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競技報告
【星川ひなのが史上6人目の日本女子学生に輝く】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
日本大学4年の星川ひなのが、最終日を3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの73でまわり、2位に2打差をつけて優勝を飾った。前回大会に続いての連覇は史上6人目の快挙となった。

スタートホールから連続ボギー、苦しい立ち上がりだった。それでも、続く3番ホールでバーディを奪いバウンスバック。その後はバーディこそなかなか奪えなかったものの、ボギーを打たない耐えのゴルフを貫いた。極めつけは9番ホール、3打目でグリーンをとらえることが出来ず、左10ヤードのラフに入れてしまったが、58°のウェッジを使用して打った放物線が、見事カップに吸い込まれた。完璧なショットに見えたが、実は本人としては「強く入ってし
まったのでラッキーでした」と振り返った。
後半に入ると再び我慢のゴルフが続き15番ホール終了時には首位で2名が並ぶ展開。そこから16番、17番で連続バーディを奪い、優勝争いから抜け出し連覇を達成した。

連覇を達成した星川だが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になった本選手権。実に2年越しの優勝となるが、3回中2回の優勝という見事な勝率だ。1回目と2回目の優勝の違いについて聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。
「今年は、同じ優勝でも危うくて、勝ち方が自爆しながらの優勝みたいな感じでした。でも、今日は1日を通して余裕があったというか、連続ボギースタートでも焦ることなくできたし、ダブルボギーのあとでも、ここからバーディを取ればいいやという気持ちでできたのが良かったと思います。最上級生になって、今年は勝たないといけないという考えになったので、正直不安はあったけど、その中で自信を持って勝つことが出来たことは成長できた部分かなと思います」
最後の日本女子学生は、苦しみながらも成長の証を見せた集大成の優勝だった。

同世代は高校を卒業してプロ入りを決断する選手も多かったが、星川は「当時自信がなかった」という理由から大学進学を決めた。それでも今ではハッキリと言う、大学に進学して良かったと。
「大学生活を経験出来て良かったし、確実にこの4年間で成長できたし自信がつきました。技術的な部分ももちろんつきましたけど、大人の人間として作法とかそういったところを学びました。コロナのことも大きいですけど、いろんな方への感謝の気持ちを感じられるようになりました」

さらに続ける。
「私がゴルフをやる理由は、家族を喜ばせる為だと思っています。2ヶ月前に父を亡くしてしまって。。。今回、家族を喜ばせる結果は出せたと思います」
涙ながらに語るその言葉に、天国にいるお父さんも間違いなく喜んでいるはずだ。

機は熟した。4年前にはなかったプロになって戦える自信もついた。今後は、プロゴルファーへの道を目指すことになる。

「多くの人に愛されるプロゴルファーになりたい」
日本女子学生連覇の次は、プロゴルファー星川ひなのの誕生を、天国のお父さんに報告する。


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