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競技報告
優勝候補の森田、藤本は共に1アンダーと好位置につける
第1日 競技報告:武藤一彦 写真:GARY KOBAYASHI
森田理香子
優勝候補の森田理香子藤本麻子はともに1アンダー71のスタートだったが、ゴルフの内容は対照的。森田は1イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと荒れ模様。10番からスタートの後半2番で左林に入れ、あげく3パットでしゅんとなったかと思うと最終9番パー5ではセカンドショットを5センチにつけるスーパーイーグルで驚かせた。

 「ティーショットが左へ曲がった。でも飛ぶ人は曲がる、曲がってもくよくよしない」と前向きだった。「去年までは曲げるとまっすぐ打とうと悩んだが、
飛んだ方が有利と割り切ることにした。曲げたら林の中からフックでナイスリカバリーというようなゴルフをすればいいと考えてやって
藤本麻子
います」
 昨年の日本女子オープンでプロにまじって16位、ローアマに輝いた。宮里美香、金田久美子らがプロ転向を目指し不在の今回、日本のエースとしてしたたかに生まれ変わろうとしている。

 藤本は「もったいないゴルフ」と唇をかんだ。4バーディー、3ボギー。しかし、「バーディーチャンスのパットを5回も外した」同じ組に64を出した香妻がいた“不運”もあったとにが笑い。
 「きょうは納得がいかない。ショットは広くて打ちやすいからパット勝負、頑張ります」こちらもロングヒッター。ここ3戦は女子ツアー3戦、3連続のローアマ獲得。2週前のサントリーレディスオープンでは8位には入った。優勝候補のパワー対決に注目だ。 

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