2007年度(第17回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【スコアを伸ばしきれない室田淳、2打差で最終ラウンドを迎える高橋勝成】
第3日 競技報告:JGA    写真:GARY KOBAYASHI
最終組が1番ティをスタートする12時10分頃、秋晴れの日差しに気温は23度、北の風5メートルという気象台の発表数字より気温は高くなり、風も西よりに変わっていた。したがって、西から東へ向かうパー5の1番ホールが左からのフォローウィンドになった。首位の室田淳がセカンドで手にしたクラブは7番ウッド。グリーンエッジまで200、そこから右寄りの旗は23ヤード入っているので、残り距離223ヤード。ボールはピンをめざし、手前5メートルにピタリと止まった。室田の歩幅で7歩のイーグルチャンス。昨日のラウンドではイーグルを奪取しているので、またもやイーグルか?というギャラリーの期待の中、ファーストパットが1メート
ル以上ショートして、ため息を誘った。「朝の練習グリーンが素晴らしく速く、ボールの転がりが良かったので、いきなり大ショートしてショック。その後のパットはすべてカップまで届かない!」とパットの距離感に惑わされる1日になってしまったようだ。1、5番のパー5のバーディー2つに12番の10メートルを打ちすぎての3パットでボギーというスコアがこの日の室田を象徴していた。

そんな室田とのペアリングで、4打差を追う高橋勝成はフォローの風が吹く1番ホールでもキチンと第2打をレイアップ。マイペースを崩さない強い意志を感じさせるが、3オン2パットのパー。差は5打と開いたが、高橋の粘り強いプレーが直後の2番ホールから炸裂する。2番、4番と俗にいう“OKバーディ”、5番のパー5でも6メートルを捩じ込み、この時点で9アンダーパーは室田と2打差に詰め寄った。

しかし、青木功尾崎建夫などトップシニア・クラスの選手が「芽があるのか無いのか分かり難いグリーン上のラインと、風向きを読むのが難しい日だった」と嘆くくらいだから、突然の変調が高橋に訪れるのも仕方ない。8番で3パット、9番で風を読み違えて第2打をバンカーに入れるボギーを連発、せっかくの3アンダーパー・ペースを崩してしまう。アウト1アンダーパー、トータル7アンダーパーで室田との差が4打とスタート時と同じになったのだ。それでも、後半の9ホールで2バーディーを射止め、この日も3アンダーパーの69。3日連続の69行進で、室田との差を2打に縮めて明日の最終ラウンドを迎えることとなった。

実はこの試合で、室田と高橋には対称的なプレースタイルの違いがある。スタート前にその日の目標スコアを設定しない室田に対し、高橋は「アウトで2つ、インで2つのバーディーで、1日4アンダーパーを目標にします」と公約する。しかし、目標に3打足りない現状に、まだ望みは捨てていない。ホールアウト後、一目散に練習場へ駆けつけ、ドライバーの微調整を行った。「今週はドライバーの調子がイマイチで、右にプッシュアウトする。でも、治して来ました」ときっぱりいう。「明日は室田選手を相手にするわけではありません。誰が7アンダーパーで急浮上するか分からないのだから、自分の目標に邁進するだけ。後は、結果待ちです」と、このタイトルを3回獲得している経験豊富なコメントに意地とプライドが覗いた。初優勝して今季のシニアツアー賞金王を確定的にしたい室田と3年ぶり4回目のタイトルを賭けた高橋による、明日のゲームが楽しみになって来た。


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