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第3章 プレーについての規則
◎ 救済とその処置
規則25 異常なグラウンド状態:地面にくい込んでいる球:目的外のグリーン
異常なグラウンド状態からの救済:通則
25-1b/1
(保留)
25-1b/2
「救済のニヤレストポイント」の図解
次の図は、規則25-1b(i)の中の「救済のニヤレストポイント」という用語を右利きと左利きのプレーヤー両方の場合について図示したものである。
「救済のニヤレストポイント」という語は厳格に解釈しなければならない。「救済のニヤレストポイント」が等距離に2箇所ある場合は別として、プレーヤーの選択で修理地の左右のどちらか好きな側に球をドロップするようなことは許されない。修理地の片側がフェアウェイで反対側がかん木の場合でも、「救済のニヤレストポイント」はかん木の茂みの中ということであれば、たとえ現実問題としてアンプレヤブルのライの所にドロップしなければならなくなったとしても、プレーヤーは救済を受ける以上、かん木の茂みの中の「救済のニヤレストポイント」から1クラブレングス以内の所に球をドロップしなければならない。
規則24-2bに基づいて動かせない障害物からの救済を受ける場合も、同様である。
(1991年改訂、2000年改訂)
◎関連裁定:
*24-2b/1 救済のニヤレストポイントを決めるには
*24-2b/3.7 プレーヤーが救済のニヤレストポイントを決められない場合の図
*33-8/19 道路上の球はフェアウェイ側に出して救済を受けることを認めるローカルルール
25-1b/3
異常なコースの状態からの救済が、付随的にプレーの線の改善となる
質問:
プレーヤーが規則25-1bに従って処置する際に付随的にプレーの線を改善できる場合(例えば、バンカーや木越えのプレーを避けることができる場合など)があるが、そのようなことは許されるか。
回答:
許される。プレーヤーの球が規則25に規定する状態のどれかに該当する場所にあり、プレーヤーが規則25-1bに規定する処置をとって救済を受けることにした場合、仮にプレーの線が改善されることになったとしても、それはプレーヤーが偶々幸運であったということに過ぎない。
25-1b/4
カジュアルウォーターでティーインググラウンドが水浸しの場合
質問:
既に幾組かがそのホールのプレーを済ませていたが、プレーヤーがそのホールに到着したときには、ティーインググラウンドはカジュアルウォーターで完全に水浸しとなっていた。この場合、どのように措置すべきか。
回答:
プレーヤーはティーインググラウンドから水を取り除くことができる(規則13-2)としても、事態を委員会に報告してその対応を求めるべきである。プレーヤーの球はまだインプレーになっていないので、規則25-1は適用とならない(定義7「インプレーの球」参照)。
マッチプレーでは、委員会はティーインググラウンドを他に移し変えることができる。
ストロークプレーでは、カジュアルウォーターの除去が可能な状況であれば、委員会はプレーの中断を命じてそのカジュアルウォーターの除去を試みるべきである。またもしカジュアルウォーターの除去が不可能であれば、委員会は次のどちらかの措置をとることができる。
(1)そのティーインググラウンドが使用できる状態に戻るまでプレーの中断を命じるか、またはそのラウンドを取り消す-規則33-2d参照。
(2)ティーインググラウンドを他に移すことによって不当に有利または不当に不利となる競技者が出ないようであれば、ティーインググラウンドの位置を考える。
(1988年改訂、2000年改訂、2008年小改訂)
◎関連裁定:
*33-2b/1 ストロークプレー競技のラウンド中に、ホールやティーマーカーの位置が変えられる
*33-2d/2 ホールの周辺が水浸しの場合
25-1b/5
バンカー内のカジュアルウォーターからの「最大限の救済」とは
質問:
バンカーがカジュアルウォーターで完全に水浸しの場合、「最大限の救済」を受けられる箇所とはライとスタンスの双方についての最大限の救済を受けられる箇所か、それともライだけについて最大限の救済を受けられる箇所か。
回答:
「最大限の救済」という語句はライとスタンスの双方について適用となる。最大限の救済を受けられる箇所とは、プレーヤーがスタンスをとったときに球のある所の方がプレーヤーの足下よりも水が浅い場合もあろうし、逆に球のある所より足下の方が浅い場合もありうる。
25-1b/6
カジュアルウォーターからの最大限の救済を得られる箇所にドロップしたところ、球がそうでない所に転がっていって止まる
質問:
カジュアルウォーターで完全に水浸しになっているバンカー内に球があったので、プレーヤーは規則25-1b(ii)によりカジュアルウォーターが1/4インチの深さの箇所に球をドロップした。そこが最大限の救済を受けられる最も近い箇所であったが、ドロップした球は1/2インチの深さのカジュアルウォーターのある箇所に転がっていった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
公正の理念(規則1-4)に従いかつ規則20-2c(v)の精神に基づいて、プレーヤーは再ドロップすることができ、その球が再びそのような箇所に転がっていった場合は再ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所にその球をプレースすることができる。
(1992年改訂)
25-1b/7
バンカー内にドロップすべき球をバンカーの外にドロップ(球はバンカー内に転がり込んで止まる)
質問:
球がバンカー内のカジュアルウォーターの中にあったので、プレーヤーは規則25-1b(ii)(a)の処置をとることにして、救済のニヤレストポイントもそのバンカー内のバンカーの後端に近い所に決まった。ところが、プレーヤーはドロップしたときに球が砂に突きささることを恐れ、救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内の、バンカーの外の斜面に球をドロップした。球は斜面を転がり降りてバンカーに入り、救済のニヤレストポイントよりはホールに近づかない所に止まった。この場合、プレーヤーは罰を受けることになるか。
回答:
プレーヤーは球を拾い上げたあと規則20-6に従った正しい処置をとらない限り、罰を受ける。規則25-1b(ii)(a)の救済を受ける場合、プレーヤーは球をそのバンカー内にドロップしなければならない。したがって、プレーヤーが規則25-1b(ii)(a)により処置することにしたにも拘わらず、球をバンカーの外にドロップしてプレーした場合には、プレーヤーは規則25の違反となりマッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける。
(2000年改訂)
25-1b/8
バンカーが完全に水浸しの場合
質問:
球がカジュアルウォーターで完全に水浸しのバンカー内にある場合、プレーヤーはどのような処置がとれるか。
回答:
プレーヤーはその球をあるがままの状態でプレーするか、または次のいずれかの処置をとることができる。
(1)罰なしに、そのバンカー内でカジュアルウォーターが最も浅い場所で、ホールに近づかずにしかも球の止まっていた箇所に最も近い地点に球をドロップ……規則25-1b(ii)(a)。
(2)1打の罰を加えて、そのバンカーの外側でホールと、球のあった地点とを結んだ後方線上の箇所に球をドロップ……規則25-1b(ii)(b)。
(3)アンプレヤブルとみなし、規則28に従って処置。
(1990年改訂、2000年改訂)
◎関連裁定:
*25/13 全面修理中のバンカー
*33-8/27 水浸しのバンカーからの救済を罰なしに認めるローカルルール
25-1b/9
カジュアルウォーターからの救済を受ける際に、1つの選択肢をとったあとで、他の選択肢をとることに変える
質問:
球がカジュアルウォーターで完全に水浸しのバンカー内にあったので、プレーヤーは規則25-1b(ii)(a)の処置をとることにし、球をそのバンカー内で最大限の救済を受けられる箇所にドロップした。ところがそのあとで、プレーヤーは規則25-1b(ii)(b)の処置をとってそのバンカーの後方に球をドロップする方が具合が良さそうだと考え直した。この場合、プレーヤーは規則25-1b(ii)(b)の処置をとることができるか。
回答:
できない。規則25-1b(ii)は、プレーヤーに、二つの選択肢の内の一つを選ぶことを許しているが、プレーヤーは一つの処置を選んだあとで、その結果が気に入らないからといって改めてもう一つの処置をとり直すことはできない。したがって、規則25-1はもはや適用できないので、プレーヤーは球をあるがままの状態でプレーするか、アンプレヤブル球の規則に規定されている罰打を付加して規則28に基づいて処置しなければならない。
(2000年改訂)
◎関連裁定:
*24-2b/5 規則24-2b(ii)の第1選択肢に基づいて球を拾い上げたプレーヤーがその後第2選択肢に基づいた処置をすることを望む
25-1b/10
パッティンググリーン上のカジュアルウォーターからの救済(救済のニヤレストポイントがラフの中という場合)
質問:
パッティンググリーン上に球がありカジュアルウォーターからの救済を受けることができたが、ホールに近づかずに、ハザード以外の所で、完全な救済が得られ、しかも球のあった箇所に最も近い地点といえばパッティンググリーンの外のラフの中ということになった。プレーヤーが救済を受けることにした場合、プレーヤーは球をそのラフの中にプレースしなければならないか。
回答:
そのラフの中にプレースしなければならない……規則25-1b(iii)を参照。
(2000年改訂)
25-1b/10.5
パッティンググリーン上のカジュアルウォーターより救済を受ける際の救済のニヤレストポイントがパッティンググリーンの外となる場合(プレーの線上に介在するカジュアルウォーターからの救済を受けられるか)
質問:
図1において、プレーヤーの球はパッティンググリーン上のカジュアルウォーターの中の点1にあり、一方図2においては、プレーヤーの球はグリーン上の点1にあったもののパットの線上にカジュアルウォーターが介在するような箇所にあったものとする。
規則25-1b(iii)によれば、点4はパッティンググリーン上ではあるが、点1から点4までの距離は点1からパッティンググリーン外の点2や点3までの距離よりも遠いので、プレーヤーはその球を点4にプレースすることはできない。球がパッティンググリーンの外にある場合にはパッティンググリーン上のカジュアルウォーターがプレーの線上に介在していても何らの救済も受けられないことより考えると、点2が正しいプレース箇所ではないかと思われるが、救済を受ける際にプレーヤーはその球を点2と点3のどちらにプレースしなければならないか。
回答:
どちらの図の場合も、プレーヤーの球はパッティンググリーン上にあるので、プレーヤーは球のライと、プレーの線上に介在する障害からの救済とを受けることができる。したがって、図1、図2とも、プレーヤーは両方の障害について完全な救済が受けられる救済のニヤレストポイントである点3にその球をプレースしなければならない。
(1992年追加、2000年改訂)
25-1b/11
修理地内のカジュアルウォーターの中にある球
質問:
修理地として標示された区域内のカジュアルウォーターの中に球がある場合、プレーヤーは規則25-1bによりカジュアルウォーターからの救済を受け球を修理地内にドロップした上、その球をあるがままの状態でプレーするか、または規則25-1bにより修理地からの救済を受けることができるか。
回答:
質問のとおりの処置をとることができる。
25-1b/11.5
修理地内のカジュアルウォーターの中にある球(同時救済を受けられるか)
質問:
図で、プレーヤーの球は修理地内のカジュアルウォーターの中のX点にあったものとする。プレーヤーは2つの障害のいずれからも救済を受けられるニヤレストポイント(Y点)に直接その球を持っていってドロップすることができるか。
回答:
できない。プレーヤーは状態の異なる2つの障害がある場合そのそれぞれについて救済を受けることができるが、同時に両方の障害からの救済を受けることはできない。
プレーヤーはカジュアルウォーターからの救済をA点で受けたあと修理地からの救済を受けることができる。また、他の選択肢として、修理地からの救済をB点で受けたあとカジュアルウォーターからの救済を受けることもできる。
(1995年追加)
◎25-1b/11と25-1b/11.5に関連する裁定:
*1-4/8 カート道路からの救済を受けられる最も近い地点が、カジュアルウォーターの中、そのカジュアルウォーターからの救済を受けられる最も近い地点が元のカート道路上となる場合
*24-2b/10 修理地内の障害物がスイングの妨げとなる
*24-2b/19 カジュアルウォーターの中の動かせない障害物に球が寄りかかっていて、同時に2つの障害がある場合
25-1b/12
カジュアルウォーターをウォーターハザードと勘違いして、ウォーターハザード条項による救済を受ける
質問:
カジュアルウォーターの中に球が入ったのに、プレーヤーがカジュアルウォーターをウォーターハザードと勘違いして球を拾い上げ、ウォーターハザード条項に従ってそのカジュアルウォーターの後方10ヤードの場所にドロップしてプレーした。そのあとでプレーヤーの誤りが分かったが、この場合どのように裁定すべきか。
回答:
プレーヤーはカジュアルウォーターからの救済条項である規則25-1bに従ってドロップしておらず、そのために誤所にドロップしている。プレーヤーはマッチプレーではそのホールの負け(規則20-7b)、ストロークプレーでは2罰打付加となる(規則25-1b(i)と規則20-7c)。
(1988年改訂、2004年小改訂)
25-1b/13
カジュアルウォーターをウォーターハザードと勘違いして、別の球をウォーターハザード条項に従ってプレー
質問:
カジュアルウォーターの中に球が入ったのに、プレーヤーがカジュアルウォーターをウォーターハザードと勘違いし、あまり無理をしないでも球を回収できたにもかかわらず、初めの球を回収しようともせずに(裁定25-1/1参照)、ウォーターハザード条項に従ってそのカジュアルウォーターの後方10ヤードの箇所に別の球をドロップしてプレーした。そのあとでプレーヤーの誤りが分かったが、この場合どのように裁定すべきか。
回答:
質問のケースでは、プレーヤーは自分の球を回収しようと思えばあまり無理せずに回収できた筈なので、カジュアルウォーターからの救済を受ける際に球を取り替えることは許されない。加えて、プレーヤーは、ウォーターハザード条項(規則26-1)により処置したことにより、取り替えた球を誤所にドロップしている。したがって、マッチプレーではそのホールの負け(規則15-2、規則25-1b(i)および規則20-7b)。
ストロークプレーでは、プレーヤーは2打の罰を受ける。プレーヤーは認められていないのに球を取り替え(規則15-2および規則25-1)、誤所からプレーしている(規則25-1b(i)および規則20-7c)が、規則15-2例外および規則20-7注3では球を取り替えて誤所からプレーしたプレーヤーは合計2打の罰を受けると規定している。
(1996年改訂、2004年小改訂、2008年小改訂)
◎関連裁定:
*34-3/6 プレーヤーが適用できない規則に基づいて処置した場合の委員会の裁定
25-1b/14
(保留)
25-1b/14.5
アンプレヤブルとみなしてプレー禁止の修理地にドロップしたあと、修理地条項に基づいて救済を受ける
質問:
アンプレヤブルとみなして規則28bまたは規則28cの救済を受ける際に、あるプレーヤーがローカルルールによりプレーの禁止されている修理地内に球をドロップしたあと、更めて規則25-1bに規定する修理地からの救済を受けたが、そのような処置は許されるか。
回答:
許される。
(1989年追加)
◎関連裁定:
*20-7/3 プレーを禁止されている区域内にドロップすることができるか
25-1b/15
救済を受ける際に、修理地を横切って測る
質問:
スルーザグリーンで、帯状の修理地からの救済を受けようとしたプレーヤーは、ハザード内でもパッティンググリーン上でもない場所に救済のニヤレストポイント(A点)を決めた。A点はその修理地の右側にあったが、A点から1クラブレングスの範囲内に、修理地の左側となるが規則25-1b(i)の条件に適う地点(B点)があった場合、プレーヤーは球をB点にドロップできるか。
回答:
B点に球をドロップすることができる。規則25-1bは、救済を受ける際に修理地を横切って1クラブレングスを測ることを禁止していない。
(2000年改訂)
◎関連裁定:
*20/1 クラブレングスを測る場合に使われるクラブ
*20/2 「クラブレングス」を測るために、クラブを借りる
*20-2b/2 クラブレングスの測り方
25-1b/16
修理地からの救済地点が2箇所ある場合
質問:
スルーザグリーンで球が修理地内にあったので、プレーヤーは規則25-1b(i)により救済を受けることにした。ところが、救済のニヤレストポイントが1箇所ではなかった。すなわち、球の止まっている箇所から等距離のところが2箇所あった。この場合、プレーヤーはそのどちらかを選んでその地点から1クラブレングス以内の所に球をドロップすることができるか。
回答:
プレーヤーは、2箇所のうちどちらか1つを選ぶことができる。
(2000年改訂)
25-1b/17
修理地からの救済を受けたあとで、別の障害が生ずる
質問:
他に移すために積み上げてある松葉の山の上に球があったので、プレーヤーは規則25-1bに基づいてその松葉の山を避けてドロップしたところ、松葉の山がプレーの線の妨げとなるような所にその球が止まった。この場合、プレーヤーはプレーの線からその松葉の山を取り除くことができるか。
回答:
取り除くことができる。他に移すために積み上げてある松葉はルースインペディメントでもあり、修理地でもある。先ずプレーヤーは、規則23-1(ルースインペディメント)によりその松葉の山を取り除くか、プレーヤーがしたように規則25-1bにより松葉の山を避けて球をドロップすることができる。
プレーヤーが松葉の山を避けて球をドロップした段階で新しい事態が生じ、プレーヤーはもはや規則25-1bを援用することはできなくなる。ただし、規則23-1に基づいてその松葉の山を取り除くことは禁止されていない。
25-1b/18
ざりがにの作った盛り土
質問:
ざりがにが穴を掘るときにはかなり大きい盛り土ができるが、そのような盛り土がプレーヤーのスタンスやスイングの妨げとなる場合、プレーヤーは規則25-1bにより救済を受けることができるか。
回答:
プレーヤーの球がウォーターハザード内になければ、プレーヤーは救済を受けることができる……規則25-1bの書き出し部分を参照。ざりがには穴掘り動物である。
(2000年改訂)
◎関連裁定:
*13-4/5 バンカー内でバックスイングの際、クラブが穴掘り動物の盛り土に触れる
25-1b/19
穴掘り動物の盛り土の上にある球が、ブッシュのためにストロークが無理
質問:
ブッシュの中にプレーヤーの球があってそのためにストロークを行うことは明らかに無理であったが、偶々球は穴掘り動物の盛り土の上にあった。この場合、プレーヤーは規則25-1bにより罰なしに救済を受けることができるか。
回答:
規則25-1b例外により、異常なグラウンド状態以外のものによる障害がありストロークを行うことが明らかに無理な場合、プレーヤーは救済を受けることはできない。したがって上記のような状況下では、プレーヤーは救済を受けることはできない。
(1986年改訂、2000年改訂、2012年改訂)
◎関連裁定:
*24-2b/16 障害物以外の状態からもアンプレヤブル(例 露出した木の根と根の間に球があるような場合)
25-1b/20
穴掘り動物の穴がスタンスの妨げとなるが、その他の状況よりしてストロークを行うことが無理な場合
質問:
球が木の根元の凹みに入っていてそのような状況下でストロークを行うことは明らかに無理であったにもかかわらず、プレーヤーはその凹みの中にある球をストロークしようとするとスタンスが穴掘り動物の穴の上にかかることを理由に、規則25-1による罰なしの救済を要求した。この場合、プレーヤーは規則25-1bに基づいて罰なしに救済を受けることができるか。
回答:
規則25-1b例外により、異常なグラウンド状態以外のものによる障害がありストロークを行うことが明らかに無理な場合、プレーヤーは救済を受けることはできない。上記のような状況下では、プレーヤーの球は木の根元の凹みに入っていてプレーできる状態ではないので、プレーヤーは穴掘り動物の穴からの規則25-1による救済を受けることはできない。
(1989年改訂、2000年改訂、2012年改訂)
25-1b/21
穴掘り動物の放出物もあるが、木の真後ろに球があってパッティンググリーンへ向けては打てない場合
質問:
プレーヤーの球は木の直ぐ後ろ側にあったが、球の後ろには穴掘り動物の作った盛り土があって、パッティンググリーンへ向けてストロークしようとするとその盛り土がプレーヤーのバックスイングの妨げとなった。ただし、その状況下での唯一妥当なストロークとしては横へ打つことであったが、それにはその盛り土は妨げとならなかった。プレーヤーが「パッティンググリーンの方向に木に向けてプレーする」と言った場合、プレーヤーは規則25-1bによる罰なしの救済を受けることができるか。
回答:
規則25-1b例外により、異常なグラウンド状態による障害が不必要に異常なプレーの方向をとることによってだけ起きるような場合には、プレーヤーは救済を受けることはできない。したがって、上記のような状況下では、プレーヤーは救済を受けることはできない。
(2000年改訂)
25-1b/22
木の真後ろにある球を横へ出そうとする際、穴掘り動物の放出物がストロークの妨げとなる場合
質問:
球が木の後ろ側にあり、その状況下では球を横へ出すのが唯一の妥当なストロークであった。しかし穴掘り動物の放出物があって、横へ球を出すためのストロークのバックスイングの妨げとなった。この場合、プレーヤーは規則25-1bに基づいて救済を受けることができるか。
回答:
救済を受けることができる。しかも、救済を受けたために結果的に木の後ろ側から少し離れることになった場合、プレーヤーはパッティンググリーンに向けてプレーすることができる。
◎関連裁定:
*24-2b/9.5 動かせない障害物よりの救済を受けたあと、再度その障害物が異なる理由で障害となる
*24-2b/17 変則ストロークを必要とする状況下で、障害物がスイングの妨げとなる
25-1b/23
アウトオブバウンズにある穴掘り動物の穴から入って、インバウンズで停止した球
質問:
穴掘り動物の穴の入り口はアウトオブバウンズにあったが、穴の大部分はインバウンズの地下にあった。球が偶々そのアウトオブバウンズの穴から入ってスルーザグリーンであるインバウンズの地下で止まった場合、どのように処置すべきか。
回答:
規則25-1bに基づいて、プレーヤーはその穴の中で球があった箇所の真上の地点(地上の)から1クラブレングス以内の所に罰なしに球をドロップできる。この場合、規則25-1bの適用については垂直距離は無視される。
25-1b/24
インバウンズにある穴掘り動物の穴から入って、アウトオブバウンズで停止した球
質問:
アウトオブバウンズの境界柵からわずか1フィートほど離れた所に兎の穴の入り口があって、球がその中に入った。その穴は境界柵の下へ向けて急な下りとなっていたために、球は境界線を越えてアウトオブバウンズに止まった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
球がアウトオブバウンズであるかどうかは、コースの境界(アウトオブバウンズの線)と球がある箇所との位置関係によって決まるが、両者の位置関係は上または下への垂直線をもって測定しなければならない(定義40「アウトオブバウンズ」参照)。
質問のケースでは、球はアウトオブバウンズにあるので規則27-1が適用となり、規則25-1による穴掘り動物が作った穴からの救済は得られない。
25-1b/25
バンカー内の穴掘り動物の穴から入った球が、パッティンググリーンの真下で見つかる
質問:
パッティンググリーン横のバンカー内の穴掘り動物の穴から球が入り、パッティンググリーンの真下で見つかった場合、その球はバンカー内の球でもパッティンググリーン上の球でもないので、規則25-1b(i)(すなわち、スルーザグリーンの場合)に従って救済を受けることができるか。
回答:
救済を受けることができる。
プレーヤーは罰なしにその球に対する救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内で、その状態による障害が避けられ、しかもハザード内でもパッティンググリーン上でもない所のコース上にその球をドロップすることができる。
(1991年追加、2004年改訂)
◎25-1b/23から25-1b/25に関連する裁定:
*24-2b/11 動かせない障害物の高架の部分(例:谷にかかっている橋の上)に球がある場合
*28/11 樹上の球がアンプレヤブルの場合のドロップ箇所
*28/12 球が崖下にあってアンプレヤブルの場合のドロップ箇所
25-1b/25.5
球が穴掘り動物の穴の中の地下にある場合の規則25-1b例外の適用
質問:
スルーザグリーンで、プレーヤーの球は穴掘り動物によって作られた穴の地下に止まっていた。そしてその穴のすぐ近くにブッシュがありその穴の入口に覆いかぶさっていた。規則25-1b例外を考えたとき、プレーヤーはこの穴掘り動物の穴から罰なしに救済を受けることができるか。
回答:
規則25-1b例外の適用に関しては、穴掘り動物の穴の地下にある球はその穴の入口にあるものとみなされる。その穴の入口周辺が、プレーヤーがその入口のどこかにある球に対してストロークを行うことが明らかに無理な状態の場合(例、ブッシュが覆いかぶさっているなど)には、プレーヤーは規則25-1bに基づく罰なしの救済を受けることはできない。そのような状態でなければ、プレーヤーは規則25-1bに基づく罰なしの救済を受けることができる。
球が穴の中にはあるが地下ではない場合、規則25-1b例外を適用するかどうかの決定に際しては、穴の入口ではなく、球の止まっている位置が関係する。
(2010年追加、2012年小改訂)
25-1b/26
ウォーターハザード内であることに気付かず、穴掘り動物の作った穴からの救済を受ける
質問:
プレーヤーの球はウォーターハザード内の水のない所にあったのにそのことに気付かず、穴掘り動物の作った穴からの救済は当然受けられるものと思って、プレーヤーは規則25-1b(i)に基づいて球を拾い上げてドロップしたが、ハザード内にドロップしたあとで誤りに気付いた。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:
プレーヤーの球はウォーターハザード内にあったので、プレーヤーは穴掘り動物の作った穴からの救済を罰なしに受けられなかったが(規則25-1bの書き出し部分参照)、プレーヤーの球はウォーターハザード内にあったので、プレーヤーが規則26に基づいて救済を受けることはできる。
プレーヤーは適用できない規則に基づいて球をドロップしたので、次のどちらかの処置をとることによって誤りを訂正することができる(規則20-6)。
1.その球を拾い上げ、ハザード内の元の箇所にリプレースする。この場合、プレーヤーは規則18-2aにより1打の罰を受ける・・・裁定18-2a/12参照。
2.規則26-1により処置する。この場合、プレーヤーは規則26-1により1打の罰を受けるが、それ以外には追加して罰を受けることはない。
(1998年追加,2000年、2006年改訂)
◎関連裁定:
*20-6/5 プレーヤーが規則に基づいて球をドロップし、その後で球を初めの位置にリプレースすることを望む
*20-7/2 ウォーターハザード内の球をアンプレヤブルとみなし、そのハザード内にドロップしてプレー
*27/17 競技者がティーインググラウンド以外の場所で打順を間違えて、最後にストロークした箇所から別の球をインプレーにする
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