Aが球をふくために拾い上げたところ、パットする前に、BはAにAの球をリプレースするように要求した。Aが抗議したところ、Bは「規則上、Aはすぐに自分の球をリプレースしなければならない」と主張した。結局Aは球をリプレースするにはしたが、その際Aは「BにはAにリプレースを要求する権利はなく、したがってそのホールは自分の勝ちだ」と主張した。そのような経緯のあとにBがパットしたところ、Bの球はAの球に当たってホールのすぐ近くに止まった。Aは自分の球をリプレースして4打でホールアウトした。そしてBも4打でホールアウトした。マッチはそのまま続けられたが、後刻、Aのクレームは委員会に提出された。委員会はどのように裁定すべきか。
回答:
そのホールの勝敗はプレーどおりである。規則上プレーヤーAは自分の球をリプレースする必要はないが、反面プレーヤーBがAにAの球をリプレースするように要求しても反則にならない……規則22-1参照。
(2004年小改訂)
22/6
競技者が援助となる球を拾い上げないように同伴競技者に要求
質問:
ストロークプレーで、競技者Bの球はパッティンググリーンをちょっとはずれた所にあった。同伴競技者Aの球はホールの近くにあり、Bの球がオーバーしたときの歯止めになるような位置にあった。BはAにAの球を拾い上げないように求めた。そのようなBの要求は妥当なものか。
回答:
妥当ではない。AとBがBの援助となる球を拾い上げないことに合意した場合、両者とも規則22-1に基づき競技失格となる。
(2004年小改訂、2008年改訂)
◎関連裁定:
*2-4/8 次のストロークをコンシードされた球を相手が拾い上げるのを待たずにプレーして、その球に当てる
*3-4/1 援助となる球を拾い上げる競技者の権利を、同伴競技者が奪う
*20-1/11 他のプレーヤーの援助となるボールマーカー
*30-3f/11 パートナーの援助となりそうなので球を拾い上げるように求めたが、受け入れられなかった場合
22/7
パッティンググリーン上で同伴競技者の援助となる球を競技者が拾い上げようとしない場合、レフェリーのとるべき措置
質問:
ストロークプレーで、競技者の球が同伴競技者のプレーを援助するような位置にあり、しかも競技者は同伴競技者のプレーを遅延させることなく規則22-1に基づいて自分の球を拾い上げることのできる所にいた。しかしながら、その競技者は規則22-1を援用する行動を何も取らなかった。この場合、レフェリーが、競技者自身と競技に参加しているプレーヤーの利益を護るために、競技者に対し規則22-1の処置をとるように求め介入した場合、妥当な措置といえるだろうか。
回答:
妥当な措置である。
もし競技者が異議を唱える場合は、規則22-1に違反して同伴競技者を援助するために球を拾い上げないことに合意した有力な証拠となるであろう。レフェリーが上記の見解を関係競技者に伝えたり、球を拾い上げなければ規則22-1に基づき競技失格となると警告しても妥当な処置であろう。
(2004年小改訂、2008年改訂、2012年小改訂)
◎規則22に関連するその他の裁定:索引「プレーの援助や妨げとなる球」を参照
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