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競技報告
【新里は今日もスコアを伸ばせずトータル5オーバー】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
「本当にすみませんでした」と、ホールアウトした新里は里深キャプテンの顔を見るとそのままその胸で号泣した。

昨日、極度の緊張とプレッシャーで全く自分のゴルフが出来なかった新里は、「昨日よりは落ち着いていたつもりなんですが、今日はやらなくちゃ、と思って空回りしました…」と、2日目も2オーバー・76、トータル5オーバー・153ストロークとスコアを伸ばすことが出来なかった。

スタート1番から、3パットのボギーとして慌てた新里は、3番でもフェアウェイ右のバンカーからグリーン左のブッシュに打ち込み、今日もボギーの先行する苦しい展開に。しかし、6番でグリーン手前のラフから30cmにアプローチを寄
ホールアウト後、里深キャプテンの胸で悔涙にくれた
せ、ひとつスコアを戻すと、圧巻は8番パー5。チャンスホールなだけにバーディの欲しいところだが、新里のセカンドショットは左のラフへ。あわやOBの大ピンチを迎えた。しかし、ピンまで65ヤードのこのアプローチをなんとチップインイーグル。苦しい試合を続ける新里の起死回生のショットに地元ギャラリーが沸いた。

この一打でイーブンパーまでスコアを戻した新里だったが、熱射病で棄権者が出るほどの連日の蒸し暑さに、刻一刻と体力・精神力を奪われ、その後もやはりショット・パッティング共にいつものキレが戻らない。「ウッドが左に行きやすいので、左に木が迫り出している11番は苦手なんです」と、ターン直後の11番でティショットを左ラフに打ち込みボギーとすると、せっかく戻したスコアをまた落としたショックを引きずったのか、12番、14番でもティショットを左に曲げてボギー。最終18番で、「やっとシュミレーション通りのゴルフが出来ました」と、フェアウェイ真ん中から新里らしいショットで、ぴたりとピン手前につけてバーディを奪うも、時既に遅く、結局1イーグル・2バーディ・5ボギーの2オーバー・76とまたもチームに貢献することが出来ず、目を赤くしてうなだれた。

「2日間共、チームに貢献出来ず、高校生2人の重荷になってしまっているので、明日こそは迷惑をかけずに引っ張れるように頑張ります。明日は体力も落ちてきているし、精神的にも負荷は大きいですが、全てを振り絞ってバーディを獲りにいきます。」と、悔し涙に最終日の巻き返しを誓った。



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