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競技報告
【蛭田みな美が圧巻の記録更新と本選手権初優勝】
第3日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
独走だった。圧勝だった。第1ラウンドのトップタイから一度も首位の座を明け渡すことなく蛭田みな美(学法石川高校3年)が完全優勝を果たした。2位に3打差をつけてスタートした最終ラウンドも、前半の9ホールを終えたところで6打差に広げていた。3バーディを奪ったアウトで通算12アンダーパーまでスコアを伸ばしていた。
スタートの1番で短いバーディパットをはずした。蛭田は、すぐに原因を見つけ出していた。「アドレスで左肩が開いていて、引っ掛けた」ということで、すぐに修正できた。それからは、前日遅くまで残って練習グリーンでチェックし続けたストロークを取り戻していた。3、7、9番と迎えたチャンスを確実に沈めてい
った。

この時点で、蛭田は優勝をゆるぎないものにしていたといっていいだろう。後半へのインターバルを進みながら、「このまま伸ばしていけば、いけるなと思っていました」。相手ではなかった。蛭田が意識し、目標にした数字がある。2013年大会で優勝した堀琴音のスコア通算13アンダーパーの更新というのが、それだ。とにかく、そこまで伸ばすだけ。13番(パー5)では、第3打を2メートル弱につけた。これをラインにスクウェアにセットアップして、確実に決める。さらに16番(パー3)では5メートルが決まって通算14アンダーパー。堀の優勝スコアを超えた。最後の2ホールをパーでクリアしての記録達成であった。
「アテストのときに“ノーボギーでしたね”と言われて、初めて気づきました。それだけ集中できていたのだと思います」

2位とは7打差。これで、昨年の日本女子アマチュアゴルフ選手権に続いての“日本タイトル”二冠を達成した。両タイトル獲得は、今年の日本女子アマ優勝で達成した勝みなみに続いて史上13人目となる。蛭田には、もうひとつ目標にしているものがある。日本女子オープンでのローアマチュアだ。「今回、3日間続けてビッグスコアを出せたことで、ちょっと自信がつきました」という蛭田。それができればアマチュアとしての三冠達成となる。

将来への夢、目標は、さらに広がっている。最終目標は「世界ランキング1位になること」。そこまでへの道のりも考えている。「まず、来年のプロテストに合格して日本の女子ツアーからスタートします。そのステージで活躍するためには、体力アップの必要性を感じています。現在のドライバー平均飛距離は240ヤードぐらいですけど、きょう同じ最終組で回った松原由美選手にドライバーショットでは置いていかれました。あと20ヤードぐらい伸ばさないと世界レベルの選手たちとは戦えないと思います」
日本から世界へと戦いの場を広げていって世界ランクを上げる。その先に見ているのが2020年の東京五輪だ。

「日本女子アマに優勝してナショナルチームに入れていただき、世界に派遣されたことで、これまで以上に日の丸を意識するようになりました。日本代表として、オリンピックで戦いたい。それが、大きな目標のひとつです」
二冠達成の蛭田、夢は果てしなく膨らむ。


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