下井幹子は4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの1アンダーパーでホールアウト。首位と2打差の3位タイの好スタートを切った。
「今日はセカンドショットがよくついてくれて、パットも入ってくれました」ショットとパットでつかんだ好位置でのスタートだった。
アンダーパーのナイスラウンドにも、その実感はないという下井。それもそのはずというべきなのか、前日の練習ラウンドでは88ストロークの大たたき。イメージは決して良くはない。それでも、気持ちの切り替えができたことが好スコアにつながったのだろう。
「自分なりに開き直ることができました。昨日の練習ラウンドでは怖がってやっていたんですけど、思い切って自分の攻め方で行くしかないと思って今日はプレーしました」前日のラウンドを引きずっていたらこの日のスコアは出なかったはず。まさに開き直りが功を奏した。
下井に「自身にとって日本女子ミッドアマとは?」という質問を投げかけてみたところ、
「目標というか、このためだけに頑張ってきました。ティーイングエリアに立った時も思いましたけど、この場にいられるだけで皆さんに感謝だなと思いました。結果というよりは本当に感謝しかないです」
優勝争いにも「優勝という結果よりも感謝」。この無欲さが今日の結果にもつながったのだろう。明日も感謝の気持ちを忘れずに戦い抜く。
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