2010年度(第75回)日本オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【後半の攻めの気持ちが好スコアにつながった藤田寛之】
第2日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Gary Kobayashi/Yoshitaka Watanabe
「昨日の5アンダーパーのゴルフの内容は、なんでかなぁ、というのが本心。分析すると、やはりパッティングに頼る部分が多かったと思う。で、今日の4アンダーパーを分析すれば、昨日よりも、ショットのストレスがかなりなくなっています。それだけ、自分が納得できる内容が含まれているんだと思います」
藤田寛之は、この日、アウト35、イン32の67で回り、通算9アンダーパー。H・リーと並んで首位タイに躍り出た。

「昨日、ラウンドが終わってから、コーチと一緒にアプローチ練習場でいろいろ修正したんです。2時間ぐらいかな。でも、修正の方向性はちゃんと解っていたのですが、それが(ストロークの中での)フィーリングと
して溶け込むまでにはいかなかったんです。ホテルに戻って、さらにシャドウスイングをしたりして、いろいろ修正と体に溶け込めるようにやってみました」
前半のアウトは、8番ホールのバーディひとつだけで、あとはすべてパープレーだった。後半になって藤田は「攻め」に気持ちを切り替えた。
「自分自身は、スコアを伸ばすつもりでスタートできたわけじゃないんです。アプローチの修正が馴染んでいなかったこともあって…。でも、昨日、いろいろやった中で、トップからの切り返しで、少しシャフトが寝て(フラットに入りすぎて)いたものを修正したら、なんかいい感じだったので…。それが途中でうまく掴めてできるようになったので、後半は、スコアを伸ばせるなら伸ばそうという気持ちに変わってきました」

後半の11番から3連続バーディ。11番では、1.5メートル。12番では、3メートル。13番では4メートルのバーディパットを沈めた。それはアプローチが気持ちよくストロークできて、イメージ通りの転がりでピンに寄ってくれたから、パッティングするまでの流れに、ストレスを感じなくなったためである。
2日目を終えて首位タイですが? という記者の質問に、藤田は冷静に答えている。百戦錬磨の藤田にとって、特に、コースセッティングが難しい大会での戦い方を、ちゃんと心得ている。

「まだ2日目が終わったばかり。何が起きるか解らない、ということをしっかりと自分の中に置いておかないといけないと思う。確かに、チャンスはあります。でも、チャンスがあると思ってしまうことで、逆にマイナスな面に繋がってしまいがちですから、ここは、リセットですね。しっかりとリセットして、3日目を乗り切って、最終ラウンドを迎え、さらに、最後のバックナインに入ったら、そこが勝負どころでしょう」と語った。
「こういうセッティング、この大会では、落とし穴はいくらでもあるんです。ラフからでも、ピンの位置によっては、バーディチャンスがあるし、その逆もある。だから何が起こるか解らないわけです。うまく昨日や今日(2日目)のようなゴルフができれば…」

首位から10位タイまで12名の選手がひしめいている。最も若い選手は、2位でアマチュアの松山英樹。そして最年長は、41歳になる藤田である。その12名の選手の平均年齢が、30.58歳である。最年長の藤田は、平均年齢よりも11歳近い年齢差、最年少選手とは23歳の年齢差がある。20代前後から前半の若い選手が、勇猛果敢な冒険のゴルフと若さの勢いでゲームをリードしていくなら、藤田は、練達した賢者のゴルフでゲームを構築していくのだろう。この両極の対比が、残り2日間の戦いを、よりいっそう面白くしてくれるに違いない。


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