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Championship Report

競技報告

2014年度(第26回)エスピリトサントトロフィー 世界女子アマチュアゴルフチーム選手権

【大逆転優勝の立役者、ミンジー・リーは「お姫様のように注目されたかった」】
第4日 競技報告:JGA 写真:Y.WATANABE / G.KOBAYASHI
ミンジーリー
スー・オー
本選手権が終わってみれば、世界アマチュアゴルフランキング(女子)上位選手の実力がいかに高いものであるかを示す結果に終わったと言える。

オーストラリアの大逆転優勝の立役者となったのは、同ランキング1位に君臨するミンジー・リーと、同ランキング6位スー・オーだった。リーは前半5ホールを終えて、1イーグル・2バーディを奪う。後半もランキング1位の実力をいかんなく発揮し、3つスコアを伸ばし、この日65をマーク。「記憶に残るようなことがしたかった」という言葉通り、確かにリーのプレーは、我々の脳裏に鮮明に焼きついた。本選手権2度目の出場のリーは、「この2年間で、自分が成長しているし、お姫様のように注目
を集めたかったの」と、満面の笑顔。2012年に全米女子ジュニアを制し、世界女子アマ開催の今年は、ビクトリアオープンとオーストラリアアマチュアでも優勝。オーストラリアはおろか、世界を代表するトッププレーヤーになった。その成長をしっかりと、この大舞台で表現してみせるリーの強さ。

そして、その成長した姿を引き出し、オーストラリアを3度目の戴冠に導いたのが、チームを率いるマット・カトラーキャプテン。「昨夜はチームメンバーで話し合いました。もし、個人で3つか4つスコアを伸ばすことができれば、チャンスが生まれると思って」、その言葉に燃えた1人のスー・オーはこの日6バーディ・ノーボギーの完璧なプレーを見せてキャプテンの期待に応えて見せた。

第1ラウンドはイーブンパーの16位と出遅れから1日ずつ、着実に順位を上げて、最終ラウンドに選手を奮い立たせたマット・カトラーの采配も光った。ランキングトップ10の中の2人がメンバーのオーストラリア。まさに世界のトップに相応しいチームが、18番グリーンで歓喜の声をあげた。

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