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競技報告
【昨年のリベンジを果たした松本は「ようやく同期と肩を並べられた」】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
2010年大会の2位に続き、熊本空港CCで開催された昨年大会では終始試合をリードしながら最終18番のダブルボギーで白井敏夫にプレーオフに持ち込まれて、逆転負けを喫した松本新語(久米)。松本は3年がかりで銀色に輝く日本シニア優勝杯を手にした。今年の松本のプレーは、非常に落ち着いたものだった。無理な攻めはせず、守りに徹する中でチャンスを確実にものにする確かな技術と、冷静さを失わないセルフコントロールは、日本シニア初優勝に相応しいものだった。

通算イーブンパーの首位タイでスタートした最終ラウンド。
松本はいきなりチャンスを迎える。パー5のこのホールで2オン。ホールは2段グリーンの上、10メー
トルのイーグルパットは上りのスライスラインだった。「今日は、少しグリーンが重いと感じていた」という松本だが、さすがに最初のホールではパッティングのタッチを合わせることが出来ず、このパットを1.5メートルショートさせる。バーディパットを前に、慎重にラインを読み直し、しっかりと打ったはずの球は、ホールの左わきをすり抜けた。スタートホールで3パット。この先、苦しい戦いを強いられかねない3パットだったが、同じく2オンしていた首位タイの羽藤もまさかの3パットで両者パーに終わり、松本は救われた。ここからは、松本が「手堅く攻めていきたい」という言葉通りのプレーで、スコアを落とす羽藤を突き放す。2番(パー3)では9番アイアンのティーショットが80センチについてバーディ。この後、9番までパーを積み重ねた松本に対し、羽藤は4つ、同組の諏澤も2つスコアを落として、松本が独走態勢を築くかと思われた。その松本を追い詰めたのは、1組前でプレーしている﨑山俊紀。前半を終えて両者の差は1ストロークまで縮まっていたが、今度は﨑山がスコアを落とす。それに対して、松本は10番をボギーとしたものの、11番と15番でバーディ。残りは17番のボギーひとつで凌ぎ切り、通算1アンダーパー。出場選手でただ一人のアンダーパーで昨年大会のリベンジを果たした。

「昨年の悔しさは忘れることがなかった。最後まで落ち着いてプレーすることができて、リベンジすることが出来て、自分に自信が持てた」と嬉しさよりも安堵した表情で喜びを語る松本。今、男子シニアゴルフ界は昭和29年生まれの選手たちが、しのぎを削っている。「﨑山選手、羽藤選手、諏澤選手…僕と同い年の選手たちが、互いに切磋琢磨し合って、良い成績を残している。特に﨑山選手はシニアオープンのローアマチュアを何度も獲っているし、諏澤選手は2009年に日本シニアに優勝している。この優勝で、ようやく彼らに肩を並べられたかな」と、笑顔の松本。彼らとは仲も良いが、試合では別。「試合になれば、自分も戦闘モードになる。彼らには負けたくない」と強烈なライバル心を燃やす。そして、この優勝は、昭和29年組をけん引する選手として、また、新たな役割を実感させた。「1年ごとに優勝のチャンスは減っていく。若い人たちも、どんどんシニア入りしてくるし、自分たちも年を取る。だけど、若い人たちには負けられない」と、高い壁となることを誓った。

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