2012年度(第45回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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(財)上月スポーツ・教育財団
日本女子オープンは、(財)上月スポーツ・
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Championship Reports
競技報告
【日本女子オープンが明日開幕】
大会前 競技報告:JGA    写真:Gary Kobayashi
馬場ゆかり
宮里 藍
震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー「2012年度(第45回)日本女子オープンゴルフ選手権」が明日27日、開幕する。会場の横浜カントリークラブ・西コースは、日本女子オープンに合わせてフェアウェイが絞り込まれるとともにラフも伸ばされ、108名の選手たちの挑戦を待ち受けている。26日には、多くの選手が練習ラウンドを行い、最後の調整に余念がない。各選手ともキーホールとあげているのが17番(430ヤード・パー4)。風によっては、2打目にウッドを使わなければならなくなるこのホールは、「ティーショットでフェアウェイキープをすることが絶対条件」と口をそろえる。優勝争いの終盤に、この難ホールをどのように
宮里美香
ツェン・ヤニ
攻略できるかで、優勝杯の行方が決まりそうだ。

史上2人目の大会連覇がかかるディフェンディングチャンピオンの馬場ゆかりは、そのティーショットに多少の不安を抱えていたが、「新しいドライバーを使ってみたけれど、マンシングのときにOBが出たので、先週違うものを使って良かったので、ドライバーについての悩みは減ってきた」と、少しずつ本来の調子も取り戻してきている。横浜CCの印象も「相変わらず素晴らしいコースで、昨年の深いラフよりは少ないけれど、フェアウェイを外すと難しい。メジャーらしいセッティングだと思う」と、悪くはない。大会連覇について水を向けられると、「今は、5~6割ぐらいしか手ごたえがなくて。この1週間で手ごたえをつかめれば100点満点かな」と、気負いは見せない。「ティーショットでフェアウェイをキープして、いっちゃいけないところにいかなければパーセーブはできると思う。グリーンの傾斜が凄いので、手前手前から攻めていければ」と、安全策を徹底して偉業達成を目指す。

また、戸塚CCで開催された2005年大会覇者の宮里藍は、月曜日に横浜CCを訪れ、練習を重ねている。「今週は時差ボケもなく入れるので、体調も良いですし、全英とキングスミルで良い感じでゴルフが出来たので、良いイメージで入れています」と日本女子オープン2勝目に自信をのぞかせる。さらに世界ランキングトップ10のうち、8人が顔をそろえる豪華な顔ぶれに「すごくうれしい気持ち。日本のメジャーを重く考えてくれることで、すごく盛り上がると思うし、楽しい1週間になると思う。日本のメジャーに海外選手がチャレンジするのは意味がある」と、嬉しさと楽しみを感じるとともに、「日本選手のレベルも上がってきている。そう簡単には勝たせてくれない」と改めて気を引き締めていた。

日本女子プロゴルフ選手権での優勝に続いて、日本女子オープン初優勝を狙うのは有村智恵。7月に練習ラウンドを行って以来という有村は、「すごくきれいに仕上がっていて、ラフが大抵のところは打てる状態。女子プロゴルフ選手権と違って、ラフから打てるので、グリーンをラフから狙っていかないといけないので、どういう球を打つのか明確にしないといけないし、グリーンも少し砲台になっているので…できるだけフェアウェイからセカンドショットを打ってグリーンに止めるのが理想」と、コースマネジメントも明確になっているようだ。「女子オープンの雰囲気を重く感じでいますし、欲しいタイトルで優勝に魅力を感じるのでこの大会でどういう結果を残せるか。自信はそんなにないですが、この4日間をしっかり戦い抜いて、良い形で終わらせたい」と強い決意を語る。優勝スコアを問われると、「昨日は2桁アンダーパーまで伸びるかなと思っていたけれど、今日のグリーンの感じになると、やっぱり5アンダーパーぐらいかな。日に日に厳しくなってきているので」と、答える。「自分の中でやるべきことが掴めればミスなく行けるし、メジャーなので無理はしないことが大事なので、毎ホールをどうパーを取るかを考えて。チャンスが来れば(バーディを)取っていって、メリハリをつけてやっていきたい」と、2005年大会の再来を期して明日の第1ラウンドを迎える。

2010年大会でプロ入り初優勝を日本女子オープンで飾った宮里美香は、今年悲願のUSLPGAツアー初優勝を果たし、好調を維持して大会2勝目を狙う。優勝にはティーショットの正確性が求められる横浜CCの攻略に「自分でも今シーズンはドライバーショットに自信をもって打てている。この狭いフェアウェイで、ドライバーショットの安定感は武器になると思っている」と自信をのぞかせる。第1、第2ラウンドはジュニア時代からのライバルでもあり目標でもある世界ランキングトップのツェン・ヤニとの組み合わせも「彼女と一緒にプレーするのは楽しいし、会話しながら良いリズムで回れる」と気負いもなく、「私にとって、彼女の存在は大きいですし、世界ナンバーワンになることが最終目標なので、それに必要なのは何なのか、盗めるものは盗みたい」と、大歓迎だ。「パー5でバーディを取りたいと思っていても難しい。自分の中でスコア設定はしたくはないけれど、1日で2つか3つ(アンダーパーに)いけたら良いなと思う」と、世界の強豪がそろった本選手権で第1ラウンドからスコアを伸ばしたいと語った。

一方、世界ランクトップに立つツェン・ヤニは、特別承認で2010年大会以来2度目の日本女子オープン出場となる。今年は肘痛から苦戦が続いてるヤニだが、「肘は違和感がある程度。コースの土が固いのと、ラフ(の葉)が太いので少し心配はありますが、大丈夫だと思います」と、2度目の日本女子オープンは体調も回復傾向にある。ゴルフ自体の調子も「確実によくなっている」と自信を深めている。「2、3か月前は自分のゴルフが出来ないなどの悩みがあった」と苦しんだ胸の裡を吐露したが、「シーズン序盤の3勝できましたし、悩めることが良いことなんだと考えています」と精神的な強さも身につけてきた。初の日本女子オープン優勝の有力候補の一人と目されているが、「横浜カントリークラブはタフの一言。こんなに狭いフェアウェイは、私のゴルフ人生の中では間違いなく一番」と、驚きの表情。好スコアをマークするには、「ショットの正確さを求められるコースだと思いますが、ティーショットはむしろドライバーでいくつもり」と持ち前の攻めのゴルフを変える気持ちはない。それも、「仮にラフに行ったとしてもショートアイアンの方が、あの長く太いラフは攻めやすい。自分の持ち味である飛距離をアドバンテージに変えていきたい」という思いからだ。「このコースは、非常に挑戦心を駆り立てられると同時に、ボギーが平気で出てしまいそうなホールがいくつかあるので、挑戦、我慢、慎重を常に試される」と厳しいコースセッティングにも臆することはない。


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