日本女子アマで優勝した高橋彩華は、彼女らしくないスタートとなった。10番ホールでいきなりティーショットをミスしてボギーにすると、続く11番では３パットして連続ボギーを叩いてしまった。
「なんだか緊張して、固くなっているのが自分でもわかりました。今日の自分はどうなるのだろうと、動揺もしました」。
12番（パー３）で３メートルにつけた。バーディパットは決められなかったものの、ボギーが止まったことでようやく落ち着けたという。そこから、２度の連続バーディでホールアウトしてみれば２アンダーパーの70。“絶好の”とはいえないまでも、まずまずのスタートとなった。
日本女子アマに優勝した後、精神的に
は高揚感が続いていたが、「体は疲労していたようで、ゴルフの調子は急下降してしまいました。ここにきて、ようやく復調して、なんとか日本ジュニアに間に合ったかな…という感じです。目標は、やっぱり優勝です。日本女子アマと日本ジュニアのタイトルを揃えたいですね」
日本女子アマ優勝後に、家族や親せき筋が祝勝パーティーを開いてくれた。「祖母に喜んでもらえたし、プレゼントもたくさんもらってうれしかった。欲しかった高性能イヤホンも贈ってもらいました」
大きなタイトルをつかんだ実感がわいた祝勝パーティーではあった。
「難しいコースなので、２アンダーパーなら結果的にはいいスタートを切れたと思います。狙うは優勝、最低でも優勝争い。そう思って大会に臨んだので、最後までモチベーションをキープして、また祝勝パーティーを開いてもらえたら最高ですね」。
日本女子アマに続いて二つ目の“日本タイトル”を狙う高橋。ホールアウト後は、スタート時点の緊張はどこにあったのかと思わせるほどリラックス状態になっていた。
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