日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権第1ラウンド、昨年本選手権に初めて出場し3位タイの好成績を残した中谷玲が、4バーディ・1ボギーの3アンダーパーで首位発進を決め、2年越しの優勝へ向け絶好のスタートを切った。
この日のラウンドについて中谷は、「前半はパッティングが打ち切れず、なかなかバーディが入らなかったですけど、ショットが一日を通して良かったのでパッティングに集中することが出来たことが大きかったかなと思います」この日の1ボギーというのは、ショットが安定しているからこそだろう。
コースの印象について聞いてみると、「表示の距離より長く感じました。練習ラウンドの時は風もありましたけど、
風が吹くと難しく感じました。今日は幸いなことに風が弱かったので、風が強い時よりはいいスコアが出しやすいのかなと思ってスタートしました」この日、風はそこまで強くはなかったのかもしれないが、それでも各選手が口を揃えて言うとおり、決して簡単に攻略できるコースではない。その中での3アンダーパーは見事としか言いようがない。
昨年初めて出場した本選手権。今年2回目の出場となるが、やはり憧れは強い。
「いろんな事と競技ゴルフとのバランスをとりながら上を目指している方がたくさんいるフィールドなので、カッコいいなと思う先輩方がたくさんいます。その中で私も頑張りたいなと思いますね」
1年目より2年目、昨年大会よりも多くの顔なじみのプレーヤーがいて、本選手権を楽しめていると中谷が話すとおり、日本タイトルを争うこのフィールドの雰囲気に慣れてきたということもあるのかもしれない。ただ、もちろんそれだけではなく、この1年で中谷が成長した部分も大きいのだろう。
「昨年も優勝を狙って2日間プレーしたんですけど、なかなかうまくいかずに最終的には3位という結果に終わってしまいました。明日は明日の風が吹くじゃないですけど、明日も今日と同じようにショットがうまくいくとは限らないので、一打一打に集中して積極的に行くことが全てかなと思います」優勝のポイントは結果を気にせず一打一打に集中すること。
「あまり期待度を上げずに地道に取り組んでいきたい」という中谷が2年越しの優勝を成し遂げることが出来るのか注目したい。
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