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競技報告
【中島啓太はイーブンパースタートも「バーディを狙っていくゴルフだけではダメ」と泰然自若】
第1日 競技報告:三田村昌鳳 写真:W.Yoshitaka
現在世界アマチュアランキング1位。プロ転向した金谷拓実と、アマチュア時代にいつも行動をともにしていた。ナショナルチームの合宿やJGA派遣の遠征などでは、いつも同部屋で、年長の金谷から大いなる刺激を受けていた。いまこそ、その中島啓太(那須小川GC)が本領を発揮するときと見られている。その金谷の道を追いかける中島にとっては、是が非でも獲りたい日本アマチュアゴルフ選手権のタイトルだった。二人が日本アマで初めて競ったのは2015年の第100回記念大会だった。最後のマッチプレー形式の争いだった。

決勝マッチは、36ホール。そのとき中島は、10and9の大差で破れている。金谷は、17歳51日。そして
中島は、15歳19日。どちらが勝っても2004年大会の李東桓の17歳92日の日本アマ史上最年少優勝記録を塗り替える戦いだった。新しい世代の風が吹いてくる大会だった。

それから6年が過ぎて、金谷はプロ転向し、中島は、21歳。日本体育大学3年生になっている。
8時50分。雨天のために30分ほど遅れてのスタートだった。中島にとって6度目の日本アマである。
3番でボギー。そして8番でもボギーとし前半を38で折り返した。「調子が悪いわけではないんです。前半は、流がつかめなかったですね。3番のボギーは、仕方ないにしても5番、9番のパー5でバーディチャンスを逃したのがミスですね」と言う。大利根カントリークラブは林間コース。その木々の上の風が読み取れなかったという。
「それでも、後半はボギーフリーでプレーできたのが、きっと明日につながってくれると思っています」
11、13番、いずれもパー5でバーディを奪い2アンダーパー。パープレーでホールアウトした。

「距離がしっかりとあって、しかもグリーンは固くて速いので、自分としてはフェアウェイから上りのラインが残る攻め方をしていきたいと思っています。ですから、ティーショットで、ドライバーを使わないホールもかなりありますね。はい。ドライバーは、7ホールぐらいだと思います。(今日の)目標はアンダーパーで回りたかったのですが、ひとつ足りませんでしたね」と語った。

このコースの難しさは、むやみにバーディを狙っていくと大きなミスを誘発することだという。「バーディを狙っていくだけのゴルフは、だめだと思っています。無理をしたらピンチの可能性がいくつもある。ですから、落ち着いてプレーすることだと思います」あくまでも冷静沈着に、無理せず着実にパーを重ねて、そのなかでバーディにつなげていくというのが、第1ラウンドの心情だった。

もちろん、中島は、そんなプレースタイルを明日からも続けていくという。
焦りは禁物ということだろう。それに自分から仕掛けるのは、全体のゲームの流れを見極めてからでも十分なのだ。世界アマチュアゴルフランキング1位の貫禄と見えた。


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