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競技報告
林が2連覇に向けて好スタートを切る
第1日
林恵子
阪本知子
高木美知子
第14回日本女子シニアゴルフ選手権競技は11日、福島石川カントリークラブを舞台に女子50歳以上の出場者133人で第1ラウンドを行った。同クラブは、緩やかな丘陵地に富沢誠造氏の設計による27ホールが展開されており、本選手権ではフラットな地形で豪快なショットが要求される東コースと池越えのパー4や500ヤードを超えるパー5など戦略性が求められる中コースを使用している。第1ラウンドは、朝方小雨がぱらつき肌寒さを感じる陽気のなかでのスタートとなったが、午後には天気は回復したものの強風が吹いた。多くの出場選手はめまぐるしく変わるコンディションと雨の影響で重くなったグリーンに手を焼いた。そのなかでトップに立ったのは、ディフェンディングチャンピオンの林恵子(総武)。林は、持ち前の堅実なゴルフで2ボギー・1ダブルボギーの76にスコアをまとめ2連覇に向けて好発進。1打差2位タイには地元福島の高木美知子(いわき)と岡本義子(千刈)。さらに1打遅れて女子シニア初出場の阪本知子(浜松)ら4人が続く。優勝争いは、首位と3打差に11人がひしめく混戦模様となった。

【林が2連覇に向けて好スタートを切る】
本選手権2連覇の期待がかかる中でスタートした林は、1番ホール(パー4)でグリーン奥から3パットのミスを犯して、ダブルボギーを叩いた。しかし、出だしの躓きで「逆に開き直った」という林は、アウトの残りを全てパーでしのぎ、38でハーフターン。後半もボギースタートとなったが、17番まで好調なパットに助けられてパーをセーブする。最終18番(パー4)は「練習ラウンドの時、このホールは自分の飛距離では3オンしかできないと割り切っていた」納得のボギー。この日、76にスコアをまとめて2位に1位打差をつけ、単独首位に立った。ホールアウト後、「2連覇がかかった今年は、これまでの試合と緊張感が違います。そのなかで首位に立てたことは本当に嬉しい」とプレッシャーのかかった1日を振り返って、胸をなでおろしていた。林は、「このコースは、ドライバーをのびのび振れるので自分に合っていると思います」と自信をのぞかせたが、その自信を上回る「連覇へのプレッシャー」と戦っている。「自分がチャレンジャーの気持ちでプレーしています」と追われる立場に立ちながら挑戦者の態度を強調していたが、「それでも、明日になれば緊張してしまうでしょうね」と揺れる気持ちを吐露した。昨年は2打差を逆転しての優勝。初めて追われる立場となった今年、明日の18ホールで林の真価が問われる。

【女子シニア初出場の阪本は78と好位置に】
2002年の女子ミッドアマ優勝の実績を持つ阪本知子(浜松)が、本選手権初出場。阪本の女子シニアは、波乱のスタートとなった。スタートの1番ホール(パー4)で「女子シニア初出場だからといって緊張をしていたわけではありませんでした。何気なく打ったドライバーショットが左にひっかかって」OBとなり、トリプルボギーを叩く。続く2番(パー5)でバーディーを奪い、プレーも落ち着くかと思われたが、3番(パー4)で再びボギーを叩く。阪本は8、9番も連続ボギーとして41で前半を終えた。その後も1メートルほどのパットが決まらず苦戦が続いたものの、後半は1バーディー・2ボギーの37にまとめて6オーバーパー78でホールアウトし、実力の片鱗を見せた。「最初のホールのOBで躓きました。パットの調子も今ひとつで、“アプローチは寄せなければならない”“ティーショットは良い場所に打たなければならない”と自分で自分にプレッシャーをかけてしまう悪循環に陥りました」と今日のプレーを振り返った。それでも、「今日のショット、パットの調子なら85は叩いてもおかしくないプレー。それでもこのスコアにまとめたのだから…」と納得の表情を見せた。「今日一日、女子シニアの先輩方とプレーして、良い勉強になりました。女子ミッドアマに出場する選手は、自分も含めて飛距離を出してスコアを伸ばしていくゴルフ。先輩方は、アプローチやパットが上手で、ショートゲームでスコアを作っていく」と女子シニア初出場の感想を語った阪本。「明日はOBを打たないように…」という言葉通りのプレーが出来れば、阪本の逆転優勝の可能性もある。

【地元福島県から唯一人女子シニア出場を果たした高木が2位タイと健闘】
女子シニア3年連続3回目の出場となる高木美知子(いわき)は、昨年までとは異なるプレッシャーの中でプレーした。それもそのはずで、地元の福島県から本選手権に出場しているのは高木唯一人。仲間達から応援を受けるなかで5ボギーの77にスコアをまとめ2位タイで第1ラウンドを終える大健闘を見せた。「前半はアドレナリンが出ていたのか、ドライバーショットがいつもより飛んでいて自分でも驚いていました」という好調なショットで前半は2ボギーの38でハーフターン。しかし、後半はこの好スコアに「逆にしびれてしまって…。パットの距離感が全く合わなくなってしまいました」と3ボギーを叩く。それでも、5オーバーパー77は2位タイの好成績。「今日は、納得のラウンドです。明日は、普段の練習通り80%の力でショットができれば…」と地元での初優勝に夢を馳せた。

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