昨年大会で3位タイに入り、今年こそは優勝を目指して戦った中谷玲。単独首位に立ち、優勝へ向けて順調な出だしだったが、この日は前日のようなゴルフができずに1バーディ・5ボギーの76ストローク。通算1オーバーパーにスコアを落とし終戦となった。ホールアウト後はうっすらと涙を浮かべるほど、悔しい2位タイとなった。
「前半からボギーが先行してしまった。ショットが乱れてしまったので、なかなかグリーンを捉えることもできずアプローチも寄らない、入らないというのが続いてしまったので、リズムに乗れずズルズルいってしまいました」と絞り出す。
スタートホールから違和感はあった。1番(パー5)のサードショットが想
定外に右に飛んでしまい、その後も左にひっかけるミスショットが出るなど緊張を自覚した。
今年こそは優勝で意気込み第1ラウンドを単独首位で終えて絶好のチャンスとなったが、悔しい結果に終わってしまった。それでも昨年3位、今年は2位と1つずつ順位を上げてきており、周囲も本人も次こそはと期待を高めている。
「この試合に限らず、常にアンダーパーを出せる選手になればここでも優勝が近づくのかなと思うので、これからも取り組んでいきたいです」。
表彰式後、徳島から愛媛に移動して週明けの月曜日には、JLPGAツアーの「大王製紙エリエールレディス」の主催者推薦選考会に出場するという中谷。「マンデーに通って、四国滞在が長くなるように頑張りたいです」。
常にアンダーパーを目指す、その言葉を胸に来年こそは3度目の正直の栄冠を目指す。
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