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競技報告
【最年少柏原と最年長久保の戦いは最終18番で柏原に軍配】
第4日 競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi
久保 宣子(グロワールGC)
【準決勝 マッチ30】 ○柏原明日架 1UP 久保宣子

<前半は先手をとった柏原の1UP>
2、3番を柏原がとって2UP。最年少記録更新の柏原がペースを掴んだかに思えたが、とうの本人は、別の捉え方をしていた。「2UPといっても、自分がいいゴルフをしていたというより、相手のミスでたまたまそういうことになっただけだから、逆に油断してはいけないと気持ちを引き締めた」という。確かに流れを掴んでいたわけではなかった。4番パー4で、すぐに最年長記録更新の久保が取り返して柏原の1UPに。そして7番で2UPにすると、続く8番ではまた久保が取り返すという白熱の展開になった。9番ホールは分けて柏原の1
勝負どころで決めガッツポーズする柏原
UPで後半に向かうことになった。

<後半は久保が巻き返し、いったんは逆転するも…>
11番ホールを久保がとって、マッチはついにイーブンに。さらに3ホール続けて分けたあとの15番で、ゲームが動いた。ティーショットは右、左に分かれてともにラフ。第2打を手前ラフにショートさせたのが久保で、2オンさせてきたのが柏原だった。そして、ここからパーをセーブしたのが久保でボギーにしたのは柏原。3パットだった。終盤にさしかかろうという状況で久保が、このマッチ初めてリードした。

逆転された柏原の逆襲が、ここから始まる。続く16番パー3。先に打った久保のショットは左エッジにこぼれた。柏原はピン左5メートルにグリーンオン。久保がエッジからパターで1メートルほどに寄せたあと、柏原はバーディパットをねじ込んでタイガー・ウッズばりの大ガッツポーズをみせた。マッチは再びオールスクエアに戻った。
17番を両者パーで分けて迎えた18番。柏原がティーショットでフェアウェイをとらえたのに対して、久保は左林に引っ掛ける。久保は斜め前方に出すだけ。柏原は第2打をダフり、右ラフに打ち込んだがグリーンまでは110ヤードほどの地点まで運べた。一方の久保の第3打はまだ200ヤード近く残っていた。そこから左のバンカーへ。柏原はラフからバンカー越えのピンを狙って意識的に高い弾道で打ち出し、止まりにくいこのショットを奥のカラー部分に止めた。そして、このカラーから5メートルのパットを決めて、また大ガッツポーズ。大接戦にピリオドを打った。

<戦いを終えて…>
★柏原明日架「疲れました。でも、落ち着いてゲームできました。追いつかれ、逆転されたときも、残り3ホールでつかまえてエキストラホールにいけばいい、ぐらいに冷静でいられました。今年は、深呼吸を繰り返すことで、気持ちを平常心に戻し、どんな状況でも心に波風を立てないようにすることを覚えました。はい、準決勝でも、何度もそれを繰り返しました。それと、昨年(ベスト8)は、自分のゴルフのことばかり考えて、自分で決めにいっていましたが、今年は、状況によっては相手のミスを待ってもいいというのがわかってプレーできています。決めるところは自分でいき、相手しだいで待つべきところは待つ。そういうメリハリがつけられるようになりました。少しは頭がよくなったと思います。逆転されてからは、自分で決めにいったショット、パットが上手くいったので、気合いが入りました。決勝も、メリハリのあるゴルフをしたいと思います」

★久保宣子「プレーオフでベスト32に残れたこと。そこからマッチプレーで準決勝まで進めたこと。楽しかったです。日本アマでは、自分がどこまでできるのか、何ができないのか、足りないのか。そういったことがいろいろ確かめられました。この後のこと(プロテスト)を考えると、いい勉強にもなりました。自分に一番足りないものは、マッチの18番でもやってしまいましたが、ここ一番で、絶対にいってはいけないところを確実に避けて打てる技術です。3位決定戦では、そのあたりを改めて意識しながら、勝負どころで粘れるゴルフ、攻め切れるゴルフを心掛けます」

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