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史上に残る大逆転ドラマ
第5日 競技報告:武藤一彦 写真:GARY KOBAYASHI
3ホールで追いつき追い越し、大逆転。マッチプレーの怖さ、面白さがふんだんに出た試合だった。
森桜子、1ダウンで迎えた35ホール目、17パー3。森の17㍍のファーストパットはカップを3㍍もオーバーした。森田は12㍍から40センチに寄せ、誰もがパーは確実と森田の優位を信じた。だが、森がしぶとくその3㍍を入れた次の瞬間だった。森田のパットはカップをわずかにかすめて外れた。痛恨の3パットボギー、大詰めの痛いミス。あっという間に試合はマッチイーブン、“同点”となった。

森は勢いづいた。運も動いた。18番、フェアウエーにティーショットを運ぶとセカンドショットを高々と打った。硬くて速い高速グリーンで
18H決着後健闘を称えあう二人
ボールは30センチについた。森田がグリーンに上がったとき、森のボールのカップの近さに愕然としたに違いない。森は落ち着いてウイニングパットを沈めた。

取ったり取られたり、ダブルボギーで分けたり。決勝戦は前半から荒れた。
主導権は森田。270ヤードのドライバーショットは高い確率でフェアウエーをとらえた、あいまに見せる刻むところは刻む手堅いゴルフといい回転を見せ14番を終わって3アップ。この流れは午後にはいって試合がこう着状態に入っても続き、森が追いすがると森田は引き離すという流れが続いた。その流れが変化したのは午後のイン、28ホール目。森田がドライバーショットを右林に打ち込んでリードは1アップ、続く29ホールもティーショットを右バンカーに入れついにマッチイーブン、振り出しに戻った。
 
トップアマチュアとして共に戦った18歳。激戦は世界を相手にしたたかに成長した結果だった。2年前、彗星のように現れ日本女子アマチュアのタイトルをさらい、東北高へ。昨年は主将として最強チームを引っ張り、精神的にも成長した森。そのキレのあるアイアンとショートゲームは国際試合の大きな戦力だった。森田は2006年、高校1年で世界女子アマチュア日本代表、個人2位、2007年全米アマチュアベスト32入り入りとその実力は実証済みだ。

日本を代表するトップアマチュアは今春高校を卒業、この試合がアマチュアとして最後だった。7月末にはプロテスト。この日の激戦はライバルの第1ラウンドの始まりだ。


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