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競技報告
【池田勇太は死力を尽くしてのトップ通過】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
「今は、立っているのがやっとで…休みたいです」トップ通過を決めた直後の池田勇太のこの言葉に嘘はない。それを証拠に、プレスインタビューの直後は、へたり込んでしまった。それだけ、過酷な1日を過ごした池田は、「負けないぞという気持ちがあったんですかね。褒めてください、俺を」と自画自賛した。

第1ラウンドから池田の猛チャージが始まる。10番ホールからのスタートでいきなり連続バーディを奪うと、その後2度の連続バーディで前半だけで6アンダーパーを叩き出し、後半も2つスコアを伸ばして、7アンダーパーで単独首位に立つ。続けて行われた第2ラウンドでも7番を終えて3バーディと後続を突き放しにかかる。この日唯
一といっていいミスは9番(パー5)のダブルボギーだけ。後半も2つスコアを伸ばして、2位に3打差の10アンダーパーでUSGAマネージメントディレクターを務めるジェフ・ホール氏から本選出場の「ゴールデンチケット」とトップ通過者だけに贈られるシルバーメダルを手にした。

池田は、最終予選を通過したのは今年が初めて。全米オープンには2010年以来2度目の出場となる。「出たいという強い気持ちがあった。もう1回出場することが出来て、良かったです」と疲れの中にも笑顔を見せる。その全米オープンの魅力を問われ、「水曜日ぐらいに聞いてください」と笑うほどの疲れは、充実感を伴う心地よいものだったに違いない。

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