高田はイーブンパーの７２、今平に逆転を許したが「スコア的には守りに入ったとみえそうだが、５バーディーをとった。ボギーが５つあるが自分の中では攻めた。満足」といった。
第一日、６４の驚異的なコースレコードをマークした。０６年、同コースで開催の日本オープンでインドの名手ジーブ・ミルカ・シンが出した６５をうわまわる８アンダーパー、大きな“貯金”が優勝戦線で生きた。
新潟・上越市出身、中学１年から日本ジュニアに出場６位、４位、５位と安定した成績をあげ茨城県の水城高校へ。高校１年の昨年は４６位と悔しい思いをしたが、５年目にかける今回だ。腰痛に苦しんでいる。「腰までしかクラブが上がらないこともあった」というが、８アンダーパーで誰も信じてくれないのだ、と笑う。「最終ラウンドはベスト３です」ときっぱり。「消極的にならないための目標です。今日みたいなゴルフはしたくない、でも大崩れはいやだ。良ければ優勝、悪くて３位、ちょうどいいんです」５回目出場のベテランらしい目標設定なのだ。
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