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Championship Reports
競技報告
【吉本ここねは終盤のバウンスバックで優勝争いに残る】
第3日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
「あっ、またボギーにしちゃった」
第3ラウンドを首位でスタートした吉本ここねは、“ボギー病”にかかっていた。クラブ選択が間違っているとは思えない。ミスヒットでもない。それでもグリーンを狙ってのショットがショートする。アプローチが寄らない、パッティングが決まらない。負の連鎖だった。12番までに5ボギーと一気に後退していった。

連鎖を断ち切るきっかけになったのは、13番(パー4)だった。距離の長いパー4で、第2打で手にしたのは5番ウッド。「ピンをオーバーしてもいいや」と思い切りよく降り抜くと、ボールはグリーンのほぼセンターをとらえていた。思い切りが悪かったのかもしれない…そのことに気づかさ
れた1打であった。そして、続く15番(パー5)で第3打を2.5メートルにつけて初バーディを奪うと、17番、18番の2ホールを連続バーディに仕留めて、通算1オーバーパーにまで戻してホールアウトした。

「最終ラウンドは、今日と同じようなミスはしないように。終盤に取り戻せた自分のゴルフで粘り強く戦います」
これが、アマチュア最後の試合。心残りがないように全力を尽くす。それだけを胸に最終ラウンドに臨む。

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