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National Sports Festival/Sports Masters Japan
[ 国民体育大会・
日本スポーツマスターズ ]
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第2日報告
第2日 競技報告:JGA
男子は山口県が前日トップの大分を抑えて初制覇
女子は愛知県が逆転の初優勝

日本スポーツマスターズ2004、ゴルフ競技の最終日は24日、福島県須賀川市の宇津峰カントリークラブ(全長6,406ヤード=パー72)で男子競技、同県矢吹町の矢吹ゴルフ倶楽部(5,971ヤード=パー72)で女子競技の各最終ラウンドの18ホールストロークプレーを行った。両コースとも好天に恵まれ、男子は前日トップの大分を1打差で追っていた山口が、エース吉村和正(55歳)の2ラウンドにわたるアンダーパーのスコアにものをいわせ、チームトータル2日間286打(-2)という好スコアにまとめて初優勝を飾った。トップにいた大分はスコアのまとめに苦しみ、合計291打で石川と並び2位タイに落ちた。

 個人戦を制したのはチーム優勝山口県の吉村和正で、2日間のスコアは139打(70・69)だった。

 矢吹ゴルフ倶楽部での女子は、2位タイにいた愛知県が個人優勝の藤本恵美子の75を軸に、鎌田喜世子も苦しみながらも83にスコアをまとめ、合計315打で神奈川を1打の僅差で振り切って初めての優勝を飾った。個人は愛知県の藤本喜世子が151打(76・75)で勝った。前日首位の地元、福島の高木英知子は152打で2位、チームは6位入賞の大健闘を見せた。(日本スポーツマスターズのゴルフ競技は、1チームから3人が出場し、ベスト2のスコアで争う団体戦)

【みちのくのゴルフ大会から 
山口県は国体予選にもれた残留組で初の大漁】
 山口県の男子チームは、国体やスポーツマスターズでは上位に進んだ記録がない。だが、今回は長州勢ここにあり、とアッピールするに十分な実績を残した。全国的な競技で山口県の名前がでるのは日本アマに6度の優勝を飾っている名ゴルファー中部銀次郎さん(故人)以来の快挙であろう。

 山口県ゴルフ協会事務局長の山本哲夫さんは『実をいうと今回の3人は埼玉国体の予選敗退組みです。予想外といえば3人に失礼ですが、予期せぬ優勝に驚いています。勝因は3人の結束と吉村さんの大健闘でしょう。2日間、アンダーパーというスコアはまさに驚異です。吉村さんはここ1,2年進境が著しく、山口県のアマ、シニア競技のチャンピオンになりました。いまや県下ナンバーワンの実力者です。若さがありゴルフに取り組む姿勢は真摯です。国体予選の敗退をばねに奮起してくれた結果ですね』と感無量の表情だった。

【個人優勝の吉村さんは個人タクシーの優良ドライバー】
 山口県の初優勝の原動力は吉村の“安全運転のゴルフ”にある。2日間のスコアは139(70・69)。通算すると5アンダーパーという驚異的なスコアだ。2ラウンドを通して『OB』は僅かに1発。いかに安全運転だったかが分かる。昼間にゴルフをやって夜間は本業にいそしむ。『山口県は昨年、この大会で9位でした。今回は思いがけぬ優勝です、これをきっかけに、山口県から優秀なゴルファーがどんどん出ることを望みます。明日からはまた商売、商売』と日本スポーツマスターズ優勝を勲章に、明日からまた、安全運転に精魂を傾ける。


〈開 催 日〉 9月24日(金)
〈参  加〉 男子46都道府県 138人
       女子44都道府県 132人
〈コ ー ス〉 宇津峰CC(全長6,406ヤード=パー72)
       矢吹GC(全長5,971ヤード=パー72)
〈天  候〉 曇り、気温22度

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