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9月20日から鹿児島県で開催された「特別国民体育大会燃ゆる感動かごしま国体」が22日に閉幕。天皇杯(男女総合成績)は49.0点を獲得した福岡県と宮崎県、皇后杯(女子総合成績)は34.0点の宮崎県が獲得した。福岡県は2011年大会、2013年大会以来3度目の天皇杯獲得。宮崎県は天皇杯、皇后杯とも初獲得となった。
霧島ゴルフクラブで行われた成年男子は、首位スタートの大分県が粘りのプレーを見せた。石井大聖が連日の68をマークしてチームを牽引すると、後藤大生が73、内藤滉人が76とスコアメイクに苦しんだものの、石井大聖が連日の68をマークしてチーム通算420ストロークで2位の高知県に1打差をつけて初優勝を飾った。個人戦は、首位と1打差の2位でスタートした佐野健太(静岡県)が2つスコアを伸ばして通算9アンダーパーで優勝。岡田晃平(高知県)と首位スタートの下園航太(福岡県)が1打差2位タイで競技を終えた。
女子の部は、鹿児島高牧カントリークラブでの開催。この日大きくスコアを伸ばしたのは、首位の愛知県から5打遅れの6位タイでスタートした宮崎県。前日68でチームトップのスコアをマークした福田萌維がこの日も67をマークして個人戦2位タイに入る活躍を見せると、荒木優奈が連日の70でチームに貢献。1日目に1オーバーパーとスコアメイクに苦しんだ菅楓華も2アンダーパーで競技を終え、宮崎県がチーム通算419ストロークで逆転初優勝を飾った。なお、個人戦は藤本愛菜が通算9アンダーパーで島田ゆら(北海道)、高野愛妃(埼玉県)福田に1打差をつけて優勝を飾った。
過去に日本ミッドアマチュアゴルフ選手権も開催された溝辺カントリークラブが舞台の少年男子の部の優勝争いは、混戦となった。2位タイで2日目をスタートした神奈川県は近藤直杜が68を叩き出しチームを牽引すると、本大志もパープレーにスコアをまとめる。山崎寿咲が74に終わったもののチーム通算426ストロークで競技を終えると、東京都が猛追。小林翔音が6つスコアを伸ばす会心のプレーを見せて個人戦優勝を飾る見事なプレーでチームを鼓舞すると、1日目に76と苦しんだ清水蔵之介も68と奮起。中原拓飛も1アンダーパーにスコアをまとめ、チームスコアを5つのばしチーム通算426ストロークで神奈川県に並び1位を分け合った。東京都は本部門初、神奈川県は2004年大会以来の1位となった。
2024年国民体育大会は、佐賀県での開催が予定されている。
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