米澤蓮が7バーディ・ノーボギーでこの日のベストスコアタイの7アンダーパー65をマークし、通算11アンダーパーで首位と2打差の3位タイに浮上してきた。前日は前半を4アンダーパーで折り返し「まずまずのスタート」を切ったにもかかわらず、後半はパットが入らず、スコアを伸ばすことができなかった。「2.5メートルくらいのパットが全然入らなくて、それがストレスになってショットにも」悪影響を与えた。この日はその反省を踏まえ「気持ちをリセットして」臨んだ。10番ホールからスタートして、13番から3連続バーディを奪い、ハーフターンしてからも1、4、7、9番でバーディを獲った。「昨日より雨や風が吹いて難しいコンディ
ションの中で、ノーボギーで回れて非常によかった。上位陣が足踏みをしていて、昨日よりいいプレーができて優勝争いに加われた」と納得の表情だった。
先週は長嶋茂雄招待セガサミーカップに出場し、通算8アンダーパーで見事にベストアマチュアを獲得した。日曜日にプレーを終え、そのまま関西へ移動し、月曜日は本選手権の練習ラウンドをこなした。「いい緊張感の中でこの2週間を過ごせている。集中力を切らさないように、あと2日間を乗り切っていきたい」と充実しているようだ。
今シーズンの彼は目覚ましい活躍を見せている。関東学生ゴルフ選手権優勝、東北アマチュアゴルフ選手権優勝、日本アマチュアゴルフ選手権3位、そしてアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップでは優勝した浅地洋佑に1打足らず2位だった。好調を維持し、本競技でも上位へ顔を出してきた。「明日も気を引き締めて、日を追っていいスコアを出していければ、優勝のチャンスはあるかな」と「日本」タイトルを狙う。
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