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National Sports Festival/Sports Masters Japan
[ 国民体育大会・
日本スポーツマスターズ ]
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競技報告
第1日報告
第1日 競技報告:JGA
日本スポーツマスターズ2004は22日から24日までの3日間、福島市を中心に県下12の市町村で陸上、バレーボール、テニスなどの12競技がそれぞれ行われた。ゴルフは須賀川市の宇津峰カントリークラブで男子、矢吹町の矢吹ゴルフ倶楽部では女子の各第1ラウンドの18ホールストロークプレーを行った。

 スポーツマスターズ競技は2001年の創始で、ゴルフは55歳以上の男子と50歳以上の女子が技を競う国民体育大会のシニア版で、本年は第4回目の大会になる。

 男子は昨年、地の利を生かして初優勝した神奈川にかわり、遠来の大分県が大健闘し、トータル141打(松本康秀=72、竹内利久=73、中島文章=69)で2位の山口に1打の僅差をつけてトップに立った。神奈川は150で首位から9打の差をつけられた。個人は大分の中島文章(大分)が69(-3)の好スコアを出し、吉村和正(山口)を1打抑えて首位を占めた。大分は昨年、中島を中心にしたチームで9位だった。

 一方、女子は栃木が155にスコアをまとめ、地元の福島に2打の差をつけてリードした。個人は地元、福島の高木美知子が75(+3)をマークしてトップ、日本女子シニア選手権の優勝経験者、種田由紀子(兵庫)は77で4位タイ。同じく同選手権一昨年の覇者、福井和子(福岡)は83を叩いて42位タイと振るわなかった。最終日の24日は引き続き男女の最終ラウンドの18ホールストロークプレーが宇津峰、矢吹両コースで行われる。

【みちのくのゴルフ大会から地元、福島のために気を吐いた高木美知子さん】
 世界的な医学者、野口英世のふるさと福島県で、生涯スポーツを目指すベテラン男女アスリートたちによる、『日本スポーツマスターズ2004』が始まった。福島市を中心に12の競技でベテランたちが郷土の栄誉を担い、〝若さ〟と〝持てる力〟を競ったが、ゴルフ競技の女子でホスト県、福島代表の高木美知子さん(いわき市)が第1ラウンドを終え、75のスコアでトップに立つ快挙があり地元の関係者は大喜びした。

 福島県ゴルフ連盟の関係者によると、高木さんはパワーもあり、スポーツマスターズは今回で3度目の出場になるそうだ。女子競技の行われた矢吹コースは丘陵地帯にあり、トリッキーなホールが多いが、高木さんはこの難所続きのホールを地の利を生かして乗り切り、好スコアに結びつけた。難所に手を焼いた強豪が続出する中、高木さんのゴルフは何度かプレーした経験が存分に生かされたようだ。

 福島県出身のゴルファーが全国規模のゴルフ競技で上位に進出して話題になることは初めてのことだが、ゴルフ競技ではしばしば、ホームコースの好条件という言葉通りに高木さんは地元福島県のために気を吐いた。

【大分県勢の快進撃、3人を合わせてもまだ、アンダーパー】
 国体、日本スポーツマスターズにおいて、九州、四国勢の健闘がはしばし話題になるが、今回の日本スポーツマスターズは大分県がトップに立って天気予報の西高、東低の気配だ。男子の大分は昨年、9位にはいる健闘だったが、その時の中核的な存在が個人でもトップになった中島文章さん。個人の力もさることながら、今回は3人のバランスがよく中島の69を筆頭に松本が72、竹内が73。スポーツマスターズは3人が出て上位2人のスコアの合計で争うが、それにしても3人合わせても214だからまだ2アンダーパーだから、いかにチームのバランスがとれていたかが判る。


〈開 催 日〉 9月23日(木)
〈会  場〉 宇津峰(全長6,406ヤード=パー72。参加46都道府県、138人)
       矢吹(全長5,971ヤード=パー72。参加44都道府県、132人)
〈天  候〉 天候 曇り  気温 22.5度 風  東北東 2m/s


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