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競技報告
【単独首位スタートも初優勝を逃して2位に終わった手塚は悔し涙】
第4日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe / Y.Kawatani
通算10アンダーパーで2位と1打差ながら単独首位で最終ラウンドをスタートした手塚彩馨。

最終組での優勝争いという独特な緊張感の中、4番でボギーが先行、7番もボギーとし、前半で同じ組でプレーする佐藤心結に並ばれてしまった。「今日は、昨日よりショットがグリーンに乗らなくて、バーディチャンスにつけられずに耐えるゴルフになってしまった」と、スコアを伸ばせないまんじりとした展開を振り返る。

それでも、3メートル前後のパーパットをねじ込む粘りを見せて、14番でバーディを奪ったが、このバーディが最終ラウンドで唯一のものとなり、終わってみれば、1バーディ・2ボギーの73でホールアウト。通算9アンダ
ーパーで尾関に1打及ばず、2位に終わった。

「いつも最終ラウンドにショットが悪くなってしまって、それが課題だと改めて気付かされました。でも、ショットが悪いなり耐えて出来ました」と話した直後、手塚の目に悔し涙が光って見えた。

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