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競技報告
【2日間首位を譲らず日本タイトルを制覇した石井幹】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
後続に1打差をつけての首位で迎えた最終ラウンド。前夜は東京にいる仲間や先輩達からの連絡で、「優勝目指して頑張れ」と激を受けた石井幹。今年グランドシニア2年目の71歳は、「ドキドキする歳でもない」と言いながらも、闘志を内に秘め、この日のティーオフに臨んだ。

なんと言っても、石井の武器は大きな体から繰り出すドライバーショット。その飛距離は他の選手を圧倒する。今週は確実にフェアウェイを捉え、セカンドショットを短いクラブで打てる事で、気持ち的に余裕を持つことが出来たのだろう。
前半9ホールを1バーディ・1ダブルボギーの37とし、通算2オーバーパーで迎えた10番ホール。30cmのパーパットを外しボギーとしてしまうが、「仕方ない。ミスはアマチュアには付き物」とすぐに気持ちを切り替え、慌てる事はなかった。石井を追いかける選手達が、難しいコースコンディションに苦戦。スコアを落していき、途中から独走状態となった。結果的に2位に4打差をつけ、嬉しい初タイトル戴冠となった。

日本タイトルは、2013年の「日本ミッドシニア選手権」の4位が自身最高位。昨年の本選手権は29位タイで、今年はシード権が獲れる10位を目指していたという石井だが、「まさか優勝できるとは」と驚きの表情を見せた。ディフェンディングチャンピオンとして迎える来年に向け、「まずは健康管理をしっかりします。家族みんなも応援してくれていますし、来年も頑張ろうと思います。」と意気込みを語りコースを後にした。

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