「この２日間は、予定通り」そう話す中西の表情は充実していた。この日は、２番で１メートルを沈めてバーディーを決めると続く３番もバーディー。５番ではティショットを左の林に打ち込み、あわやダブルボギーのピンチも４打目をピンに当てる会心のショットでボギーにおさめる。６番では３パットのミスを犯すが、８番で「今週は凄く調子がいい」というバンカーショットが直接ホールに消えるチップインバーディー。９番も３メートルを沈めた中西は、後半も終盤３連続バーディーを含む４バーディー・１ボギーとスコアを伸ばした。
今日の３つのボギーのうち、１４番は「ティショットのアドレスがとりづらい」もので、「暑さもあって、集中し
切れていないうちにショットを打って曲げてしまったホールもあるし、ミスの原因がはっきりしている」から、充実感を漂わせているのかもしれない。もちろん、今日のスコアで満足しているわけではない。「今日で、できれば２桁アンダーパーにしておきたかった。予想よりは悪いスコアだけど、調子は上向き。あと６つ伸ばせばいい勝負ができる。１６アンダーパーまで伸ばせれば…」勝利を掴むために、明日も攻める。
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