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競技報告
【最後の日本女子学生を戦う選手たちの活躍を追う】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
伊藤花
園田結莉亜
8月23日に大山ゴルフクラブで開幕した2023年度(第59回)日本女子学生ゴルフ選手権競技。48名の出場選手のうち4年生は15名。最後の日本女子学生を戦う彼女たちの活躍に注目したい。

現在の大学4年生は2020年に入学。入学して間もなく新型コロナウイルス感染症が流行し、その影響もあり、活動も限られてきた。そんな中でもそれぞれが充実した大学生活を送ってきたようだ。

1人目は、第1ラウンドを5バーディー・2ボギーの69、首位と1打差の3アンダーパーで終えた飯村知紗(日本大学4年)。最後の日本女子学生を迎える舞台、大山ゴルフクラブは今年初めてラウンドするというが、苦手意識はなく思い切って
飯村知紗
庄内理湖
攻めることができる、と手ごたえを感じている。2度目の本選手権出場となるが、初出場した2年前はカットという結果に終わっており、今年こそはという想いも強いがそれだけが理由ではない。
現在、日本大学女子ゴルフ部のキャプテンを務める飯村に大学4年間での思い出を聞くといろんな方への感謝の言葉が次々と出てきた。「入学した時は、コロナもあったかもしれないですけど、ゴルフが上手じゃありませんでした。監督や小野コーチ、仲間にたくさんゴルフを教えてもらいながら成長することが出来ました。集大成の大会になりますし、キャプテンとしても結果を残していきたいです。」キャプテンとして、結果で恩返ししたい。

2人目は庄内理湖(大阪学院大学4年)。第1ラウンドはティーショットの不調もあり、自分が考える戦略通りにできなかったと反省する通り、5オーバーパーと出遅れてしまった。2日目の巻き返しを狙う。庄内にも4年間の大学生活を振り返ってもらった。
「1年生の時、学校も部活も試合もなく、何に対してゴルフを頑張ればいいんだろうと、モチベーションが下がった時もありました。でも周りがみんな頑張っていたので、私も頑張って練習してきました。2年の日本女子学生では残念ながらカットで悔しい思いをしたんですけど、去年は最終ラウンドの中止はあったけど、4位タイで終わる事が出来たので頑張ってきて良かったなと思えることができました。1年間がもったいなかったという感じはあるんですけど、私はその1年間をずっと練習してきたので、そういう気持ちにならずにこれたと思います。」現在は大阪学院大学の女子のキャプテンを務めているが、「正直、自分のことしか考えてこないでやってきたので、20人ちょっといるメンバーをまとめるとなると、自分のこともままならずだったので、全員のこととなると難しいです。けれど、これからの人生にとってもすごいいい経験になっていると思っています。」
今後はプロ入りを目指すという庄内だが、まずはこの日本女子学生第2ラウンドでビッグスコアをマークし出遅れを一気に巻き返して予選通過を目指す。

続いては、1アンダーパーで好スタートを切った園田結莉亜(東北福祉大学4年)。2年前の日本女子アマチュアゴルフ選手権で、本選手権の舞台となる大山ゴルフクラブをプレーしカットの悔しい思いをしただけに、今年の本選手権の舞台が大山ゴルフクラブということを知り少し嫌な気持ちがあったそうだ。しかしながら、その時の経験が生きたのか、ダメなところはダメ、攻めるところは攻めるとマネジメントでしっかりスコアを作ってきた。園田も、飯村や庄内同様に入学当初は、新型コロナウイルスの影響で1年の時は日本女子学生も含め対外試合などはなく非公式戦1回のみ。「大学生ってどんななんだろう」とずっと考えていたという。しかし、2年生になるとこれまでの生活とは一転、試合や合宿などゴルフずくめの生活で、忙しいながらも日々が充実するようになったそうだ。
そんな充実の大学生活の集大成となるのが、本選手権。園田にとって大学ゴルフ生活の最後の大舞台になる可能性もある。2000年の本選手権が中止となってしまったが、2001年は4位タイ、2002年は34位タイ。今年狙うのは当然優勝だ。「目の前の一打にベストを尽くして、それが結果に繋がればいいなと思います。」最後の大舞台で優勝を狙う。

最後は、今年本選手権初出場となる伊藤花(東北福祉大学4年)。「緊張しなかった」と初出場ながら堂々のイーブンパー、13位タイで2日目を迎える。東北福祉大学に入学して以降、「日本女子学生ゴルフ選手権に出場したい」という気持ちをずっと持ち続けてきた。それが4年生の最後のチャンスでついに叶った。伊藤にも4年間の思い出を聞くと同級生に対する感謝の言葉の数々だった。「同級生が7人いるんですけど、本当にその子たちに救われました。コロナ期間、試合がない中でもいろんなコーチや大学関係の方に掛け合ってくれて、勉強させていただいたりしました。周りの人に助けてもらいながら精一杯の成長ができたと思います。最後の日本女子学生に出場が決まった時も、良かったねって言ってくれて本当に嬉しかったですし、同級生の力は本当に強いなと思いました。」そんな同級生たちと出場する日本女子学生も残り36ホール。これまでの自己ベストスコアは70、この日本女子学生の大舞台で自己ベストの60台を目指す。

くしくも、現在首位を行く高木美咲も明治大学の女子主将を務める4年生だ。
「大学で初めて団体戦に参加して、チームの団結力、最後まであきらめない気持ちを学び成長できたと思うし一番の思い出です。」最後まであきらめない心が、残り36ホールピンチに陥ったとしても乗り越えられるはず。

これまでの経験を武器に戦う4年生の活躍が目覚ましい。残り36ホール、最後の大舞台に臨む彼女たちの活躍に注目したい。

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