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Championship Reports
競技報告
【終盤の逆転劇の主役となったHanとYang】
第3日 競技報告:JGA
Jung-Eun Han
30回記念となるクィーンシリキットカップの優勝争いは、日本と韓国の一騎打ちとなった。優勝杯をめぐる戦いは、第1ラウンドは快晴、翌日は雨、そして最終ラウンドは、5メートルを超える風と1日ごとにめまぐるしく変わるコンディションが象徴したかのように1ホールごとに首位が入れ替わる混戦となった。

韓国チームはエースのYoon-Kyung Heoがこの試合思わぬ不調で2日間とも不採用スコアとなったが、Jung-Eun Hanが個人戦首位のほか、Soo-Jin Yangも好スコアをマークして、第2ラウンドを終えて日本チームに1打差の2位につけていた。スタート前、韓国チームはエンジンを組んで気合を入れる
Soo-Jin Yang
と、ライバルの日本を猛追する。Hanが2番で2メートルのバーディーパットを決めると、7番1.5メートル、9番では9メートルのロングパットをねじ込み前半34。後半も10、13、14番でスコアを伸ばして日本を追い詰めると、16番で1メートルのバーディーパットを決めた。

このとき、チームスコアでは日本チームが韓国にリードを取っており、このまま日本チームが逃げ切るかと思われた。しかし、勝負のかかった終盤でYangがバーディーを奪って日本を逆転すると、Hanも最終ホールで3メートルを決めて見せた。Hanはこの日、8バーディー・ノーボギーの完璧なゴルフ。個人戦でも優勝を飾る活躍で逆転優勝の立役者となった。この日のベストスコアの66をマークしても「今日のプレーには満足できない。決め切れなかったバーディーチャンスもたくさんあったし」と不満顔でプレーを振り返った。「どうしても勝ちたかった。日本チームと1ストロークで争っていることは、プレー中も意識していた。でも、焦りは無かった。逃げるより追いかけるほうがチャンスがあると思っていたから」としてやったりの表情のHan。15歳でナショナルチームメンバーとなっているHanの強さが際立った今年のクィーンシリキットだが、恐ろしいのはHanよりも強い選手がいるという韓国の選手層の厚さ。これからも韓国の時代が続くのだろうか。

Hanとともに、逆転優勝に貢献したSoo-Jin Yang。エースのHeoがこの日も不調で韓国チーム優勝の鍵を握ったのが、Yangだった。「優勝争いの緊張は無かった」というが、スタートホールでティショットを左のラフに打ち込みボギーを叩く。直後の2番ですぐにスコアを戻すが、3番で再びボギーと不安定な立ち上がり。その後、14番でバーディーを奪ったものの、その他のホールは全てパー。追いかける日本チームもスコアを伸ばせず、一進一退の様相の中、16番を終えた時点で韓国が日本にリードを許していることを知らされたYangは勝負強さを見せる。

17番で2メートルのバーディーパットを決めると最終ホールもバーディーで締めくくり、1アンダーパーでホールアウト。終盤2ホールのバーディーで韓国の逆転優勝を呼び寄せた。「今日はショットが良かった。でもパッティングのタッチが最後まで合わなくて、なかなかバーディーを奪えなかった。満足できるプレーではない」と優勝の嬉しさも半分といった表情を見せる。アジア太平洋地区最強の韓国チームを率いたキャプテンのHyung-Mo Kangは、「選手たちが良くやってくれた。優勝できたことは、ラッキー。3人が最後まで諦めず、精一杯のプレーをしてくれたことが本当に嬉しい」と11度目の優勝をプレゼントしてくれた選手たちの労をねぎらっていた。


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