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第3章 プレーについての規則
◎ 競技の運営管理
 規則34 紛議と裁定
委員会の裁定
34-3/1
  ストロークプレーでの間違った裁定の訂正
質問:   36ホール・ストロークプレー競技の第1ラウンドの6番ホールで、ある競技者がバンカーから誤球を打って球をグリーンに乗せた。そして競技者は誤球のプレーがあったことに気付いたので、誤りを訂正した。競技者はスコアカードを提出する前に委員会に経緯を報告したところ、ハザード内からの誤球のプレーであるので競技者に罰はないとの間違った回答が競技者に返ってきた。
ところが、第2ラウンドのプレーに入って誤った裁定をしたことに気付いた委員会は、その競技者の第1ラウンドの6番ホールのスコアに2打を遡って加算することとした。
これに対し、競技者は①本件について委員会は前日に既に裁定を下していること、②規則34-3は委員会の裁定は、最終であると規定していることの2点を挙げて、委員会はもはや罰を課すことはできないはずと異議を唱えた。
委員会の措置は正しかっただろうか。
回答:   委員会の措置は正しい。競技者は上訴権を持たないという意味で、規則34-3は委員会の裁定は最終であると規定しているが、規則34-1bに規定されている場合以外で、競技終了後に新たに罰を課したり、課した罰を撤回するのでなければ、規則34-3は委員会が自らの間違った裁定を訂正し新たに罰を課したり、課した罰を撤回することを妨げない。
(改訂)
   ◎関連裁定:
   *34-1b/1 提出スコアカードに罰打の付加洩れがあった場合
34-3/1.3
  ストロークを取り消すようにとの間違ったアドバイスを受ける
質問:   ストロークプレーで、あるホールでの競技者の第2打のストロークは別の組のプレーヤーの携帯品に当たった。その競技者は自分の次のストロークを行う前にレフェリーに相談したところ、そのレフェリーは間違ってその競技者に罰なしにストロークを取り消して再プレーするようにアドバイスし、競技者はその通りにした。そのストロークを再プレーした後、その競技者はホールアウトまでにさらに2打を要した。その競技者は次のティーからプレーし、スコアカードを提出する前に、そのレフェリーの誤りが発覚した。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:   その競技者にストロークを取り消して再プレーするように求めたそのレフェリーの裁定は有効である。そうした状況では、その競技者の問題のホールのスコアは4となるであろう。
   ◎関連する裁定:
   *33-7/5 レフェリーの間違った助言に従って、誤球のプレーを訂正しなかった場合の罰
   *34-3/3 マッチプレーで委員の間違った裁定に基づいてプレーヤーが誤所からプレーした;誤りが発見された場合のプレーヤーへの処置
   *34-3/3.3 ストロークプレーで委員の間違った裁定に基づいて競技者が誤所からプレーした;誤りが発見された場合の競技者への処置
   
34-3/1.5
  ストロークプレーでの委員会の誤りとスコア
      プレーヤーは規則を知っておく責任がある(規則6-1)が、正規のラウンドの直前や、そのラウンド中、委員会を代表する委員がプレーヤーに規則上の間違った情報を与えるような可能性がある。プレーヤーには以後のプレーでそのような情報に基づいて行動する権利がある。委員会は委員によって与えられた間違った情報に従って処置した結果、プレーヤーが規則違反の罰に対して責任がある場合に、プレーヤーの権利がいつまで続くか、またプレーヤーの適切なスコアの両方について判断を求められることになるであろう。
これらの状況で、委員会はすべての事実を考慮して、プレーヤーが不当に利益を得たり、不利益を受けたりすることがないことを目的に、プレーヤーが最も公正と思われる方法で問題を解決するべきである。
間違った情報が競技の結果に重大な影響を及ぼす場合、委員会はそのラウンドをキャンセルするしかない。公正の理念(規則1-4)に従って、次の方針が適用される。
1.規則に関する一般的なガイダンス
委員会のメンバーやレフェリーが規則に関する一般的なガイダンスの範囲内で間違った情報を与えた場合、そのプレーヤーは罰を免除されるべきではない。
2.特定の裁定
レフェリーが特定の状況に対し実際は規則と反する特定の裁定を行った場合、プレーヤーは罰を免除されるべきである。そのラウンドの早い段階でレフェリーに指示された方法と全く同じ方法でプレーヤー自身が誤った処置をしたという状況では、委員会は罰の免除をそのラウンド終了まで延長することができる。しかしながら、そのラウンド中にプレーヤーが正しい処置に気づいたり、そのプレーヤーの行動が問題となった場合、その免除は終わる。
3.ローカルルールや競技の条件に関するガイダンス
委員会のメンバーやレフェリーが制定されているローカルルールや競技の条件のいずれかについて間違った情報を与えた場合、プレーヤーはその情報に基づいて行った行為に対する罰を免除されるべきである。この免除は、誤りが早い段階で修正され、その時点で免除を停止すべき場合を除いて、そのラウンド終了まで継続されるべきである。
4.用具の裁定
委員会のメンバーやレフェリーが不適合のクラブを適合であると誤って裁定した場合、プレーヤーがそのクラブを持ち運んだこと、あるいは使用したことに対する罰は免除されるべきである。この免除は、競技期間中の早い時期に誤りが修正され、その修正が行われたラウンド後に停止される場合を除き、その競技期間中継続されるべきである。
34-3/2
  委員会はプレーヤーがすでにそのホールを負けていると思い、プレーのペースの条件の違反の罰をプレーヤーに課さなかった
質問:   プレーヤーAとBのマッチ(プレーのペース条件が採用されていた)で10番ホールをプレー中、レフェリーの一人がBはプレーのペースの条件に違反していることに気付いたが、そのホールはAの勝ちと誤解していたので、そのホールはBの負けであるとどちらのプレーヤーにも告げなかった。そのあとAとBが14番ホールをプレー中に、先のレフェリーからの報告を受けてもう一人のレフェリーがその組のプレーのペースを計測し始め、Bは10番ホールでプレーのペース条件の違反があったことをBに伝えた。そのレフェリーはまた、Bのプレーのペースの条件の違反とその結果としてのホールの負けの罰について先の委員が知らせなかったのは10番ホールではAの勝ちと思われたからだと告げた。それを聞いた両プレーヤーは10番ホールは、Aの勝ちではなくハーフであったことをその委員に知らせた。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:   10番ホールの結果はそのままである。Bにプレーのペースの条件の違反があり、それに対してBに10番ホールでの負けを課さなかったのは先のレフェリーの誤りであり、11番ティーからプレーしたあとに罰を課すことをしてはならない。AはBにより誤報を与えられた訳ではない。したがって、Aが先のレフェリーの誤りに気付いてクレームを提起しても時機を失しており、Aはこの件でクレームをすることはできない(規則2-5)。
34-3/3
  マッチプレーで間違った裁定に基づいてプレーヤーが誤所からプレーした;誤りが発見された場合のプレーヤーへの処置
質問:   マッチプレーで、プレーヤーはレフェリーから裁定を受け、その裁定(球をドロップして誤所からプレーすること)に基づいてプレーを進めた。その後、委員会はそのレフェリーによる間違った裁定に気づいた。委員会はそのプレーヤーに間違った裁定がなされた後に行われたストロークを無視し、正しく処置するように求めるべきか。
回答:   重大な違反があったり、誤所からプレーしたことによってプレーヤーが著しい不利益を受けていた場合を除いて、一度プレーヤーが誤所からプレーしたのであれば、その裁定は覆したり訂正することはできない。
重大な違反があったり、誤所からプレーしたことによってプレーヤーが著しい不利益を受けていた場合には、公正の理念(規則1-4)にしたがって、問題となっているホールで相手が次のストロークを行う時点までに委員会によってその誤りは訂正されなければならない。その裁定が与えられた後で相手がストロークを行っていない場合、その間違った裁定はどちらかのプレーヤーが次のティーインググラウンドからプレーする前(マッチの最後のホールではマッチの結果が公表される前)に訂正することができる。したがって、例えば、プレーヤーが相手の次のストロークをコンシードし、相手が自分の球を拾い上げていたとしても、委員会はプレーヤーに正しく処置するように、相手には拾い上げた球を罰なしにリプレースするように指示しなければならない。その誤りを訂正するには遅すぎた場合、間違った裁定の後で行われたストロークは罰なしに有効となる。
34-3/3.3
  ストロークプレーで間違った裁定に基づいて競技者が誤所からプレーした;誤りが発見された場合の競技者への処置
質問:   ストロークプレーで、競技者はレフェリーから裁定を受け、その裁定(球をドロップして誤所からプレーすること)に基づいてプレーを進めた。その後、委員会はそのレフェリーによる間違った裁定に気づいた。委員会はその競技者に間違った裁定がなされた後に行われたストロークを無視し、正しく処置するように求めるべきか。
回答:   重大な違反があったり、誤所からプレーしたことによって競技者が著しい不利益を受けていた場合を除いて、間違った裁定の後で行われたストロークは罰なしに有効としなければならない。
重大な違反があったり、誤所からプレーしたことによって競技者が著しい不利益を受けており、競技者がまだ次のティーインググラウンドからプレーしていない場合(ラウンドの最終ホールでは競技者がパッティンググリーンを離れていない場合)には、公正の理念(規則1-4)にしたがって、委員会はその誤りを訂正しなければならない。委員会は誤所から行われたストロークとそれに引き続いてのストロークを取り消し、正しく処置するように競技者に指示しなければならない。競技者は誤所からプレーしたことに対する罰を受けない。その誤りを訂正するには遅すぎた場合、間違った裁定の後で行われたストロークは罰なしに有効となる。
   ◎関連する裁定:
   *33-7/5 レフェリーの間違った助言に従って、誤球のプレーを訂正しなかった場合の罰
   *34-3/1.3 ストロークを取り消すようにとの間違ったアドバイスを受ける
34-3/3.5
  レフェリーの指示を誤解したために、プレーヤーが勝手に自分の球を拾い上げた場合
質問:   プレーヤーの球が動かせる障害物に寄りかかって止まったので、プレーヤーが救済を求めたところ、レフェリーから「規則24-1により、その障害物を取り除くことができるが、障害物を取り除くときに球が動く可能性があるので、その球の位置をマークすべきである」旨の助言を受けた(その助言は正しかった)。プレーヤーはその球の位置をマークしたあと、レフェリーが制止する間もなくその球を拾い上げた。プレーヤーにしてみれば、球の位置をマークするよう求められたので障害物を取り除く前にその球を拾い上げることができるものと勘違いした訳であるが、このような場合、プレーヤーは規則18-2により罰せられるべきか。
回答:   罰せられるべきではない。「プレーヤーは単に指示を誤解したまで」とそのレフェリーが了解した場合は、その球は罰なしにリプレースさせるべきである。
   ◎関連裁定:
   *18-2/13 パッティンググリーンのエプロンに止まっている球を、拾い上げてふく
34-3/3.7
  プレーヤーが暫定球でのプレーを続けるようにとの間違った指示を受ける
質問:   ストロークプレーで、プレーヤーのティーショットが林、ブッシュ、長い草の生えている区域に向かっていった。自分の球がウォーターハザードの外で紛失するかもしれないと考えたので、プレーヤーは暫定球をプレーする意思を告げ、ティーから球をプレーした。その区域に着いたとき、プレーヤーは自分の球がラテラル・ウォーターハザードの中にあるのを見つけた。レフェリーは間違ってそのプレーヤーにそうした状況では暫定球をプレーすることは認められない。したがって、2つ目の球がストロークと距離の罰のもとにインプレーの球となると告げた。プレーヤーは2つ目の球でプレーを続け、そのホールを終えるのにさらに3打を要し、次のティーからプレーした。委員会はその後、間違った裁定に気付いた。プレーヤーのそのホールのスコアはいくつになるか。
回答:   プレーヤーは自分の初めの球がウォーターハザード外で紛失したかもしれないと考えてティーから2つ目の球をプレーしたので、その球は暫定球であり、プレーヤーはその暫定球を放棄して初めの球でプレーを続けるべきであった(規則27-2c)。
暫定球でプレーを続けるようにプレーヤーへ指示したことによって、レフェリーはそのプレーヤーに誤球をプレーさせた。しかしながら、プレーヤーが誤球をプレーしたのはレフェリーの指示によるものであったので、プレーヤーは誤球をプレーしたことについて規則15-3bに基づく罰を受けることはない。
委員会はプレーヤーのそのホールのスコアは4であると決定しなければならない:初めの球でのティーショットと、レフェリーの間違った指示による誤球でプレーされた3打の計4打である。しかしながら、プレーヤーがウォーターハザードの中で初めの球をあるがままの状態でプレーすることが明らかに不合理であった場合、プレーヤーは、公正の理念(規則1-4)にしたがって、自分のスコアに規則26-1に基づく1打の罰を加えなければならない。
34-3/3.9
  委員会が規則3-3について間違った裁定を行った;裁定を訂正できるかどうか
質問:   ストロークプレーで、競技者は規則3-3に基づき2つの球(XとY)をプレーした。スコアカードを提出する前に委員会に事実を報告したとき、そのプレーヤーは球Yのスコアを採用しなければならないと委員会は決定した。その後に、委員会は間違った裁定をしたこと、そして球Xのスコアをプレーヤーのそのホールのスコアとして採用すべきであったことに気付いた。委員会は間違った裁定を訂正することができるか。
回答:   そうした誤りは間違った裁定であり、運営上のミスではない。したがって、規則34が適用となり、答えは委員会がいつ間違った裁定に気付いたかによる。
競技終了前に委員会が間違った裁定に気付いた場合、委員会は問題となっているホールの競技者のスコアを球Xでのスコアに変更することによって、競技者に罰なしに間違った裁定を訂正しなければならない(裁定34-3/1参照)。
競技終了後に委員会が間違った裁定に気付いた場合、その競技者の問題となっているホールのスコアは球Yでのスコアのままでなければならない。規則34-3に基づき、そのような裁定は競技が終了したならば最終である。
34-3/4
  事実関係を委員会も明確に認定できない場合
質問:   ストロークプレーのラウンドを終えた時点で、競技者Aの同伴競技者でありマーカーでもあるBは「Aが15番ホールでティーインググラウンドの区域外からプレーした」と主張し、これに対してAは「ティーインググラウンドの区域内からプレーした」と主張した。
委員会はクレームの申し立てが15番ホールでなされなかったこと、およびAがそのクレームに反論していることの2つの理由よりBのクレームは無効であると裁定したが、委員会の裁定は正しいか。
回答:   競技者Aがティーインググラウンドの区域外からプレーしたかどうかの判定は事実問題に属する。したがって、問題は証言の信頼度に基づいて解決されるべきであり、この場合、クレームがどの時点で申し立てられたかは必ずしも考慮要因とはならない。
質問のケースでは、両者の主張は対立しており、しかも証言の信頼度はどちらをも有利と認定しにくい。このような場合には、「疑わしい点は善意に解釈」という考え方を受け容れて、問題のストロークを行ったAに有利に取り計うべきである。
   ◎関連裁定:
   *6-6a/4 競技者に有利な判定がでたが、マーカーはサインを拒否し続ける
   *6-6d/5 競技者のスコアは間違っていると、ギャラリーが証言
34-3/5
  マッチの真実の状態を委員会も明確に認定できない場合
質問:   マッチの終了時点で、プレーヤーAは自分が1アップだと主張し、プレーヤーBはマッチはオールスクエアーだと主張したため問題は委員会に持ち込まれた。委員会は集めうる限りのあらゆる証言を集めたが、それでもなおマッチの真実の状態を最終的に決めることができなかった。この場合、委員会はどのように対処すべきか。
回答:   委員会は最も公平な方法で問題の解決を計るべきである。公平な解決策の1つとして、そのマッチをやり直させることも考えられる。
34-3/6
  プレーヤーが適用できない規則に基づいて処置した場合の委員会の裁定
      プレーヤーがその状況に適用できない規則に基づいて処置をしてストロークした場合、委員会はプレーヤーの行動に基づく裁定をするのに適用する規則を決めなければならない。
そのようなケースでの適切な委員会の裁定の例は、裁定18-2/3、裁定20-7/2、裁定25-1b/13、裁定25-1c/2と下記の説明を参照。
裁定18-2/3では、プレーヤーは適用できない規則(規則24-2)に基づいて処置をした。規則28(アンプレヤブルの球)では球を拾い上げる前にプレーヤーが規則28に基づいて処置するという意思を持つことを要するので、委員会はプレーヤーの行動に対して規則28を適用することはできない。そのような状況でプレーヤーが球を拾い上げることを認める規則はないので、委員会は規則18-2を適用しなければならないことを決定した。
裁定20-7/2では、プレーヤーはウォーターハザード内の自分の球をアンプレヤブルとみなして、規則28bや規則28cの処置にしたがって球をドロップし、ウォーターハザード内からその球をプレーした。規則26-1はこの状況下で救済のために球を拾い上げることをプレーヤーに認める唯一の規則であったので、委員会は規則26を適用し、それに従って裁定をした。結果として、プレーヤーは誤所(つまり、規則26-1によって認められない場所)からのプレーをしたとみなされた。
裁定25-1b/13では、プレーヤーの球はカジュアルウォーターの中にあるのにプレーヤーはそこがウォーターハザードだと誤解していた。プレーヤーは規則26-1bの処置に従って別の球をドロップしてプレーした。規則25-1はそのような状況下で救済のために球を拾い上げることをプレーヤーに認める唯一の規則であったので、委員会は規則25を適用し、それに従って裁定した。その結果、プレーヤーは誤所(つまり、規則25-1によって認められない場所)からプレーし、そして規則25-1に違反し誤って球を取り替えたものとみなされた(規則15-2参照)。
裁定25-1c/2では、プレーヤーは初めの球がどこにあるかを知らず、球が修理地内で紛失したことが分らない、あるいはほぼ確実でないのに、そのように決めてかかり、プレーヤーは規則25-1cに基づいて別の球をドロップしてプレーした。プレーヤーは初めの球がどこにあるかを知らなかったので、この状況下では、規則27-1がプレーヤーが処置できた唯一の規則だった。したがって、委員会は規則27-1を適用しそれに従って裁定した。結果として、プレーヤーはストロークと距離の罰のもとに球をインプレーにし、誤所(規則27-1によって認められない場所)からプレーしたものとみなされる。
34-3/7
  レフェリーはプレーヤーが球を動かす原因となっていなかったと決定;委員会がその後裁定を変える
質問:   プレーヤーのインプレーの球が動いたが、プレーヤーは規則18-2に違反して球を動かす原因となったのかどうか分からなかった。プレーヤーはレフェリーに裁定を求めた。証拠に基づき、レフェリーは、プレーヤーが球を動かす原因とはなっていないと判断し、プレーヤーに罰なしに球をあるがままにプレーするよう指示をした。プレーヤーがプレーした後、委員会が同じ証拠またはその時点では入手できていなかった更なる証拠を評価したところプレーヤーが球を動かす原因となっていたことが分かった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:   規則34-3は委員会が裁定を変えることを妨げていない(裁定34-3/1参照)。プレーヤーが球を動かす原因となったので、そのプレーヤーは規則18-2に基づき1打の罰のもとに球をリプレースしなければならなかった。そうしなかった場合、プレーヤーは誤所からプレーしたことになる。しかしながら、プレーヤーが誤所からプレーしたのはレフェリーの指示によるものなので、誤所からプレーしたことに対する規則18に基づく一般の罰は課せられない。しかし、レフェリーの裁定の前にプレーヤーが球を動かす原因となっていたので規則18-2に基づく1打の罰は課せられる。プレーヤーは誤所からプレーした球でプレーを続けなければならない。
(改訂)
34-3/8
  プレーヤーは裁定に基づいて処置をした;その後でプレーヤーの事実についての証言が間違っていたことが分かる
質問:   プレーヤーのインプレーの球が動き、プレーヤーはレフェリーに裁定を求めた。その際、プレーヤーはレフェリーにプレーヤーが球を動かす原因とはなっていないことを伝えた。レフェリーはプレーヤーに罰なしに球が止まったところからプレーするように指示した。プレーヤーがプレーした後、レフェリーはプレーヤーが実は球を動かす原因となっていたことに気づいた。この場合、どのように裁定すべきか。 
回答:   プレーヤーが球を動かす原因となっていたので、プレーヤーは規則18-2に基づいて1打の罰を加え、その球をリプレースしなければならない。これを怠った場合、プレーヤーは誤所からプレーしたことになり、規則18に基づいてマッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける。
ストロークプレーでは、プレーヤーは誤所からプレーした球でプレーを続けなければならないが、もし重大な違反があり、プレーヤーが次のティーインググラウンドからまだプレーしていないか、あるいはそのラウンドの最終ホールの場合はパッティンググリーンを離れる前であれば、レフェリーはプレーヤーに誤所からプレーした球で行われたストロークと以後のストロークを取り消し、初めの球があった箇所から球をプレーするよう要求しなければならない。
この状況の場合、プレーヤーが間違った情報を与えたことでレフェリーが誤った裁定をしたので、裁定34-3/7の裁定とは異なり、一般の罰を付加することになる。プレーヤーはレフェリーに正しい事実を伝える責任があり、事実についてのプレーヤーの誤った証言が誤所からのプレーの原因となった場合、プレーヤーはその適用できる規則に基づく罰を受けることになる。
(改訂)
34-3/9
  事実問題についての解決;レフェリーと委員会の責任
      事実問題について解決することはレフェリー、または委員会全体に求められる最も難しい行為である。例えば、そうした状況はプレーヤーが球を動かす原因となったのかどうか(裁定18-2/0.5)、プレーヤーがティーインググラウンドの外からプレーしたのかどうか(裁定34-3/4)、ストロークは行われたのかどうか(裁定14/1.5)、誤球がプレーされたのはどのホールか(裁定15-1/3)、マッチの状態は(裁定34-3/5)といった広範囲にわたる出来事を含む。
事実問題に関係するすべての状況において、紛議の解決はすべての関連する状況と、場合によっては可能性の程度を含め証拠の重さによって解決しなければならない(裁定15-1/3)。委員会が納得するほどその事実について決定することができない場合、委員会はその件について最も公正な方法で解決しなければならない(裁定34-3/5)。
関係プレーヤーたちの証言は重要であり、十分な配慮がなされなければならない。事実が明白でないような状況では、紛議はプレーヤーに有利に解決されるべき場合(裁定15-1/2と裁定19-1/4.1)もあれば、プレーヤーに不利に解決されるべき場合(裁定13-4/35.5と裁定21/3)もある。プレーヤーたちの証言を判断したり、そうした証言についての重みを考える場合に堅苦しい決まりはなく、それぞれの状況に応じた判断をしなければならない。適切な措置は各ケースの状況次第であり、レフェリー、または委員会全体としての判断に委ねられなければならない。
観客を含み、その競技に直接関係のない人たちの証言であっても受け入れ、評価されなければならない(裁定27/12)。紛議を解決するための補助として、テレビ映像などを使用することも妥当である。
競技を整然と進めるために、いかなる事実問題も時機を逸せずに解決することが重要である。それゆえ、レフェリーが直ちに利用できる証拠が限られるかもしれない。そうした裁定は、さらなる証拠が利用できるようになった場合、レフェリー、または委員会全体によるさらなる再審理を免れない。
レフェリーによって判断がなされた場合、それがゴルフ規則の解釈(裁定34-3/1.5)であろうと事実問題の解決(裁定34-3/7)であろうと、プレーヤーはその裁定に基づいてプレーを続けることができる。両方の状況において起こることであるが、裁定が間違っていたということが分かった場合、委員会は訂正を行う権限を有している(裁定34-3/1と裁定34-3/7)。しかしながら、マッチプレーとストロークプレーの両方を含むすべての状況において、レフェリーや委員会は裁定34-2/5、裁定34-2/6、裁定34-2/7、裁定34-3/3、裁定34-3/3.3 にあるガイダンスにしたがって、訂正を行うためにできることは制限される。
(改訂)
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