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競技報告
【湯浅芹がロストボールにもめげず後半爆発してトップタイに】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe
「一瞬、頭の中が真っ白になりました」。第2ラウンドに68のベストスコアをマークしてトップタイに立った湯浅芹は、最初に16番のトラブルを振り返った。10番からのスタートで1アンダーパーで迎えたパー3ホールである。ティーショットが右に飛び出し、二つあるバンカーの間に落ちた。そこまでは、ティーインググラウンドで確認していたという。ところが、落下地点にいってみると、ボールが見当たらない。同伴競技者に競技委員も加わって探したが見つからなかった。マウンドではねていってしまったのか、伸びたラフの芝生に潜り込んでしまったか…。結局ロストボールということで、打ち直しに戻らなければならなかった。ダブルボギーになっ
た。
湯浅は、気持ちを切り替えた。「ここは、スコアを考えずに、1打に集中していこう」。後半にターンして1番で下り5メートルほどのバーディパットが決まった。さらに、4番(パー3)、5番(パー5)と連続バーディ。7番(パー3)でも7メートルを決めてロストボールで失った2ストロークをおまけつきで取り戻していた。

この大会には中学1年生から3年連続3回目の出場になる。「中学最後の大会なので、優勝したいという気持ちが強くなりました。それで、春から“優勝するためには、何が必要なのか”と考えて、自分なりに見つけた答えはパッティングの向上でした。短い距離を中心に、フェースの芯でヒットすること。それを常に同じリズムのストロークすること。友人のお父さんのアドバイスで練習グリーンにメトロノームを持ち込んでそれに合わせて打ち続けました。家の中でも、やりました」
これまでの練習はショットが中心だった。「ショットは大好きです。持ち球はドローボールで、自信があります」。確かに、風の中でのプレーとなったこの日も、湯浅のショットは風に負けたり、流されることなくターゲットへ直線的に向かっていった。そのショットに練習を積んできたパッティングが噛み合っての後半の4バーディであった。

「ホールアウトして第2日ゴルフを振り返ったとき、あのロストボールがあったからこそ、68というスコアが出たのかな…と思えました。集中力も増しましたから。明日は4アンダーパーを目標にしていきます。今日の後半と同じ気持ちでプレーしたいです。一番入れちゃいけないところには打たないこと。ステディーなプレーでパッティングで勝負できるゴルフを組み立てていくこと。それをテーマに中学生活の有終の美…といきたいです」
中学生とは思えないほどの思考回路の持ち主である。目標達成に向けて、これ以上にないポジションを確保した。

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