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競技報告
【身長差21センチの対戦は、小柄な葛城に軍配が上がる】
第3日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi
Anthony Quayle
アンソニー・クエールは、オーストラリアの選手である。19歳で身長が185センチを凌ぐ。「ほんとに背が高いですね。僕は彼の肩ぐらいの身長ですから、見上げてしまいました」と言ったのは、2回戦で対戦した葛城史馬(中津)だった。葛城は、17歳7日。身長164センチと小柄である。その葛城が大きく見えたほど、今日のマッチは良かった。
「いや、僕は人のプレーは気にならないタイプなんです。それにマッチプレーは好きですねぇ。毎ホール勝負ですから、勝ち負けがしっかりとそのホールでわかるでしょう。ですから、いい意味で同じ緊張感でプレーできるんです」と言う葛城は、実は、マッチプレーは正真正銘初めての経験なのだ。昨年
葛城史馬
、16歳で日本アマ初出場したけれど、43位タイでマッチプレー進出はならなかった。2度目の挑戦で2回戦まで勝ち進んだ。

大分県立宇佐高校の2年生である。部員は2人だという。小学校1年のときからゴルフを始めた。そのときから地元・大分の阿部信義プロに教わっている。「え?年齢ですか?何歳かなぁ。70歳過ぎたのかなぁ。練習場は学校から15分のところにあるんです」と覚えていないらしい。調べると、1942年生まれでプロ入会は1974年だった。今年74歳である。葛城にとっては、祖父のような存在のプロを師事しているせいか、言葉遣いや姿勢もシャキッとしていて話していても気持ちがいい。

「1回戦を振り返ったら、自分のボギーで獲られているホールがありましたから、2回戦では、自分からボギーを叩いて負けないようにしようと決めていました」。
その2回戦では、2番で葛城がパー。アンソニーがダブルボギーで1up。4番で獲られてオールスクウェア。7、8番を奪って2upで折り返した。10番でアンソニーが奪った。「この10番で1つ奪って、さあ、一気にというところで奪いきれなかったのが敗因だと思う。特に12、13番は充分チャンスがあったのに…」と悔しがるアンソニーだった。その流れをしっかりと手中にしたのが葛城だった。14番で2up。15番で獲られたものの、落ち着いて16番で取り返して2up。ドーミーとなる17番も奪って3and1で勝ち残った。

「昨年の日本アマは、クオリファイング第1ラウンドの1番ティで緊張しましたけど、今年は全然平気でした。プレーに集中できています。今日は、3パットもあったりして自分のペースを守るのが大変でしたけれど、ここまで来たら、守るものはありませんから、思い切って行きたいと思います。僕の取り柄は、アイアンショット。特に8番アイアンですね。あとはショートゲームです。80ヤードからの距離が得意です。ですからグリーンを外しても寄せてパーを狙っていきます」。

明日の準々決勝はエクストラホール(19H)までもつれ込んで小西健太に競り勝った石徳俊樹(広島国際)と対戦する。葛城の失うものはないという潔いゴルフが、どうマッチプレーに反映されるか楽しみだ。

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