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競技報告
【「集中できている」1回戦の壁を越えた大槻がベスト8に】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
予選ラウンドから大槻智春(千葉桜の里)は、ヒヤヒヤの連続だった。36ホール・ストロークプレーは、通算イーブンパーで18位タイ。最終組がホールアウトするまで、自分もマッチプレー進出をかけたプレーオフに臨まなければならないかもしれないと、心落ち着かぬ様子で過ごしていた。そして、マッチプレー1回戦。対戦相手は松原大輔(朽木)だった。「すごく緊張してしまって…ショットも曲げてしまって」という大槻は、6番でボギーを叩き相手に先行を許してしまう。直後の7番で取り返し、オールスクウェアのまま後半に入って迎えた11番。大槻はイーグルを奪って、初めて松原から1upのリードを奪い「自分に流れが来たと思った」。しか
大槻(左)と中西
し、勝負の流れは、大槻が思うほど簡単に手繰り寄せられるものではなかった。次のホールのティショットでグリーンを外した大槻に対して、松原がバーディパットをねじ込みオールスクウェアに戻される。次の13番も松原がバーディを奪い、リードを許してしまう。「13番で松原選手が長いバーディパットを決めたとき、自分で気持ちを切り替えることが出来なかった」大槻は、14番のティショットを2度OBに打ち込んでしまい、このホールを落としてしまう。この時点で大槻は2down。追い込まれた大槻が吹っ切れたのは、奇しくもこの2発のOBだった。大槻は15、16番の連続バーディで松原に追いつくと、17番を失うものの、最終18番で3打目を8番アイアンで1.5メートルにつけてバーディを決めてオールスクウェアに戻し、エキストラホールに持ち込んだ。この時点で勝負の流れは大槻にあり、19ホール目にバーディを奪って、苦しい1回戦を勝ち抜いた。「自分はベスト32が最高順位だった。ようやく2回戦に進出できて、吹っ切れた」というベスト8をかけた戦いは中西直人(新宝塚)が相手。ともに相手を良く知っている先輩、後輩の対決は、「中西選手も崩れる気配が感じられず、苦しい展開だった。ずっとリードを奪われて、後を追うばかり」という周囲も息苦しさを感じるほど緊張感溢れる試合となった。勝負の流れを決定付けたのは、16番。このホール大槻が先に2打目を2メートルにつけると、中西はアプローチをミス。このホールで初めてリードを奪った大槻は、17番も先にアプローチを寄せてパーをセーブした中西の目の前で6メートルのバーディパットをねじ込んで勝負を決めた。「今日の2試合は、とても苦しかった。体も悲鳴を上げています」と話す大槻だが、その目は死んでいない。「でも、体は嫌という程疲れているのに、不思議と集中力が増しているんです。目の前のショットに集中できて、ショットが曲がらない。こんな感覚は初めて」と、充実感溢れる笑顔を見せる。もともとアンコ型の体型だった大槻が、トレーニングの成果で昨年とは見違えるアスリート体型に変貌しつつある。その効果が、過酷な日本アマで現れている。ベスト32の壁を乗り越えた大槻がどこまで勝ち進むのか。


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