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Championship Reports
競技報告
【暑さと風、グリーンコンディションに苦しんだ試練のムービングデー】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
通算16アンダーパーで2位の韓国に5打差をつけてムービングデーをスタートした日本チーム。一気に優勝に王手をかけたいところだったが、連日の暑さに加え、気まぐれにコースを吹き抜ける風、さらに昨夕のスコールによるグリーンコンディションの変化に対応しきれず、3日間で初めてチームスコアを1つ落とす試練の1日となった。

個人戦で首位に立ち、ここまで日本チームを牽引してきた橋本美月。ムービングデーも3番ホールでバーディを先行させて、後続の差を広げるものと思われた。しかし、「風もあって、アイアンショットの縦距離にばらつきがあった」と、この2日間との微妙な違和感を持っていた。それに加え、「パッティングが…
ラインもうまく読めていなかったし、思うようなストロークもできなかった」と、不安を感じていた。6番でボギーを叩き前半はパープレー。後半も12番でボギーが先行する我慢の展開を強いられる。それでも、パーを積み重ね、この日1オーバーパーで迎えた最終ホール。「今日は絶対にパープレーで終わたい」と気持ちを込めたティーショットが左に出て、「正直焦ったけれど、結果的には悪くない位置で距離も出ていた」というラッキーもあってパーオン。「短い距離ではなかったけれど、最後になってようやく良いパッティングができた」と3日連続のバーディで締めて溜飲を下げた。「個人戦もチーム戦も優勝できれば一番いいと思います。でも、とにかく自分を信じて、やれることをしっかりとやりきる。そういうプレーがしたい」と、エースの覚悟を見せた。

ニュージーランドに1打差に詰め寄られた日本チームだが、貴重なリードを守ったのは、手塚彩馨の奮闘があったからこそ。「今日は絶対にアンダーパーでプレーしたいと思っていた」と意気込んでティーオフした手塚。その思いの通り、2、3番で連続バーディを奪取。4番も完璧な2打目がピンを刺し1.5メートルにつけて、3連続バーディかと思われた。しかし、このパットを決めきれず、5番でボギーと、良い流れが断ち切れてしまう。このミスを取り返そうとしたが、昨夕の雨で重くなったグリーンスピードにタッチを合わせきれず、焦りばかりが募っていく。9番で痛恨のダブルボギーを叩き、前半を1オーバーパー。後半は、ティーショットが復調し、15番でバーディを奪取。最終18番でセカンドショットをグリーン右に外してしまいボギーフィニッシュとなってしまったが、この日1オーバーパーと粘り抜いた手塚の殊勲のプレーが、日本チーム首位堅守につながった。「今日は、暑さとうまくいかない焦りもあった。その中で、後半持ち直したドライバーが、明日のプレーにつながると思う。明日は自分のベストを尽くして、スコアを伸ばせるように頑張りたい」。手塚には、今日のラウンドで溜まった鬱憤を晴らすプレーを期待したい。

上田澪空にとっての第3ラウンドは、厳しい1日となった。高温多湿のシンガポール。この日は特に早朝から強い日差しが身体を焼き、ひどい暑さを感じる状況だった。「パッティンググリーンでスタート前に練習をしましたが、暑さがひどくて集中できていなかったかもしれません。雨があって、昨日までとはグリーンコンディションも異なっていることは感じていたのに、タッチを合わせきれないまま、スタートしてしまいました」と、1日を振り返り始める。「今日は、アイアンショットの手応えは良くて。ピンまっすぐに打てていた」と、調子自体は決して悪くないようだったが、「そのショットがフォローの風に乗ってしまい大きくオーバーしたかと思えば、別のホールでは、グリーン手前にショート…技術面というよりも考え方が少しずれていた」と、状況判断を誤り、苦しい展開を強いられた。前半は7番の1ボギーでしのいだものの、後半に入ると、体力回復のために奨励されている水分補給と補食もうまく行えず、12番でボギー。13番では2打目をハザードに打ち込むミスで連続ボギーを喫してしまう。14番でこの日初めて、そして唯一のバーディを決めたが、その後3ボギーを叩き、この日1バーディ・5ボギーの76で不採用スコアに終わった。「今日で貯金を使い果たしたので、最終ラウンドは攻めていきたい」と語った後、思考を深める上田の姿があった。その胸に去来したのが最終18番ホールのプレー。風向きを読みきれず、2打目をグリーン右に外してしまったが、アプローチでストレートラインに寄せてのパーセーブ。「距離が残ったときに、ピンばかり狙うのではなく、簡単なラインにつける意識を持ちたい。メリハリが効いたマネジメントを心がけたい」。ナショナルチームで教え込まれてきた事前準備とコースマネジメントの重要性。それを徹底する理由を上田は今日のプレーで身を持って知ったことだろう。失敗や反省から得られることは、成功体験よりも大きなものになることがある。上田がそれに気づいたことが非凡さの現れであり、第3ラウンドで得られたことは不幸中の幸いだった。明日の18ホールでリベンジの機会があるのだから。「明日は自分の最高のパフォーマンスを出せるように」上田自身のポテンシャルとナショナルチームで得られたものを表現すること。それが上田の最高のパフォーマンスとなる。

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