今年の関西女子ミッドアマチュアゴルフ選手権チャンピオンの伊藤綾が、本選手権でもその強さを存分に発揮し5バーディ・3ボギーの2アンダーパー。首位と1打差の単独2位につけ、明日の最終ラウンドで逆転優勝を狙う。
この日のラウンドを振り返って、「ショットが切れていたんですけど、最初の数ホールはちょっと緊張して、ボギーを打ったりしたのはもったいなかったかなと思います。でも全体的にショットがすごくよかったです」。
会場のJクラシックゴルフクラブの印象について尋ねると、「フェアウェイが狭くて、少しでも曲がるとラフにいってしまう、そしてグリーンがすごく広いから、面に打っていかないといかないので本当に難しいです」。
今年、関西を制しているだけに、優勝候補の一人であるのは間違いない。それでも伊藤に気負いはない。「気持ち的にどうこうというのはなくて、初めての日本女子ミッドアマを楽しんでいます」。
楽しむことができたのは組み合わせも大きいのかもしれない。この日のラウンドは、北海道を制した能登祐子、関東を制した丸山菜々美、中国を制した須藤悠圭と、各地区の女子ミッドを制した選手たちとともにプレーした。「最初は全然そういう組み合わせだって知らなかったんですよね。後半みんなと話をしていて、そんな組み合わせだったんだと気づきました。それを聞いて、トップ同士のラウンドだったし、やっぱりみんな距離も飛ぶし、楽しくて刺激的な1日でした」。
トップレベルのラウンドを楽しむことで、結果もしっかり残すことができた。
明日の最終ラウンドも、優勝争いに身を置くメンバーとの組み合わせとなるだけに、今日と同じくトップレベルのラウンドとなるに違いない。
「今日はもっとスコア伸ばせたなというのがあったんで、明日雨予報はあるけど伸ばせるように頑張りたいと思います」
ポイントはセカンドショットの距離感と分析。関西に続いて、日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権チャンピオンの称号を取りにいく。
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