昨年2021年の、「日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権」で優勝を飾り、本選手権の出場権を獲得した水上美慧が、4バーディ、6ボギー、1トリプルボギーの77ストローク、5オーバーパーの91位タイで自身2度目の日本女子アマの初日を終えた。
初めて出場した日本女子アマは2010年の高校1年生の時。12年ぶりの本選手権出場となる水上。初出場の前回は117位タイで本選手権の洗礼を浴びた。今回は、女子ミッドチャンピオンの称号を持った上での出場となるだけに結果も残したいに違いない。
ラウンドを終えた水上に初日のゴルフを振り返ってもらった。「ここ最近、ゴルフの調子が悪すぎて、自分のゴルフをするのに
いっぱいいっぱいでした。ただ、日本女子アマに出られるのが10年以上ぶりなので、まわる前からすごいこの大会を楽しみにしていました。
プレーについては、ラウンド中、ショットの悪いところを修正できませんでしたが、何とかアプローチやパターで耐えた1日でした。」
苦しんだ1日だったかもしれないが、前回とはあきらかに違う。
「前回は、森美穂さんとか身近にすごい人がいっぱいいて、緊張しかありませんでした。でも今回はあれから10年以上がたっていて、上手な子たちはいっぱいいるけど、私の方が年上というのもあるし、緊張というよりかはそういう子たちと回れる楽しみの方が多かったですね。」
楽しみといっても、ただ楽しんだだけではない。「前回と比べて年齢も重ねていますし、やっぱり精神的に大人になったと思うし、マネジメントの部分でも調子が悪いなりに攻め方などを冷静に考えられるようになったと思います。」初日の結果としては出遅れたが、予選通過ラインまでは初日終了時点でわずか2打差。間違いなく前回よりも予選通過に近づいている。
水上といえば、日本シニアオープンローアマや日本ミッドアマを制しているトップアマ、水上晃男の義理の娘にあたる。日本女子ミッドアマを制した前回に続いて、今回も義理の父の水上晃男からメッセージがあったそうだ。
「調子が悪いのはわかってくれていたので、上手な子たちとまわるのを楽しみながら、予選通過を目標にやっていければ、自信につながるからがんばっておいでと言ってくれました。」
トップアマの義理の父の言葉を背に、明日は楽しみながら予選通過をかけて戦う。
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