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目次 【第1章】エチケット 【第2章】用語の定義 【第3章】プレーについての規則 付属規則 アマチュア資格規則 2016年規則主要な変更点
付属規則Ⅱおよび付属規則Ⅲ
 定義はゴシック体で表記され、第2章の用語の定義(P34~51参照)にアルファベット順に記載されている。
付属規則Ⅱ クラブのデザイン
 クラブの適合性について疑問のあるプレーヤーはR&Aに助言を求めるべきである。
 メーカーは製造されるクラブのサンプルをそのクラブが規則に適合であるかどうかの裁定のためにR&Aに提出するべきである。そのサンプルは照会用としてR&Aの所有物となる。もしメーカーがサンプルを提出することを怠ったり、サンプルは提出したが裁定を待たずにそのクラブの製造・販売を行ったり、市場に出した場合、そのメーカーはそのクラブが規則に適合しないという裁定がなされるリスクを負うことになる。
 以下の各項ではクラブのデザインについての一般的な規定を仕様と解釈と共に規定している。こうした規定とその適切な解釈についての詳細な情報は「クラブと球についての規則ガイド(A Guide to the Rules on Clubs and Balls)」に規定されている。
 クラブやクラブの一部が規則の中にある仕様に適うことが求められている場合、その仕様に適うという意図を持ってデザインされ、製造されなければならない。
(注)R&A用具審査についての詳細はJGAホームページ(www.jga.or.jp)を参照すること。
1 クラブ
1  a  通 則 
 クラブは球を打つために使用するようにデザインされた用具であり、その形状と用途により、一般にウッド、アイアン、パターの3つの形式に分かれる。パターとは主としてパッティンググリーン上で使用されるためにデザインされた、ロフト角が10度以下のクラブである。
 クラブは伝統と慣習に大幅に反する形状と構造のものであってはならない。クラブは1本のシャフトと1個のヘッドからなり、プレーヤーがしっかりと握れるようにするためにシャフトに加えられた物質も有することができる(以下3.グリップ参照)。クラブのすべての部分はクラブが単一体となるように固定されていなければならず、外部付属物を一切有してはならない。ただし、クラブの性能に影響しない付属物については例外として認めることがある。
1  b  調節性 
 すべてのクラブは重量調整のための機構をもつことができる。その他の調節性についてもR&Aの評価に基づき認められることがある。認められるすべての調節の方法について以下の要件が適用となる:
(i)容易に調節できるものでないこと。
(ii)調節可能部分はすべてしっかりと固定され、ラウンド中に緩むことの合理的な可能性がないこと。
(iii)調節後のすべての形状が規則に適合すること。
 正規のラウンド中、クラブの性能は調節やその他の方法によって故意に変更されてはならない(規則4-2a参照)。
1  c  長 さ 
 クラブの全長は18インチ(0.457メートル)以上でなければならず、パターを除いては48インチ(1.219メートル)を超えてはならない。
 ウッドとアイアンの長さの測定は図Ⅰに示すようにクラブを水平面に置き、ソールを角度60度の面に当てて行われる。クラブの長さは、「二つの面の交差点からグリップの上端までの距離」と定義されている。
 パターの長さの測定はグリップの上端からクラブのソールまでをシャフトの軸線(またはその真っ直ぐな延長線)に沿って測る。
1  d  アラインメント 
 通常のアドレスポジションをとってクラブを置いたときに、シャフトは次のようになるように整えられなければならない:
(i)トーとヒールを貫く鉛直面へのシャフトの真っ直ぐな部分の投影は、その鉛直線に対し10度以上なければならない(図Ⅱ参照)。クラブの全般的なデザインが、プレーヤーがそのクラブを垂直に、あるいは垂直に近い位置で効果的に使用できるようなものである場合、シャフトの真っ直ぐな部分の投影はその鉛直線に対し25度はあることが求められることがある。
(ii)意図するプレーの線に沿った鉛直面へのシャフトの真っ直ぐな部分の投影は、鉛直線に対し前方に20度以下、後方に10度以下でなければならない(図Ⅲ参照)。 
 パターを除き、クラブのすべてのヒール部分は、シャフトの真っ直ぐな部分の軸線と意図するプレーの線(水平方向)を含む面から0.625インチ(15.88ミリメートル)以内に収まらなければならない(図Ⅳ参照)。
2 シャフト
2  a  直線性 
 シャフトの曲がっている部分とネック(あるいはソケット)の軸線に沿ってシャフトが真っ直ぐでなくなる点から測定したときに、シャフトはグリップの上端からソールの上方5インチ(127ミリメートル)以内の1点まで真っ直ぐでなければならない(図Ⅴ参照)。
2  b  曲げ特性とねじれ特性 
 シャフトは、その全長に沿ってシャフトのどの1点をとってみても、次のようでなければならない。
(i)シャフトをその縦軸周りでどのように回転させるかに関係なく、たわみが同じとなるように曲がること。  
(ii)両方向とも同量にねじれること。
2  c  クラブヘッドへの取り付け 
 シャフトはクラブヘッドのヒールに直接か1つの単純なネック(またはソケット)を介して取り付けられなければならない。ネック(またはソケット)の上端からクラブのソールまでの長さは、ネック(またはソケット)の軸線に沿って、曲がりなりに測定したときに5インチ(127ミリメートル)以下でなければならない(図Ⅵ参照)。
パターについての例外:パターのシャフト、ネック、ソケットはクラブヘッドのどの部分に取り付けてもよい。
3 グリップ(図Ⅶ参照)
 グリップはプレーヤーがクラブをしっかりと握れるようにシャフトに取り付けられた物質からなる。グリップはシャフトに固定され、真っ直ぐで単純な形状をしており、シャフトの上端まで達していなければならない。また、手のいかなる部分のためであっても型を付けてはならない。何の素材も取り付けられていない場合、プレーヤーによって握られるようにデザインされたシャフトの部分がグリップとみなされなければならない。
(i)パター以外のクラブは、グリップの横断面が円形でなければならない。ただし、間断のない、真っ直ぐで、若干盛り上がったリブをグリップの長さ全体にわたって組み込むことができる。また、巻きつけるタイプのグリップやその模倣グリップについては、らせん状の若干のくぼみがあっても認められる。
(ii)パターのグリップは、横断面に凹面がなく、左右対称で、グリップの長さ全体にわたって概して同形であることを条件として、円形でない横断面をもつことができる(下記(v)参照)。
(iii)グリップは先細りにすることができるが、膨らみやくびれがあってはならない。その横断面はどの方向から測っても1.75インチ(44.45ミリメートル)以下でなければならない。
(iv)パター以外のクラブは、グリップの軸線がシャフトの軸線と一致していなければならない。
(v)パターは2つのグリップを取り付けることができる。ただし、(a)どちらも横断面が円形であること、(b)どちらの軸線もシャフトの軸線と一致すること、また、(c)両グリップは少なくとも1.5インチ(38.1ミリメートル)は離れていなければならないことを条件とする。
4 クラブヘッド
4  a  単純な形状 
 クラブヘッドは概して単純な形状でなければならない。すべての部分は堅牢で、実質的な構成部分であり、機能的でなければならない。クラブヘッドやその部分は他の物体を模倣するようにデザインされてはならない。単純な形状を正確に、包括的に定義することは現実的ではない。しかしながら、この要件に違反するとみなされる特徴、したがって認められない特徴は以下のものを含むが、これに限らない:
(i)すべてのクラブ
●フェースを貫通する穴
●ヘッドを貫通する穴(パターとキャビティーバックアイアンについては若干の例外が認められる。)
●寸法の仕様に適合させるための機構
●フェースまで、あるいはフェースよりも前に及ぶ機構
●ヘッドの頂部線上よりも著しく上に伸びる機構
●フェースまで及ぶ畝溝やランナー(パターについては若干の例外が認められる。)
●光学装置や電気装置
(ii)ウッドとアイアン
●上記(i)に記載されているすべての機構
●上方から見ることのできるヘッドのヒールやトーの輪郭にあるくぼみ
●上方から見ることのできるヘッドの後方の輪郭にある著しい、あるいは複数のくぼみ
●それがなければ認められない機構を適合とする意図を持ってヘッドに付け加えられた透明な物質
●上方から見たときに、ヘッドの輪郭からはみ出している機構
4  b  寸法、体積、慣性モーメント 
(i)ウッド
クラブを60度のライ角度に据えたときに、クラブヘッドの寸法は次のようでなければならない:
(a)クラブヘッドのヒールからトーまでの長さはフェースから背面までの長さよりも長くなければならない。
(b)クラブヘッドのヒールからトーまでの長さは5インチ(127ミリメートル)以下でなければならない。
(c)クラブヘッドのソールからクラウンまでの長さは、認められる機構を含み、2.8インチ(71.12ミリメートル)以下でなければならない。
 こうした寸法は(a)ヒールとトー、(b)フェースと背面の最も外側の部分の垂直投影面の間(図Ⅷ寸法A参照)を水平に測り、ソールとクラウンの最も外側の部分の水平投影面の間(図Ⅷ寸法B参照)を垂直に測る。ヒールの最も外側の部分が明確になっていないときは、クラブが置かれている水平面から0.875インチ(22.23ミリメートル)上方の所とみなされる(図Ⅷ寸法C参照)。
 クラブヘッドの体積は460立方センチメートル(28.06立方インチ)+テスト許容誤差10立方センチメートル(0.61立方インチ)以下でなければならない。
 クラブを60度のライ角度に据えたときに、クラブヘッドの重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントコンポーネントは5,900グラム平方センチメートル(32.259オンス平方インチ)+テスト許容誤差100グラム平方センチメートル(0.547オンス平方インチ)以下でなければならない。
(ii)アイアン
クラブヘッドを通常のアドレスポジションに置いたときに、ヘッドの寸法は、ヒールからトーまでの長さはフェースから背面までの長さよりも長くなければならない。
(iii)パター(図Ⅸ参照)
クラブヘッドを通常のアドレスポジションに置いたときに、ヘッドの寸法は次のようでなければならない:
●ヒールからトーまでの長さはフェースから背面までの長さよりも長くなければならない。
●ヘッドのヒールからトーまでの長さは7インチ(177.8ミリメートル)以下でなければならない。
●フェースのヒールからトーまでの長さはヘッドのフェースから背面までの長さの3分の2以上なければならない。
●フェースのヒールからトーまでの長さはヘッドのヒールからトーまでの長さの2分の1以上なければならない。
●ヘッドのソールからトップまでの長さは、認められているすべての機構を含み、2.5インチ(63.5ミリメートル)以下でなければならない。
 伝統的形状のヘッドについては、こうした寸法は、(a)ヘッドのヒールとトー、(b)フェースのヒールとトー、(c)フェースと背面の最も外側の部分の垂直投影面の間を水平に測り、ヘッドのソールとトップの最も外側の部分の水平投影面の間を垂直に測る。
 非伝統的形状のヘッドについてはトーからヒールまでの寸法はフェース面で測定されることがある。
4  c  スプリング効果と動的特性 
 クラブヘッド(クラブフェースを含む)のデザイン、材質そして(あるいは)構造、また処理は:
(i)ペンデュラムテストプロトコル(R&Aテスト内規)に定められている上限を超えるスプリング効果を持ってはならない。
(ii)独立したスプリングやスプリング特性(これらに限定されない)などのようなクラブヘッドのスプリング効果に不当に影響を与える意図、あるいは効果を有する機構や技術を組み込んではならない。
(iii)球の動きに不当に影響を与えてはならない。
注:上記(i)はパターには適用されない。
4  d  打面 
 クラブヘッドの打面は1面のみでなければならない。ただし、パターに限っては両面の性能が同じであり、互いに向き合うようになっていれば打面を2面持つことができる。
5 クラブフェース
5  a  通 則 
 クラブのフェースは硬くて堅牢なものでなければならず、標準的なスティールフェースよりも著しく多くの、あるいは著しく少ないスピンを球に与えてはならない(パターについては若干の例外が認められる)。以下に記載されているマーキングを除き、クラブフェースは滑らかでなければならず、僅かであっても凹面があってはならない。
5  b  インパクトエリアの面の粗さと材質 
 以下の項で規定されているマーキングを除き、球との衝突が意図された部分(インパクトエリア)の範囲内の表面の粗さは、装飾のためのサンドブラストやファインミリングの粗さを超えてはならない(図Ⅹ参照)。
 インパクトエリア全体は同じ材質でなければならない(木製のクラブヘッドについては例外が認められることがある)。
5  c  インパクトエリアマーキング 
 クラブのインパクトエリアに溝やパンチマークが施される場合、以下の仕様に適合しなければならない。
(i)
●溝は直線で平行でなければならない。
●溝は左右対称の横断面をもたなければならず、収束しない側面をもたなければならない(図Ⅺ参照)。
●*ロフト角が25度以上のクラブについて、溝は単純な横断面をもたなければならない。
●溝の幅、間隔、横断面はインパクトエリアを通して一貫していなければならない(ウッドについては若干の例外が認められることがある)。
●溝の幅(W)は、30度測定法(R&Aテスト内規)で測り、0.035インチ(0.9ミリメートル)以下でなければならない。
●隣接する溝の端と端の間隔(S)は、溝の幅の3倍以上、かつ0.075インチ(1.905ミリメートル)以上でなければならない。
●溝の深さは0.020インチ(0.508ミリメートル)以下でなければならない。
●*ドライビングクラブ以外のクラブについて、溝の断面積(A)を溝のピッチ(W+S)で割った値は0.0030平方インチ/インチ(0.0762 平方ミリメートル/ミリメートル)以下でなければならない(図Ⅻ参照)。
●溝は鋭い縁や盛り上がったへりをもっていてはならない。
●*ロフト角が25度以上のクラブについて、図XIIIで示されているように測定されたときに、溝の縁は0.010インチ(0.254ミリメートル)以上、0.020インチ(0.508ミリメートル)以下の有効半径を有する実質的な円形状でなければならない。有効半径における0.001インチ(0.0254ミリメートル)以内の偏差は認められる。
(ii)パンチマーク
●パンチマークの最大寸法は0.075インチ(1.905ミリメートル)以下でなければならない。
●隣接するパンチマークとパンチマークの間隔(あるいはパンチマークと溝の間隔)は、中心から中心までを測って、0.168インチ(4.27ミリメートル)以上でなければならない。
●パンチマークの深さは0.040インチ(1.02ミリメートル)以下でなければならない。
●パンチマークは鋭い縁や盛り上がったへりをもっていてはならない。
●*ロフト角が25度以上のクラブについて、図XIIIで示されているように測定されたときに、パンチマークの縁は0.010インチ(0.254ミリメートル)以上、0.020インチ(0.508ミリメートル)以下の有効半径を有する実質的な円形状でなければならない。有効半径における0.001インチ(0.0254ミリメートル)以内の偏差は認められる。
注1:アスタリスク(*)のついた上記の溝とパンチマークの仕様は2010年1月1日以降に製造された新しいモデルのクラブとフェースマーキングが故意に改造されたクラブ(例:溝の彫り直しなど)にだけ適用される。2010年1月1日より前に市場に出ていたクラブのステータスについてのさらなる情報は、R&Aウェブサイト(www.randa.org)の「Equipment Search」セクションを参照のこと。
注2:委員会は競技の条件でプレーヤーの持ち運ぶクラブはアスタリスク(*)のついた上記の溝とパンチマークの仕様に適合していなければならないと要求することができる。この条件はエキスパートプレーヤーの最も高いレベルの競技にだけ採用することを勧める。さらなる情報は、ゴルフ規則裁定集の裁定4-1/1を参照のこと。
5  d  装飾的なマーキング 
 インパクトエリアの中心を示す意匠を各辺0.375インチ(9.53ミリメートル)の正方形の範囲内に1つ設けることができるが、そのような意匠は球の動きに不当に影響を与えるものであってはならない。装飾的なマーキングはインパクトエリアの外側であれば認められる。
5  e  非金属クラブのフェースマーキング 
 上記の仕様は、フェースのインパクトエリアが金属よりも硬度が少ない材質からなり、ロフト角が24度以下の木製のクラブには適用されないが、球の動きに不当に影響を与える可能性のあるマーキングは禁止される。
5  f  パターフェースマーキング 
 パターフェースにマーキングが施される場合、そうしたマーキングは鋭い縁や盛り上がったへりをもっていてはならない。インパクトエリア内の粗さ、材質とマーキングに関しての仕様はパターには適用されない。
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