2009年度(第19回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
日本シニアオープン ハイライトムービー配信中
新's あらたにす JGA3大オープン特集
NHKで全国生中継予定
Championship Reports
競技報告
【少欲知足の気持ちを抱く水巻が2位につける】
第1日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Gary Kobayashi
出だし1番ホールの第2打をバンカー。そこからピン左手前5メートルに乗せて1パットのバーディ。幸先の良いスタートを切った水巻善典のショットのイメージは、フェードボールだった。「いや、日本オープンで第1ラウンド、第2ラウンドとアマチュアの伊藤誠道君と回って、若い選手の勢いを感じ取れて凄く楽しかったんです。そしたら次は、池田勇太君の一緒の組になって、彼がいい切れ味のフェードボールを打っていたんですね……そのとき、ふと、自分の若い頃を思い出して……あー、自分もこういう球筋で攻めていたんだなぁ、と思ってやってみたら、いい感じになったんですよ。それで日本オープン(武蔵CC・豊岡コース)のその日、バーディが5つも獲れたんですね」と言った。
フェードショットの切れ味は、この日本シニアオープン第1ラウンドに表われた。2番ホールでボギーとしたものの、続く4番ホールは、ピン横1メートル。5番ホールは、ピン奧1メートルの距離を沈めてバーディとした。
そして7番ホールでも左カラーから4メートルを入れて、この時点で3アンダーパーと上位に躍り出た。
「途中から、グリーン(の傾斜、芝目)が読めなくなってきたんですよ。後半、スコアカード通りのパープレーでしたが、1ピン以内の距離をかなり外していました。ちょっと丁寧にやりすぎたのかも知れません」
水巻のいう「丁寧に」という意味は、二つある。ひとつは「やはり日本シニアオープンというメジャーですから、丁寧に積み重ねていきたいという気持ちです。そして、もうひとつは、日本オープンの最終ラウンド、16番ホールで、50センチから3パットしたんです。それから距離のイメージがうまく掴めなくなってきていたので、丁寧に、と思ったんですけど、ちょっと後半は、丁寧(慎重になり)すぎましたね」と自身のゴルフを分析した。
実は、水巻選手はこの8月末に、父親を亡くしている。「プロゴルファーになって、どんどん上手くなっていったら、偉そうにならず、頭を低くし、謙虚にならなくては駄目だぞ」と言われたそうだ。そして「親父が、僕のプレーをいつも応援してくれていたことを思い出して、自分のためではなく、むしろ自分が頑張っていることで、いいプレーをすることで、みんなが喜んでくれるという気持ちになれたんです。いま、不思議に、自分が絶対に上に行きたいとか、勝ちたいとか、そういう(直接的な)欲望がないんです。」と言った。シニア入りしたのが、ちょうど昨年の日本シニアオープン。「ちょうど1年目なんですね」と感慨深げに呟いた。「少欲知足」少ない欲で足りるを知る、という言葉は、自分の身の回りは少欲知足で、残りは、人のために何かをする、ということだ。そんな気持ちを抱く水巻のゴルフが、あと3日間、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみだ。


その他の記事はこちら
戻る
  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • クリーンなスポーツを守るアンチ・ドーピング JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • 経済構造実態調査