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競技報告
14歳の伊藤涼太。目下、腕も技術も成長中
第2日 写真:GARY KOBAYASHI
伊藤涼太と佐藤達也
14歳、最年少の伊藤涼太が昨年に続き2年連続予選を通過して非凡なところを見せた。伊藤は1アンダーパーの143で予選は4位タイの成績だ。昨年の日本アマ選手権は146ストロークで予選をパスし、2回戦に進んでいる。今年の伊藤は体格も一回り大きくなり、骨太になったのが目立つ。『体重は昨年よりうんと増えました』という通り、少年から大人になったという印象が強い。この日は1アンダーパーの71で回っているが、4番(パー5)ではグリーンを狙った150ヤードの第3打が直接カップに入るイーグルを出す離れ業を演じた。『イヤー。選手権競技でイーグルが取れたのは初めてのことです』と目下発育盛りの少年は平然といってのけた。末は大物になりそうな発展途上の少年の競技後の感想である。さらに伊藤は、日本アマの予選上位5人、マッチプレーのベスト8進出者は、今年度の日本オープン選手権の出場権を獲得した。この朗報に『ほんとですか。憧れの試合ですから、嬉しいです』と大喜び。日本オープンは10月14日から石川県の片山津ゴルフ倶楽部で行われるが、伊藤は平成2年の7月生まれだから満14歳と3か月。最年少出場記録を更新する。幼少時代から世界ジュニアゴルフ選手権に優勝するなど注目を一身に集めてきた伊藤は、日本アマでも最年少記録を作り続けている。日本オープンの出場により、またひとつ彼の記録が付け加えられる。

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